宇宙から見た、青い地球
画面上部の中央に,黒っぽくスペースシャトルの尾翼が逆さまに写っています(背景の宇宙と重なって少し見にくいですが).つまりこの時のスペースシャトルは背中側を地球に向けて飛行していることになります.
画面左上の隅に写っているのは,スペースシャトルのロボットアーム先端部に取り付けられたセンサーです.大気圏再突入に備え,耐熱タイルに異常がないかを調べているところです.
この写真を撮影した時,スペースシャトルと国際宇宙ステーションは地中海の上空付近を飛行しています.画面左下に大きく写っている陸地はイタリア半島の先端部で,半島をブーツに例えるとつま先と踵の部分になります.その右側に広がる海はイオニア海で,その上側にアルバニアとギリシャが見えています.そこからさらに上側へ,地平線に向かってエーゲ海や黒海が続いています。
( 宇宙から見た、青い地球 )
エーゲ海(英: Aegean Sea)は、地中海の一部を構成する海域。地中海の東北部にあたり、西と北をバルカン半島(ギリシャ共和国)、東をアナトリア半島(トルコ共和国)に囲まれた入り江状の海である。
古くは固有名詞で「多島海」(英: the Archipelago)と呼ばれたこともある、代表的な多島海であり、多くの島々(エーゲ海諸島)が所在する。
エーゲ海は以下の名称でも呼ばれる。
ギリシア語: Αιγαίο Πέλαγος / Egeo Pelagos
トルコ語 : Ege Denizi
エーゲ海は、ギリシャ語でアルキペラゴス(アルヒペラゴス、Αρχιπέλαγος / Arkhipélagos)とも呼ばれた。この言葉は「主要な海」( ἄρχι- / arkhi-「主要な」 と πέλαγος / pelagos「海」)を意味する。この語はのちに一般名詞化し、「多島海」や「諸島・群島」を意味する「アーキペラゴ」(英: archipelago)の由来となった。英語で語頭を大文字とし定冠詞を付した
the Archipelago は、エーゲ海のことを指す。 the Archipelago に対して日本語で「多島海」という訳が宛てられることがあるが、上述の通りもともとの Αρχιπέλαγος じたいには「島が多い」という意味は含まれない。
周辺はエーゲ文明の発祥地
古代には、クレタ島のミノス文明と ペロポネソス半島 のミケーネ文明が誕生した。さらに時代を下ると、アテナイやスパルタに代表される多くの都市国家により形成された古代ギリシャ文明が生じた。他にもペルシャ、ローマ帝国、東ローマ帝国、ヴェネツィア、そしてオスマン帝国がエーゲ海周辺に国家を形成した。ヨーロッパとアジアを結ぶ中継地として中世以降も繁栄した。
火山島が多く、大理石や鉄の産地でもある。クレタ島のような比較的面積の大きな島には肥沃な耕地が広がるが、多くの島は農業に適していない。しかし、地中海性気候のためまばゆい太陽が輝く夏季には太陽に恵まれない地域から多くの観光客が訪れる。
( wikipedia )