グリーン・デイ (Green Day) は、1987年に結成したアメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身のパンク・ロックバンド。
概要 [編集]
1990年にレコードデビュー、1994年にメジャーデビューを果たしている。ポップ・パンク、メロコアを代表するバンドである。また、パンクバンドとしては史上初のグラミー賞の最高賞「最優秀レコード賞」を獲得するなど、パンク史においても重要な地位に位置づけられるバンドである。
メンバー [編集]
ビリー・ジョー・アームストロング(Billie Joe Armstrong,1972年2月17日 -)-ボーカル、ギター 身長170cm
ザ・クラッシュのジョー・ストラマーを尊敬していると公言しており、「I fought The Law」などをカヴァーしている。ライヴでは観客にギターを演奏させたり、演奏した人にギターをプレゼントしたりする等のファンサービスが決まり行事になっている。2児の父。
マイク・ダーント(Mike Dirnt,1972年5月4日 -)-ベース 身長178cm
本名はマイケル・ライアン・プリチャード・(ダーント)Michael Ryan Pritchard Dirnt。ダーントはニックネーム。ビリーとはおさななじみ。California Music Awardsなど数々の音楽賞で「最優秀ベーシスト」に輝いている。ベースだけでなくコーラスにも定評がある。
トレ・クール(Tre Cool,1972年12月9日 -)-ドラム 身長168cm
本名はフランク・エドウィン・ライト3世 Frank Edwin Wright III。1991年に加入。California Music Awardsなど数々の音楽賞で「最優秀ドラマー」に輝いている。また、ギターの演奏もできるのでライブなどでは時々ギターソロを弾く。
略歴 [編集]
ビリー・ジョー・アームストロング
マイク・ダーント
トレ・クール1987年、互いに親友だったビリーやマイクらが、グリーン・デイの母体となるスウィート・チルドレン(Sweet Children)を結成する。
1989年、「グリーン・デイ」と改名し、Lookout Recordsと契約する。
1990年、1stアルバム『1039/スムースド・アウト・スラッピー・アワーズ』でレコードデビューを果たす。当時から既に独自の音楽スタイルを確立しており、それを徐々に変化させながら活動していくことになる。
1991年、バンドのメンバーとして定着することになるトレが加わる。
1992年、2ndアルバム『カープランク』を発表する。
1993年、Reprise Recordsに移籍する。
1994年、3rdアルバム『ドゥーキー』でメジャーデビューを果たす。『ドゥーキー』からの1stシングル「ロングビュー(Longview)」や2ndシングル「バスケット・ケース(Basket Case)」等がモダンロックチャートで1位に輝き、これらはライヴでも定番の代表曲となる。ウッドストック94にも出演。演奏中に観客に泥を投げ込まれたりステージに多くの観客が乱入、最後の曲は途中から観客との泥の投げ合いとなる。
1995年、「ドゥーキー」はロングヒットし(後に全米でダイヤモンドディスクを獲得)、日本等の外国でもその名を知られるようになる。さらに、グラミー賞でも数部門にノミネートされ、「最優秀オルタナティヴ・グループ」を受賞する。『ドゥーキー』の大ヒットの勢いに乗って4thアルバム『インソムニアック』を発表するが、前作と同じく全米2位止まりで評価は上がらず。一番暗い作品と見られがちだが『インソムニアック』が好き、というファンも非常に多い。
1996年、初の来日公演を果たす。
1997年 - 2000年、徐々に発表速度を落としながら5thアルバム『ニムロッド』(1997年)、6thアルバム『ウォーニング』(2000年)を発表する。この頃からパンクからロックンロールへの曲調の変化が見られる。一部のパンクファンからは「こんなのパンクじゃない」と批判の声も上がるが、それでもバンドはポップなロックを追求していく。
2001年 - 2002年、ベストアルバム『インターナショナル・スーパーヒッツ』(2001年)や、シングルのB面の曲を集めた『シェナニガンズ』(2002年)を発表し、活動に一段落をつける。
2003年、完成直前だった新作のマスターテープが盗まれ、別の作品を作ることになってしまう。犯人は結局不明。
2004年、NOFX主宰の反戦オムニバス『Rock Against Bush』に参加(NOFXが発売した結成20周年DVDにビリーが「NOFX?嫌いだよ、嫌いだよ。」とメッセージを添えている)。7thアルバム『アメリカン・イディオット』を発表。これが米英1位を記録する。このアルバムはイラク戦争を起こしたブッシュ大統領、それを許したアメリカへの痛烈な批判も込められている。
2005年、アルバム『アメリカン・イディオット』でグラミー賞の「最優秀ロック・アルバム」を受賞する。このアルバムから「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス(Boulevard Of Broken Dreams)」や「ホリデイ(Holiday)」、「ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ(Wake Me Up When September Ends)」等の大ヒットシングルが生まれるが、これらの売上金をインド洋大津波の被災地に寄付することにする。また、ツアー中にも関わらず、ミュージシャン達による様々なボランティア活動に参加している。ミニライブアルバム「爆発ライブ」シリーズ以外では初のライヴ・フルアルバム『ブレット・イン・ア・バイブル(Bullet In A Bible)』を発表。
2006年、シングル「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」でグラミー賞の「最優秀レコード」を受賞する。
2006年、ハリケーン・カトリーナの被害者支援の一環として、U2とのコラボで「ザ・セインツ・アー・カミング(The Saints Are Coming)」(ザ・スキッズのカバー)をリリース。英チャートで2位を記録した。
2007年には、ジョン・レノントリビュートアルバム「Instant Karma: The Campaign to Save Darfur」のため、「Working Class Hero」をカバー。6月12日に発売された。
2007年、ザ・シンプソンズのサウンドトラックのアルバムをリリース(米国のみ)
2009年、8thアルバム『21世紀のブレイクダウン(21st Century Breakdown)』が5月15日に全世界同時発売された。本作は、三部構成のコンセプト・アルバムで、その制作にはニルヴァーナの名盤『ネヴァーマインド』を手がけたブッチ・ヴィグがプロデューサーとして迎えられている。
[アーティスト名] グリーン・デイ
[タイトル] 21st Century Breakdown
[CD番号] WPCR-13377
[発売日] 2009-05-15
1 ソング・オブ・ザ・センチュリー
2 21世紀のブレイクダウン
3 ノウ・ユア・エナミー
4 ! ヴィヴァ・ラ・グロリア!
5 ビフォア・ザ・ロボトミー
6 クリスチャンズ・インフェルノ
7 ラスト・ナイト・オン・アース
8 イースト・ジーザス・ノーウェア
9 ピースメーカー
10 ラスト・オブ・ジ・アメリカン・ガールズ
11 マーダー・シティ
12 ?ヴィヴァ・ラ・グロリア? (リトル・ガール)
13 レストレス・ハート・シンドローム
14 ホースシューズ・アンド・ハンドグレネイズ
15 ザ・スタティック・エイジ
16 21ガンズ
17 アメリカン・ユーロジー
18 シー・ザ・ライト
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