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我が国の人類史的使命

2022年01月11日 | 日本・国士
我が国の人類史的使命、令和四年一月十一日

令和四年に入り、
改めて我が国が置かれている状況を眺めれば、
我が国は太平洋の東と
日本海・東シナ海の西に、
異様な「狂人」に指導された
二つの軍事大国に囲まれているように思える。
その上で、
改めて二十世紀に我が国が突入した大東亜戦争を振り返って、
その歴史的意義を確認したうえで、
二十一世紀の現在に、
我が国が直面している歴史的課題を見つめたい。
ここで、
アメリカと中共の大統領と主席を、ともに「狂人」としたのは、
アメリカの第三十一代大統領のハーバード・フーバーが、
後任の第三十二代大統領フランクリン・D・ルーズベルト(任期一九三三年~四五年)を、
「戦争を欲する狂人」と呼んだことが極めて適切であり、
しかも、二十一世紀の現在、
歴史が繰り返されているように思えるからだ。

昨年は、アメリカ合衆国に、
巧妙で大規模で許しがたい「いかさま選挙」によって、
バイデンが大統領に就任した異例の不気味な年であった。
そのバイデンは、
国益の為ではなく、
いかさま選挙を隠蔽することに大統領としての最大のエネルギーを使っており、
反トランプ色を打ち出すために、
社会主義者と左翼議員に賛同して白人原罪論に同調し、
この世界にウイルスが蔓延するなかで、
トランプ大統領と反対のこと、
則ち、アメリカの国境管理を放棄し、
不法移民と犯罪者の密入国と麻薬の密輸入を放置してきた。
このため、十ヶ月間に
約五百万人の不法移民がアメリカに密入国したと推定され、
暴動と略奪の多発で都市部の治安は悪化している。
その上でバイデンは、
軍をアフガニスタンから撤退させたが、
これはアメリカを衰退させる歴史的な大失策であった。
彼は痴呆だ。
ともかく
「痴呆の狂人がアメリカ大統領をやっている」
と判断すべきである。

他方、中華人民共和国とは、
中国共産党が十数億の人民を支配する独裁国家であり、
その頂点に君臨する独裁者が共産党主席の習近平である。
彼は、死ぬまで独裁者であり続ける体制を造りあげて、
核戦力と海空軍力を急激に増強し、
十数億の人民を厳しく管理しながら、
領域内のウイグル人やチベット人に対して
ホロコーストを実施し、
「中華民族は、世界の諸民族の上に屹立する」
と豪語している。
これが、「狂人」でなくて何であろうか。

この現実を確認して、
次ぎに、二十世紀の大東亜戦争の歴史的意義について記したい。

さて、
コロンブスがスペイン王の援助によってアメリカに到着したのは一四九二年である。
それから、ヨーロッパ各国のアメリカ大陸への移民(侵攻)が始まった。
その時、
南米大陸には、最大推計一億一千万人、
最小推計四千万人のインディオが住んでいた。
それが約八十年後のインカ帝国滅亡時(一五七〇年)には
一千万人に激減していた。
同時期、
北米大陸には二百万人から五百万人のインディアンがいたと推計されるが、
一八九〇年には三十五万人に減っていた。

