八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

お別れのお参り

2023-10-20 08:52:58 | 日記
ずーっと私が小さい時から毎月、お参りに来られてた方が夏頃からいつ亡くなるかわからない状態になられていて。
「盆前か?8月はもたないかも?」
との娘さんからのお電話に「できるだけ会いにいくしかないよなあー。本当に二人で一人みたいな母娘だったから、辛いなけど、貴方のために頑張りようよね。おばあちゃん」と。
8月の終わりには食事をとれるまでに回復しましたが、「最近は何も食べれんくなった。お参りして〜もう駄目かもしれん。」と言われてこちらから、お参り。

そうして心配してたら、「おばあちゃん亡くなったんよ朝、いま八面山にばあちゃん乗せてお別れにいきよう!!5分でつく」との連絡。
急いで改良服(黒い衣)に着替えて下の駐車場へ。
インゲさんも、一緒にお参り。

私は、つい泣いちゃうのでインゲさんが居てくれてありがたかった。

どうしても長く深い付き合いの信者さんのお別れには僧侶なのに涙がでるんです。
ダメです🙏


「元気でまた、来たかったよねぇ。でも精一杯頑張りましたね。お疲れ様。仏の世界から大好きな娘さんを、見守ってね。父が亡くなっても変わらず、お参りを毎月続けてくださり、ありがとうございました。」と参りました。

枕経が大好きな八面山でできて良かったね。
優しい娘さんご夫婦です。 おばあちゃんの、好きだったお世話になった場所を巡ってるとのことでした。

八面山の麓で育った方なので八面山が好きだったんですよね。 

お別れは辛いな。
亡くなった方や施主さんご家族を、思うとどんなに、お歳を召されててもつらいです。

神護寺では、お通夜お葬儀は檀家寺で行うという方が信者寺なので多いので、そんな時は枕経でのお弔いをさせていただいてますが〜
お寺まで来られた方は初めてでした。

おばあちゃんがズーッと祈りつづけてきたことは、今は成就されています。

願い事が叶っても自分で来れる間はタクシーに乗ってきたり、お孫さんと来たり毎月のお参りは欠かしませんでした。


「ありがたいね。それと又、なったら困るもんな〜。」

と言ってました。

お疲れ様でした🙏🙏🙏





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