皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ各員一層奮励努力セヨ

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国家の自衛権は如何に行使されてきたか。(実例)

2022年06月03日 | 日本・国士
そもそも国家の自衛権は如何に行使されてきたかを実例(ケース)によって実感することが大切である。十六世紀後半、イギリスはスペインとの海戦に明け暮れていた。その時、エリザベス一世が君臨するイギリスの海賊にして海軍提督のフランシス・ドレイク(キャプテン・ドレイク)は、イギリスの防衛ラインを、イギリスの海岸ではなく、海の上でもない、それは大陸の敵基地の背後である、と言った。まず、☆デンマー . . . 本文を読む

ロシア論

2022年06月01日 | 日本・国士
ロシア・ウクライナ戦争は、本年二月二十四日に始まり、既に三ヶ月以上続いている。当初アメリカの軍事筋は、ウクライナの首都キーウは、ロシア軍の侵攻開始から三日で陥落すると伝えていた。おそらく、この予想に基づいてアメリカのバイデン大統領が、二月十日前後の二、三日間で、在ウクライナアメリカ軍事顧問団および一般アメリカ人のウクライナからの退去を指示した。さらに、彼は、「退去せずにウクライナに残留している . . . 本文を読む

お前ら、アホか!

2022年05月20日 | 日本・国士
連日、ウクライナ・ロシア戦争の、無慈悲で過酷な戦闘の状況が伝えられるなかで、我が国の国会では憲法改正の議論が続いており、漏れ聞くところでは、「憲法九条に自衛隊を書き加える」という改正案でまとまりつつあるらしい。これこそ、開いた口が塞がらない。我が故郷の言葉ではっきり言う。「お前ら、アホか!」。ロシアのプーチン大統領が、現在、ウクライナに侵攻しているのは、ウクライナが核兵器を持たない軽武装国家に . . . 本文を読む

「目覚まし時計」と明石元二郎閣下

2022年05月16日 | 日本・国士
嘉永六年(一八五三年)七月八日、ペリー提督率いる、黒い煙をもくもくと出して進む二隻の蒸気船と二隻の帆船の四隻からなるアメリカ海軍東インド艦隊が、合計七十三門の大砲を舷側から出して東京湾に進入し、浦賀に投錨した。アメリカ大統領の開国と通商を求める親書を幕府に手渡すためであった。その翌八月、南の九州長崎にロシアのプチャーチンが四隻の軍艦を率いて来航した。その目的は、アメリカと同様の開国と通商である . . . 本文を読む

陸軍記念日

2022年03月12日 | 日本・国士
三月十日は、百十七年前の明治三十八年(一九〇五年)三月十日、日露戦争における世界最大の陸上戦闘奉天大会戦に我が国が勝利した日である。この明治三十八年三月十日は、コロンブスのアメリカ到達(一四九二年)バスコ・ダ・ガマのインド到達(一四九八年)から始まる欧州中心の世界史を日本が転換した日となった。日露両軍の奉天の会戦は、二月二十五日から始まった。そして、満州軍総司令官大山巌元帥は、三月一日に総攻撃 . . . 本文を読む

動物生態学的性癖

2022年03月08日 | 日本・国士
大陸国家、中共とロシアの動物的生態を忘れてはならない二月二十四日に、ロシアのプーチン大統領が、軍をウクライナに侵攻させた。事前にアメリカの軍事専門家達は、ロシア軍は国境を突破して三日間でウクライナの首都キエフに入ると予測していたようだが、三月八日現在、ロシア軍は未だキエフに入っていない。ウクライナ軍と国民がロシア軍と戦って阻止しているのだ。テレビ画面に映るウクライナに侵攻したロシア軍戦車の長い . . . 本文を読む

「強い日本」

2022年02月19日 | 日本・国士
欧州の情勢は「複雑怪奇」無念なるかな!強い日本は存在せず!安倍晋三前総理がウラジーミルと呼んでいた男、ロシアの大統領プーチンが今やっていることはロシア(その時はソビエト)のスターリンが、八十年前にやったことだ。ロシアの西はバルト海に面し、東は太平洋に面している。従って、スターリンは東で軍事行動を起こすときは西の平穏を確保し、西で軍事行動を起こすときは東の平穏を確保した。日ソの国境紛争から始まっ . . . 本文を読む

ゴルディアスの結び目を斬る

2022年02月18日 | 日本・国士
万策尽きたあとの最後の一手=ゴルディアスの結び目を斬る偉大な結果をもたらす思想とは常に単純なものだ 二月一日に、石原慎太郎さんがご自宅で亡くなった。「敗戦後」という時代の生みだす諸状況と慎太郎流に格闘を続けた八十九年の御生涯だった。而して、生きている我らは、日本国家と民族の為に、石原慎太郎さんが実践された格闘を続けなければならない。そこで、まず、言葉によって生きる作家として人生を歩み出された石 . . . 本文を読む

