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八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

お花のお供え

2010-10-23 19:54:00 | インポート
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Kさんが花が沢山咲いたのでと山にある石仏様一つ一つに供えて下さいました。

KさんがAさんに声かけをして二人で朝から花立ての無いところには竹筒を作ってまで、せっせっと供えて下さいました。

山中がアスターの紫色一色です。なんか自生してるような雰囲気です。

Kさんは何も言いませんが最近亡くなった叔母さんの御供養に山中にお花を供えたのだと思います。

帰られる時に『叔母さんも喜んでるでしょうねえ』と言ったら。

『喜んでくれたら良いけどなあ~』と言われてました。

そして『神護寺の奥の院に行ったことが無いので、そちらにも供えに行きます』と奥の院に行かれました。


自分で育てたお花を供えるって良いですね。


お花をお供えする事は仏様の慈悲を表しています。


亡くなった方や仏様にお花を供える事は自分にも他者にも慈悲を与えることになります。


お仏壇の無い方は家族の為に玄関やリビングやトイレにお花を飾るのも同じ事になるので家族が優しく暮らせて良いかなと思います!

もみじの手入れ

2010-10-22 12:50:43 | インポート
紅葉を前に総代のSサンがHサンと共にもみじの剪定をしてくれました。


もみじの根元に虫が入って枯れた木も切ってくれました。


私とインゲで昨年は消毒を庭師さんに教えて頂き根元に散布しましたが…。

ダメでしたので今年は皆さんに集まって貰って一斉に散布した方がいい!

とのご指示を頂いたので今月の28日のゴマの日に皆さんと日時を話し合いたいとおもいます。

日時が決定しましたら御連絡いたしますので宜しくお願い致します。


せっかく夏には順番を決めて水やりをしたりしながら紅葉を楽しみにできるまで育ったので枯らさずに育って欲しいとおもっています。

ご協力お願いします。もしその日に時間があまれば剪定もしたいと思います。





香りを供える

2010-10-21 23:13:43 | インポート
今日は永代経を頼まれたKさんの初七日の法要をさせて頂きました。


ご家族がいらっしゃらないので、此方でお供え物を用意し。

法要の時、参列者の方に普通は焼香をして貰いますが今日は親戚の方々もどうしても来られない用事があると言うことで、御焼香をされる方がいらっしゃらないので少し寂しいなあ~と思い。


いつもは色々な香木がブレンドされた焼香を使いますが…。

今日は沈香だけを焚かせて頂きました。

沈香の香りは深い優しい香りなので本堂で一人で、ゆっくりとお参りしてると御不動様とKさんと対話しながら御供養できました。



香りが空間を変える力はあると思います。


家でお参りされる時に良い線香を少し供えお参りすることは自分を落ち着いた気持ちにしてくれます。

焼香を焚くのには、この良い香りが遍くものに届きますように又この供養が遍くものにも巡りますようにと言う意味があるそうです。


どこかで焼香する時には頭の中でイメージしながらされると善いとおもいます。

時々、本堂で何束も線香を立て煙がモクモク喉はイタイは目はシバシバでビックリする時がありますが…。

アレはやり過ぎです。燃やせば良いってもんじゃあまりませんしね…。

まるで映画でみたインディアンの悪霊払いの煙りみたいな。

あくまで香りのお供えなんですから…。

この前テレビで京都の線香屋サンが『お客さんが来る前に香を焚き客人には残り香を』と言って居られた。

日本人らしい考えですよね。

最近は外人の用に香水をバンバンつけて周りの人が気分が悪いと感じる事もあります。


少し控えめ位が心地良い香りなのかなあ~。と改めて実感!

