毎年行っている校長会長への要請書の提出です。北九州市教労では小学校、中学校、特別支援学校の各校長会長へ要請書を提出して、懇談を行っています。
今年の小学校長会長への要請事項です。
要 請 項 目<o:p></o:p>
1 「子どもと向き合う時間の確保」及び「児童への行き届いた学力の保障、向上」のため、市独自の予算処置により、以下の件を教育委員会に要望してください。<o:p></o:p>
(1) 小学校すべての学年で35人以下学級が早期に実施されるように要望していただきたい。当面、4年生までは来年度実施するように要望してください。<o:p></o:p>
(2) 5,6年生については専科教員をすべての学校に配置するように要望してください。<o:p></o:p>
(3) 市が配置を拡大している学校図書職員を早急にすべての中学校区に配置するように要望してください。<o:p></o:p>
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2 教員の超過勤務を縮減するため具体的方策を検討、実施してください。<o:p></o:p>
(1) 校時表の見直しを検討、実施してください。<o:p></o:p>
・児童の下校時間を遅くとも午後3時半までとし、教員に教材研究、成績処理、事務的な仕事に充てる時間を確保できるようにしてください。<o:p></o:p>
(2) 下校時間を早くするために、帯取りの時数の積極的活用や昼休みの短縮などを校長会でも検討してください。<o:p></o:p>
・中・上級生でも、6校時の授業日が週3日以内になるようにしてください。<o:p></o:p>
・教員の休憩時間を分割付与するなどして、児童の昼休みを短縮して、下校時間を早めるようにしてください。<o:p></o:p>
(3) 個人情報などを持ち帰らなくてもいいように成績付け期間中の授業短縮などによる時間確保をしてください。また、残業が発生した場合は、超過勤務に見合った適切な割り振りをしてください。<o:p></o:p>
・勤務時間内に成績付けができる環境を整えてください。<o:p></o:p>
(4) 定時退校日の趣旨に沿い、すべての職場で実施できるように働く環境を整えてください。<o:p></o:p>
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3 校務支援システムに関しては、その導入の際の趣旨(子どもと向き合う時間の確保)が十分達成できるように、システムの効果的、有効的な活用をしてください。<o:p></o:p>
(1) システムにより職員の在校時間が正確に把握されていることと思います。実態 を明らかにするとともに、過労死ラインである超過勤務80時間を超える職員がいなくなるように対策をとってください。<o:p></o:p>
(2) 出勤時刻、退勤時刻の入力漏れ等があったとき本人の確認なく時刻を入力し、確定処理をすることがないようにしてください。<o:p></o:p>
(3) システムには、児童、教職員に関する多くの個人情報が含まれるので、その活用についてはガイドラインを明確にしてください。<o:p></o:p>
(4) システムによって作成しなければならない公文書にあたるものと、システムを使うことができるものとを明確に分け、次の項目以外はシステムの使用を必要以上に強制しないようにしてください。<o:p></o:p>
・指導要録 ・出席簿 ・服務管理 ・公文書への回答、照会<o:p></o:p>
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4 土曜日授業の実施については、市教労は基本的に反対の立場ですが、すでに実施されている各校において、以下のことに留意して下さい。<o:p></o:p>
(1) 必要性と意義をよく吟味し、実施は最低限に留め、間違っても実施回数が目的化し、子どもや教員に余分な負担を強いることにならないようにしてください。<o:p></o:p>
(2) 実施の場合、県費負担職員のみならず、全ての職員に適正な振替が実施されるようにしてください。<o:p></o:p>
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5 「学校環境衛生基準」に沿っての教育環境を改善するための具体的方策を校長会から教育委員会に提言してください。<o:p></o:p>
(1) 教室、特別教室へのエアコンの設置を要望していただきたい。<o:p></o:p>
(2) 当面、熱中症対策のための扇風機をすべての教室に取り付けるように要望していただきたい。<o:p></o:p>
(3) 空き教室などを活用し、休憩時間に休養することができる休憩室をすべての学校に設置していただきたい。<o:p></o:p>
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6 心身に障害をもつ障害児に対する教育的支援を充実させるための有効な人的配置を要望してください。<o:p></o:p>
(1) 発達支援員やコーディネーターをすべての学校に配置するように要望していただきたい。<o:p></o:p>
(2) 介助員の勤務時間を児童生徒の生活時間の実態に合わせたものになるよう要望していただきたい。<o:p></o:p>
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7 働きやすい職場にするため、パワハラ・セクハラなどのハラスメントが職場からなくなるように努めてください。<o:p></o:p>
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8 病気休職後に復帰した教職員や産前、産後の教職員に対しては、できる限りの負担軽減措置を講じるようにしてください。<o:p></o:p>
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9 体連、文連行事について、さらに精選・縮減の方向で検討、実施してください。<o:p></o:p>
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10 新規採用教職員の教育センター等遠距離の出張、研修の際には、子どもと関わる時間を確保するためなどの教育的観点から、校長裁量により都市高速の費用も出張旅費として支給するようにしてください。<o:p></o:p>
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11 職場の労働環境改善のために、労働安全委員会を50人以下の職場でも設置してください。<o:p></o:p>
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