奉祝・紀元節

2022年02月11日 | 日本・国士
本日は、紀元節の佳き日。東から昇る日輪を拝し、門に日の丸を掲げた。神武天皇橿原建都の令・八紘為宇の詔然して後に六合(くにのうち)を兼ねて以て都を開き八紘(あめのした)を掩(おほ)ひて宇(いえ)と為(せ)むこと、亦可(よ)からずや。夫(か)の畝傍山の東南(たつみのすみ)橿原の地(ところ)を観(み)れば蓋し國の墺區(もなか)か。治(みやこつく)るべし。この佳き紀元節に、我らは国家の誇りを回復し、危 . . . 本文を読む

「民族生命の原始無限流動」③

2022年02月06日 | 日本・国士
しかし、その頃から始まった日本の高度成長期が、道路建設や団地造成や工業地帯建設の為に、日本国土の津々浦々を掘り返し、期せずして、初めて明らかになったことは、一万五千年前から二千三百年前までの一万二千七百年間に及ぶ縄文時代(石器時代)に、我が日本列島に世界人類史に類例のない、自然と共存共栄した定住社会が存在したということだ。この一万数千年の定住社会である縄文時代が日本の源流(ルーツ)である。ここ . . . 本文を読む

「民族生命の原始無限流動」②

2022年02月06日 | 日本・国士
則ち、「明治維新」とは「神武創業への復古」である。世界の諸民族のなかで、「太古」への「復古」によって近代国家建設を達成した国が何処にあろうか。近代国家を自認する欧米列強は、還るべき「太古」を持たない国々なのだ。森先生に十二歳遅れて生まれたとはいえ、ほぼ同時期を生きたフランスの社会人類学者クロード・レブィ=ストロース(一九〇八~二〇〇九年)は、「われわれ西洋人にとっては、神話と歴史の間に、ぽっか . . . 本文を読む

「民族生命の原始無限流動」

2022年02月06日 | 日本・国士
若き頃に教えを受けた哲学者の森信三先生(明治二十九年~平成四年)が仰った言葉で、繰り返し甦ってくるのは、「民族生命の原始無限流動」という言葉だ。意味を理解しているから甦るのではない。茫々とした悠久の彼方からの日本民族生命の無限の流れが逆巻く音を聴く気がするから甦るのだ。その「原始」とは何処なのか分からない。ただ、森先生は、我らが光を当てて見える所の、さらにその奥に民族生命の「原始」が渦巻いてい . . . 本文を読む

我が国の人類史的使命

2022年01月11日 | 日本・国士
我が国の人類史的使命、令和四年一月十一日令和四年に入り、改めて我が国が置かれている状況を眺めれば、我が国は太平洋の東と日本海・東シナ海の西に、異様な「狂人」に指導された二つの軍事大国に囲まれているように思える。その上で、改めて二十世紀に我が国が突入した大東亜戦争を振り返って、その歴史的意義を確認したうえで、二十一世紀の現在に、我が国が直面している歴史的課題を見つめたい。ここで、アメリカと中共の . . . 本文を読む

個別的自衛権発動の問題!

2022年01月05日 | 日本・国士
いよいよ、東アジア動乱の年が始まった。既に数度、指摘してきたように、中共は、「台湾は中共のもの」を掲げて世界の耳目を台湾海峡に集めながら、尖閣を一挙に奪ってミサイル基地となし、「南西の台湾」と「北東の沖縄本島」を掌中に入れる一石二鳥を狙う公算大だ。しかも、我が岸田総理と内閣は、尖閣防衛に関しても、台湾防衛に関しても、明確な断固とした我が国の意思を中共に伝えてはいない。この我が国の総理と内閣の状 . . . 本文を読む

横田滋さんを偲び、妻の早紀江さんと共に日本を救った貴重な瞬間を思う。

2020年08月07日 | 日本・国士
令和2年8月7日(金)横田滋さんが、六月五日に帰天されてから、三ヶ月が経ち、お盆の八月になっている。 横田滋さんを偲び、妻の早紀江さんとともに日本を救った瞬間を確認するその間、度々、横田滋さんと妻の早紀江さんの歩み、娘のめぐみさんをはじめとする拉致被害者のことを思った。そして、三ヶ月を経るなかで、横田滋さんと同じように、一途な生涯を過ごした方が、我が国の歴史のなかにおられるのを、感じる。その人は、 . . . 本文を読む