八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

三密行の実践

2011-10-19 20:52:14 | インポート
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急激に寒くなりました。

気温差に弱いお子さんやご老人のいらっしゃる家庭は風邪にお気をつけ下さいませ…。


家では早速発熱です。1日で元気になりましたが…『鼻が詰まって臭いがわからない』との事です。

五年使った加湿器がダメになった為に買い換えどうしょう?
と迷ってましたが‥。

前のはネットで調べて買ったシンプルな上に価格も安いし電気代もお得でしたが手入れを定期的にしてもカビが生えやすかったので今度は日本製のキチンとしたのにしょうかなあ?

でも高いし‥。

と思ってたら‥。

雑貨屋サンで可愛い羊を発見しかも長時間使える‥。


何日か悩み家族に見てもらい‥やっぱりこの子にしました。

喉が風邪で中々治らないのでユーカリとティートゥリーを入れて加湿中。


凄い勢いで蒸気が出るんで今までの感覚で最強にして朝起きたら…。


床がビショビショでした…。


やはり気化式が良かったのか?


まあ。


出来るだけ長くいて欲しいです~。


でもエコの為に出来るだけ電気使わないように夜に洗濯して寝室に干して部屋の乾燥を防いでいます。


潤いのある生活ができてる時はチョットした事ではキレたりしませんよねえ。


それがカサカサと言う用にイライラしてると…。

ガサガサしてくると全部がダメになりますよね。

疲れてたりすると…。

意(心・考え方)に潤いがあれば口(言葉)身(行動)も優雅と言うかスムーズにいくんですが。

心に潤いが無いと逆になりますよね。


御大師様は身口意の三密行が一番大切だと言ってます。


私たち僧侶は拝む時に身口意をとても大切にします。

心を込め口に真言宗を唱え手には印を結びます。

皆さんも手を合わせて心を込めお参りしますよね。


日頃の生活も同じなんですが難しいですよね。


皆さんも、『しん。くう。い。』

時には口にだしてみてはどうでしょうか?

残りの人生

2011-10-15 21:24:46 | インポート
『あと一年くらいかなあ』『まあ永くても2~3ねんやろ~』と自分の寿命について祖父が話してたのをチビが聞き…。

『明日、曾爺ちゃん帰ったら、もう死ぬけん会えんやん嫌だ帰ったら』と真剣に訴えてきたので…。

まあ今の所九十歳にしては元気だし仕事もお坊さん現役でしてるので『まだ大丈夫よ又会えるよ!』と言うと少し安心した様子で保育園に行きました。



昨年は曾ばあちゃんの死を経験したので亡くなったら会えないってわかるみたいです。

私も35歳になり人生の折り返し点に差し掛かりました。

元気だけど人生どうなるかワカラナイので出来るだけ時間や日時が会うときには爺ちゃんを近場だけど色々な所にチビと一緒に行く事にしてます。


曾爺ちゃんが大好きなチビは足の裏マッサージごっこ中に曾爺ちゃんの足の爪を色鉛筆でピンクに染めてました…。


お参りに来た91歳のお爺さんも『最近なんも。やる気がしない運転も二年前に止めたし…』との事…。

凄い。元気過ぎたがら何もしないってのが苦痛なんですよね。


家のオバチャンもは85才を過ぎてもオシャレして『インターネット始めようかな?』と言ってます。本の身体が元気なんですよね皆さん。

歳を重ねると制限も増えるし限られる事も増える、けど時間は変わらずある~。

人生の先輩に逢うと勉強ばかりです。が同居してる家族は大変なようです…。



次の世代の方は身体が弱いからとか…?

昨日きたオバチャンも『田舎も茶のみ友達がいないんゃ皆さん車で通り過ぎるから歩いて無いのよ田舎も都会と一緒よ』との事。

『昼間家族は仕事やし家事は私の仕事やけどディサービスは嫌いやし』とまだ現役やけど寂しさを感じて居ます。


皆さん共通して仕事や家事はあるけど寂しさを抱えてます。

パートナーが先立たれてるからです皆さんお子さん家族と一緒に生活してますが…何か世代の違いなどから『通じん~』って所を分かり合って暮らしてても淋しさは淋しさとして在るんだと思います。

