イラン・ラジオ
記事の紹介です。
原油価格高騰の西側への影響
マッキー解説員
原油価格の高騰が、西側の政府、特にアメリカに圧力をかけています。
原油価格の高騰が、ガソリン価格の前例のない上昇を引き起こしています。この価格高騰は、アメリカのオバマ大統領の立場に最大の影響を及ぼしています。オバマ大統領は今年11月、大統領選挙を控えています。
アメリカの新聞ワシントンポストは、大統領選挙の候補者争いの中で、アメリカの経済問題が影響を及ぼしていると分析しました。ワシントンポストは、アメリカ人の経済状況の悪化について触れ、「オバマ大統領の愚かな対イラン政策の結果引き起こされた原油価格の高騰は、最終的に、彼のホワイトハウスからの引越しに繋がるだろう」としています。さらに続けて、オバマ政権の経済政策への批判を展開し、「政府の管理政策は、2年たって次第に効果を発揮していったが、昨年9月からの金の価格の世界的な高騰と新たな危機の発生により、欧米は市場の心理的な雰囲気を落ち着かせる代わりに、イランとの心理戦拡大に向かって進んだ。産油国である同国の制裁に向けた様々な計画が承認された」としました。
共和党の候補者は、こうした状況を政治・プロパガンダの面で最大限利用しています。彼らは、オバマ大統領の経済政策は、アメリカの経済状況の悪化に繋がるとしています。ワシントンポストは、イラン産原油の制裁とその結果、日ごとに上昇する原油価格は、アメリカ大統領選挙の最も決定的な要素となるとしています。アメリカ最大の発行部数を誇るワシントンポストは、「一部の市場活動家の予測に従って、原油価格がイランとの緊張によりおよそ200ドルに達すれば、オバマ大統領は次の4年間をホワイトハウスで過ごすことはできないだろう」としています。
アメリカとヨーロッパの同盟国は、イラン産原油の禁輸措置により、イランから外貨収入を奪い、これによりイランを自らの過剰な要求に従わせるために圧力をかけようとしています。しかしながら現在、この政策は反対の結果を生じさせており、イラン産原油の禁輸措置により、この危機的な経済状況において原油の国際価格の上昇に直面しているのは実際、アメリカをはじめとする西側の政府なのです。原油価格の高騰は、ガソリン価格の高騰によって急速に欧米の市民に影響を及ぼし、市民の大規模な不満を引き起こしています。今後も西側の政府、とくにアメリカ政府に原油価格高騰の大きな政治的、社会的影響が及ぼされることでしょう。
最終更新 ( 2012年 3月 17日(土曜日) 17:45 )
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=26514:2012-03-17-11-08-31&catid=16:gozarash-kabari&Itemid=118☆
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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