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火星衛星探査機、24年打ち上げ JAXAが計画発表
2020/2/21 19:30
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日、火星の衛星「フォボス」に着陸する探査計画「MMX」の概要を発表した。小惑星探査機「はやぶさ2」に続き、宇宙から地球に物質を持ち帰る「サンプルリターン」の計画になる。火星の衛星の本格的な探査や探査機が地球と火星圏を往復するのは世界で初めて。2024年9月の打ち上げ、29年の地球帰還を目指す。
JAXAの火星衛星探査計画 「MMX」 で着陸を目指す衛星「フォボス」=NASA提供
開発中の新型ロケット 「H3」 で打ち上げ、その費用を含む総開発費ははやぶさ2より6割多い 464億円を見込む。米欧と協力する大型の国際共同プロジェクトだ。火星には直径 23キロのフォボスと同 12キロの 「ダイモス」 の2つの衛星がある。MMXの探査機は1年弱かけて火星付近に到達し、25年から約3年間、フォボスを中心に火星の衛星や本体を観測。その間、フォボスに数時間着陸し、10グラム以上の砂の採取を目指す。最大2回の着陸を試みる。
地球に持ち帰った砂の成分を分析し、フォボスや火星の成り立ちを調べる。大きな目的は火星の水の起源を探り、似た惑星である地球の水の起源の手がかりを得ることだ。火星にはかつて液体の水が存在し、フォボスは火星に水をもたらしたとされる小惑星や彗星(すいせい)と共通点があると考えられている。
フォボスとダイモスの成り立ちには、遠方から飛来した小惑星が火星の重力に捕まったとする説と、火星に天体が衝突したときの破片が集まってできたとする説がある。フォボスの砂の分析によって2つの仮説に決着がつくと期待される。
MMXの総責任者の川勝康弘プロジェクトマネージャは「日本は火星本体の探査では後れを取っているが、サンプルリターンでは世界の先頭を走る。フォボスへの着陸は難しいが、実現可能性を確認できた」と話す。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55943960R20C20A2CR8000/
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■ 2009年7月9日
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