『先に逝ったもん勝ちじゃあ』と…。


死はいつか平等にやって来る。

お爺さんお婆さんが居る方は出来るだけ連絡をとり関わりを持ちましょう。


『子供が小さいから』『仕事が忙しいから』『時間がないから』と言い訳ばかりしてたら間に合わないのでは…。


でも凄い早死にしない限り皆さんも老いていきます。


順おくりです。

淋しさを理解しましょうね。


私が35周りが年を一緒に重ねてるんだから仕方ないですよね。


お爺さんもお婆さんも話しをしてインゲサンに参ってもらうと少し元気になったようで『また来ます』と笑顔で帰られました。




丁寧に丁寧に。

2011-10-12 21:47:17 | インポート
『丁寧に丁寧に急がんでも善いから』


九州八十八ヶ所の手書きの納経帳を書いてる時に叔父に言われ『はっ!』とした瞬間です。


ついつい待たしては行けないと『サササッ』と書いてしまいます…。


焦ると落ち着かないからダメなのはよくわかってますし…。

お遍路さんにとっては一生懸命に回られてる気持ちもわかるからですがついつい焦る自分がいます。


もともと性格でしょうか?

なんでも丁寧にしたほうが善いです。

お茶をいれる仕草もガチャガチャはいやですよね。


ドタバタしたり…。

ついついなりがちな私です。

なんだかなあ~。

何かに急かされてる感…。


朝の時間、本堂に誰も居ない時間に瞑想をして居る時間は急かされない唯一穏やかな時間が流れています。


全てを丁寧に心からできるのは心が落ち着いてる証拠のような気がします。


話しは納経帳に戻りますが…。


ネットで私の手書きの納経帳の字がお遍路さんのブログに載ってました…。

怖い…恥ずかしい…。

でもコレが今の自分だと受け止めました…。

自分を知る。


亡くなった婆ちゃん二人とも、ゆっくり~とした人でしたが丁寧な人でした。

私もああ成りたいです。

大阪の母も丁寧な方なので私はいつもインゲサンに叱られてます…。


丁寧に生きるとは。

女らしい。着物を着て生活するのが似合うような…。お姿。
また衣を着てピシッとした感じと優しい感じのあるお坊さんとか…。


かってなイメージですか…。

何につけても優雅な感じが漂うような感じですな。


それにしても丁寧が苦手な私…。ダメっすね。

丁寧で優雅な感じとは嫌みが無くて居心地の良さを感じさせてくれるんではないでしょうか?品のある感じとも言えます。

早い~楽~便利~を一番に頭に置いちゃあダメダメですよね。


不思議

2011-10-11 15:14:45 | インポート
護摩が終わる頃に男性がロウソクに火を灯していた。

どなただったかなあ~と思い御洗米の説明をしたら『若松の~』でSさんの弟さんだと直ぐに分かった。

『先月お姉さんが亡くなりましたので仏様に報告にきました』と涙ぐんでいました。少しSさんの思い出話しをして別れましたが…。


また少し後に『あれ?Sさんの娘さん?』と思われる方が家族で本堂に参られました。

やはりSさんの娘さん家族でした。

『駐車場で叔父に逢い驚きました。』とのこと若松と八幡からでしたが…。


お山で合うとは亡きSさんが巡り合わせてくれたんでしょうねえ。


とお話ししました。

晩年はSさんは弟さんに若松から乗せて貰って来てたのですが…弟さんはSさんが来れなくなってからは一人で参りに着ていたそうです。

何年か前に最後にSさんが娘さん家族と来られた時に『次は車を上まであげて下さい楽ですよ』と話したのをお婿さんに言われ私も思い出しました。


きっと一人で遠方から来ている弟さんの事が心配で娘さん達に『山に来るときは弟をお願いね』と伝えたかったのかなあー?

優しい方でした~。

Sさんは初代の爺ちゃんに子供の時にお母さんと着ては参って貰った!とひょうきんな方でした。


若松からの疎開時代に鍋島から山にお参りにくるのは楽しみだったそうで。

元気な時には、境内の仏様に一つつぶずつ飴をお供えしバスが来るまで歩きながら山を下るのが楽しみ。

と以前言ってました!


次の代に信仰を引き継ぎたかったのでしょうか?


きっと辛い戦時中の思いの中に純粋な信仰が生まれたのでしょう。


可愛らしいお孫さん二人が亡きオバチャンの為に真剣な顔で手を合わせてました。


不思議には中々出会えません。お金をだして巡り逢えるものではありません。


純粋な仏様への祈りが為すことです。


Sさんの約七十年の祈りの不思議を感じました。





草草草…

2011-10-10 23:24:50 | インポート
秋の草がグングン伸びてます・…。


眼を背きたいくらい…。

『草が凄いよ~刈って~』 『明日はします最近なかなかできなくて』とインゲサンとの会話。


五大力さん所は36度をまわってる所は人が歩くので草は無いが…周りは…。


36度の行をされてる方は願掛けが必死で草は見えぬようです…。


お時間ないでしょうが御協力願いしますm(_ _)m



明日私も頑張ります。


でも花粉症で鼻が…。