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世界に誇れるMRJ、初飛行へ前進

2014年10月20日 06時14分00秒 | 保管記事

  記事の紹介です。

 

 世界に誇れるMRJ、初飛行へ前進 中露勢もライバル、コスト削減重要に

       2014.10.20 06:14

 三菱航空機(名古屋市)は18日、国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の飛行試験用の機体を完成させ、愛知県豊山町で公開した。戦後初のプロペラ旅客機「YS-11」から半世紀ぶりの国産機が来春に予定する初飛行へ前進した。

  三菱航空機は、親会社で機体を組み立てた三菱重工業の小牧南工場で完成披露の式典を開催、官民の関係者約500人が出席した。三菱重工の大宮英明会長は式典で「世界に誇れるメード・イン・ジャパンの製品がようやく夢から現実のものになった」と述べた。

  「MRJ」は、三菱重工業が2008年に事業化を決定した。当初の計画では11年に初飛行、13年に初号機を納入するとしていたが、主翼の材料変更や検査不備などが影響し、3回にわたって計画のスケジュールを遅らせてきた。

  初のジェット旅客機開発で、実物の機体もない。計画が遅れる中、航空会社への売り込みは競合メーカーに対して不利な条件を背負っての展開を余儀なくされた。

  だが、従来の同型機と比べて燃費を2割抑えられる経済性、広い室内空間といった快適性など、MRJの性能に対する航空各社の関心は高かった。初号機を納入する全日本空輸に続き、今年8月には日本航空も32機の購入を決めた。

  航空機市場は、格安航空会社(LCC)が相次ぎ参入、近距離路線網の拡充を競っており、MRJのような座席数が100席未満程度の小型ジェット旅客機への需要は高い。その追い風もあり、キャンセルができるオプション契約を含めたこれまでの受注は計407機に上っている。

  ただ、小型ジェット旅客機市場では、老舗メーカーのカナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエルの2強が、すでに多くの実績を持つ。

 

 2強に対抗するには今後、「座席数の異なるモデルなどラインアップの充実が必要」(三菱重工の大宮英明会長)なほか、まだ受注を獲得できていない欧州市場などでの顧客開拓が急がれる。

  一方、成長が見込まれる小型ジェット旅客機市場では、中国やロシアなどの新興勢力も事業拡大を狙っている。中国・ロシアのメーカーとの争いを制するには高い性能にとどまらず、機体のコスト削減も重要になる。

  飛行試験用の機体が完成したとはいえ、ビジネスを成長軌道に離陸させるには課題も多く、部品や素材メーカーなど関係会社との連携を含めた事業態勢に磨きをかける必要がある。

  「今後20年で2500機の受注を目指す」(三菱航空機の川井昭陽社長)という強気の目標の実現に向けて、これ以上のスケジュール後退は許されない。(那須慎一)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/141020/bsc1410200500002-n1.htm 

  記事の紹介終わりです。

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