香り袋をタンスに忍ばせるとか…。

子供のころは良い香りの石鹸をタンスに入れて移り香を楽しんでました。


『ほのか』な香りが日本人の文化なのかもしれませんね。

奥ゆかしい~。を身につけたいものです。



共働き夫婦

2010-10-18 09:59:59 | インポート
私は専業主婦になりたい!と私なりに夢(バラやハーブを育て子供と楽しくくらす)を見てましたが…。

現実は、そう甘くなくて…。



産後1ヶ月で仕事に復帰。

『甘えんなさんな』との御不動様の教えかしらと今日に至ります。


私の場合は母や妹が子供を日曜日や祭日は子守りをしてくれるので大助かりです。

保育園が休みの日が忙しいので子供が可哀想で私がお参りの無い日は保育園をお休みさせて一緒に過ごすようにしてます。おまけで家事は…。

子供とくっついて居れる時間は小さな時期に限られてるので、怒ったりするけど一緒にいる事を大切にしてます。


なんだかんだ行ってインゲさんは高野山や大阪に出張。

泊まりがけで伝授(講習会)や高野山真言宗の集まりで寺を空けるので子育ては大変です。

だから毎日じゃないにしろ夜などはインゲさんに子供の相手をしてもらい30分から1時間くらいは一人の時間を貰ってます。


まあ伝授を受けて次の世代に引き継ぐ為にも父のように短命では困るので、お酒は控えて欲しいものですが…。

お寺の奥さんって仕事が山ほどあるんです。

奥さん仕事は母が大半を賄ってくれるので私がインゲと一緒に僧侶の仕事ができるのですが。

同居してると母娘なので口喧嘩をしてしまい後で後悔です。

現実に生活して生きてくのは大変です。

私達の世代は誰しもがそうなんだと思います。

子供も沢山欲しいけど忙し過ぎる現実。

信者サンと話してても中々、続けては産休も育休もとれないし検診の為に休みも取りずらい。
妊娠中に調子が悪くても休めない。

などなど外に働いてても自営業でも同じよね。

共働き夫婦には、余裕が無くなりがち、気をつけなければ。

専業主婦の方もご主人が仕事仕事しかも休日は自分のストレス発散に使うからとの声も聞きます。


生きてくって大変ですが…。

その中にどれだけ沢山の感謝と喜びを見つけ出し気づいていけるか?
で幸せにも不幸にも転ぶんだと思います。

あと家族への思いやりが難しいですが。
色々な方と話してると『思いやり』が『おしつけ』や『勘違い』となってる場合も多いようです。


幸せ探しメモ書きするといいそうですよ。

私のメモに書くなら昨日はインゲさんは地鎮祭、私は寺でおまいり母はお葬式に参列だったので妹がイオンに娘を連れて子守りをしてくれました!

妹に感謝です。

皆さんも見つけて下さいませ(-^〇^-)


天寿

2010-10-17 22:33:41 | インポート
初代からの古い信者サンが98才で亡くなられたとの連絡をいただき。

葬儀社に母とインゲさんと枕経にいかせていただきました。

おばさんは子供さんが居ないから『亡くなったら御供養をお願いします』と永代経をお願いされていたので、おばさんが好きだった物を買い物しお供え物もを選んでると『亡くなったんだなあ』と言う気持ちがこみ上げてきました。

インゲさんも毎月9日には月参りに行っていたので『甘い物が好きやったからなあ。後お赤飯もやなあ』と一緒に買い物に行きました。


『100才までは頑張る』といって居られたので残念ですが…。

『あまり苦しまずに亡くなられたので安らかなお顔だったので大往生ですよ』と親族の方々も悲しみを納得させようとされてるようでした。

一緒懸命御供養させていただきます。とお別れさせて頂きました。

お参りには『死にたい』と来られる方々も沢山居られますが…。

おばさんは原爆にあった後遺症に悩みながら、又子供さんが居ない為に家族の居ない寂しさも乗り越え98才の天寿をまっとうされました。

生きてる事は善いことの方が少ないですが。

自分の天寿をまっとうしてこそ解る事があるはずなのでは?と私は思います。


死にたくなっても一晩がまんして下さい。そしてお寺に来て下さい。


何か他にも考えられるはずです。

天寿をまっとうされた方のお顔は尊いです。


自分で寿命を決めないで欲しいなあと改めて思いました。