イギリスは、
北米のニューイングランドに進出し十三の植民地を築いた。
しかし、その十三植民地は、
一七七六年七月四日、
イギリスからの独立を宣言してイギリスと独立戦争を行い、
ミシシッピ川東と五大湖以南の割譲を受けて
アメリカ合衆国を樹立した。
以後、アメリカ合衆国は、
北西インディアン戦争で北西部を獲得し(一七九五年)、
フランス領ルイジアナを買収し(一八〇三年)、
メキシコ領テキサスを併合し(一八四五年)、
メキシコとの戦争に勝利して
西海岸に達する領土を獲得した(一八四六年)。
このように、独立戦争以来、七十年間、
殺戮を繰り返して領土が西の太平洋に達したアメリカ合衆国は、
直ちに太平洋に捕鯨船団を繰り出して、
はやくも一八五三年(嘉永六年)、
ペリー艦隊を日本に派遣して日本の開国を要求させるとともに、
ロシアからアラスカを買収し(一八六七年)、
ハワイ王国を併合し(一八九八年)、
スペインとの戦争によってグアム、フィリピン、プエルトリコ、キューバを獲得した(一八九八年)。
さらにアメリカ合衆国は、
一九一三年まで
フィリピン原住民との戦争を続けて
フィリピンの独立運動を阻止した。
この戦争で数十万のフィリピン住民が殺戮されている。
アメリカ陸軍が
45口径の拳銃(M1911 COLT GOVERNMENT)
を正式採用したのは、
1911年で、目的はフィリピン人との戦争で
敵を一発で倒すためであった。
従来の38口径の拳銃では、
弾を命中させてもフィリピン人は倒れず、
蛮刀を振り回して陣地に突入してきたのだ。
また、アメリカ国内におけるインディアンとの戦いに関して、
同時期に(一九一五年)、
西部劇で有名になったバッファロービル(本名 ウイリアム・コディ)が
次の通り動物記の作家アーネスト・シートンに語っている(シートン著「レッドマンのこころ」)。
「私は何度も遠征隊を率いてインディアンと闘ったが、
そのたびに我が身を恥じ、わが政府を恥じ、
我が軍の旗に恥ずかしい思いをしたものです。
正しいのはいつも彼らインディアンであり、
間違っているのはいつもわれわれアメリカ軍だったからです。
彼らが協約を破ったことは一度もありません。
われわれが協約をきちんと履行したことも
一度もなかったのです。」

以上のアメリカ合衆国の建国以来の歴史を概観すれば、
アメリカは独立以来二十世紀に至る迄、
百数十年以上の長期間、
絶え間なく戦争を続けながら領土を西に向かって膨張させてきたことが分かる。
そして、この西への領土膨張(略奪)を
アメリカ人は
「マニフェスト・ディステニー」(Manifest Destiny)「神に与えられた明白なる使命」と呼んだのだ。

東京の赤坂にあるアメリカ大使館の来客を通す客間には
ペリー艦隊の旗艦「サスケハナ」の大きな模型が置かれている。
私は、その客間で「サスケハナ」に気付き、
黒船来航も
アメリカ人には「マニフェスト・デスティニー」に基づく
聖なる使命に見えるのだと思った。
そうであれば、
広島に墜とした原子爆弾
「リトルボーイ」の模型が置かれていても不思議ではない。
事実、
アメリカの陸軍士官学校(ウエスト・ポイント)の展示室には、
「リトルボーイ」と
長崎に墜とされた「ファットマン」の模型が置かれていた。

そこで、さらに指摘しておきたい。
西部に向かって拡大するアメリカの抱くマニフェスト・デスティニーは、ユダヤ教からキリスト教に伝わった
「選民思想」に基づいており、
人種差別と不可分である。
この「選民思想」の最も現実的な実施例は、
次の旧約聖書の民数記三十一章に書かれている。
「モーゼは言った。
直ちに、子供たちのうち、男の子はみな殺せ。
男と寝て男を知っている女もみな殺せ。
女のうち、まだ男と寝ず、男を知らない娘は
あなたがたのために生かしておくがよい。」

それ故、後に第二十六代大統領になる
セオドア・ルーズベルト(任期一九〇一年~〇九年)は、
次のように言った。
「唯一の良いインディアンが死んだインディアンであるとまでは考えないが・・・
十人のうち九人までがそうであると信じます。」
また、第二十八代のウッドロー・ウイルソン大統領(一九一三年~二一年)は、
一九一九年の第一次世界大戦のベルサイユ講和会議において、
我が国が提案した人種差別撤廃案に反対し、それを葬り去った。
そして、セオドア・ルーズベルトの親族である
F・D・ルーズベルトは、
西部開拓時代のアメリカ人が、
インディアンを殺戮して除去することが
マニフェスト・デスティニーであると信じたのと同じように、
アジアの異教徒の国である日本が
「世界の列強」となることを阻止する為に、
日本列島の日本人を、
北米大陸のインディアンと同様に、
駆逐することが聖なる使命であると信じたのだ。
よって彼は、一九四一年に入り、
アメリカ海軍作戦部長のハロルド・スターク海軍大将に対し、
日本に対する石油を全面的に禁輸すればどうなる、
と諮問し、
スターク大將から、
「確実に戦争になる」との明確な回答を得た上で、
同年八月一日に、対日石油全面禁輸に踏み切った。
まさに戦争を欲する狂人ではないか。

しかし、第二次世界大戦中の
一九四三年(昭和十八年)十一月二十二日から二十六日まで行われたイギリスのチャーチル、ソ連のスターリンそしてアメリカのF・D・ルーズベルトのカイロ会談における、
F・D・ルーズベルトの姿を、
日本近現代史家の鳥居民は、痴呆老人のように記している。
それによると、
F・D・ルーズベルトは、
カイロの宿舎で、随員に対して、毎日、いつものように、
母の実家のデラノ家で過ごした少年時代の思い出を、
陶酔したように長々と語り続けたという。
デラノ家は支那でアヘンを売って財を成した財閥で、
その家には、
多くの支那の高価な美術品や書画骨董が置かれていた。
F・D・ルーズベルトは、
その支那の豪華な書画骨董のことを
陶酔したように毎日語るのだった。
そして、会談には加わらないのに呼び寄せた蒋介石に対して、
第一次世界大戦後に日本が領有している太平洋の、
あの島この島を与えるが、どうか、と話し続けたという。
これ、痴呆ではないか。

振り返れば、
西暦三九二年に、キリスト教がローマ帝国の国教となって数百年のうちに、現在の全ヨーロッパがキリスト教圏となり、
十六世紀の大航海時代(大略奪時代)の始まりから
二十世紀に至るまでの間に、
ヨーロッパのキリスト教圏が
キリスト教の選民思想を掲げて全世界を支配するに至った。
しかし、
ただ極東の多神教の世界である日本のみが、
二十世紀において欧米の支配を受けることなく近代化に成功していたのだ。
その我が国に迫ってきたのは、
キリスト教の選民思想の
「アメリカ的変容であるマニフェスト・デスティニー」
に取り憑かれたF・D・ルーズベルトという狂人が
大統領をしているアメリカだった。
これに対して、
我が国は、
天皇の詔書において「自存自衛」を掲げ、
政府声明と大東亜共同宣言において
「植民地解放」と「人種差別撤廃」を宣言して戦った。
そして、戦闘では負けたが、戦争では勝った。
則ち、
世界の植民地解放と人種差別撤廃は成った。
これは、まさに
人類史における文明の転換であった。

このことを確認した上で、
現在、世界が直面している課題は何か。
それは、
「選民思想の支那的変容である中華思想」の
武力による世界支配を、
断固、阻止することだ。
つまり、我が日本は、
邪悪な中華人民共和国の勢力拡張を阻止する
最前線に立っている。
我が国には、
二十世紀において東から来るアメリカの選民思想と戦い、
二十一世紀には西から来る中共の選民思想と戦って、

世界の万民保全の道を開き
世界の八紘為宇を実現する使命がある。

安倍内閣以来、アジア・太平洋における
国際連携構築に努力してきた。
しかし、我が国が
「日本国憲法」の枠のなかにいる限り滅びる。
よって繰り返し繰り返しだけではダメだ。
本年こそ、まず我が国が、
アジアの平和と自存自衛の為に、
断固として武力を行使する覚悟があることを
行動で示す年だ。

(本稿は、月刊日本誌への掲載原稿に加筆したもの)








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