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在日米軍再編:ＦＣＬＰ馬毛島移転訴訟
２訴訟、即時抗告を高裁棄却 ／鹿児島
毎日新聞 2012年03月30日 地方版
米空母艦載機陸上離着陸訓練（ＦＣＬＰ）の移転先候補地の馬毛島20件を巡り、地元漁師ら約１２０人が開発中止を開発業者「タストン・エアポート」（東京都）に求めた民事訴訟と、国と県を相手取った行政訴訟で、福岡高裁宮崎支部（横山秀憲裁判長）は２９日までに、訴訟に必要な手数料を原告側が納付しなかったとして両訴訟を却下した１審の鹿児島地裁決定を支持し、原告側の即時抗告を棄却した。
決定は２３日付。原告側は「人間共通の利益であり、訴えの利益は原告全員に共通する。全員分を支払う理由はない」と主張したが、横山裁判長は決定理由で「原告が主張する利益はそれぞれが有するもので、全員に共通であるとはいえない」とした。
原告側は昨年９月、同社と国、県を相手取り鹿児島地裁に提訴。提訴に必要な手数料は１人分で足りるとして行政訴訟で約６万円、民事訴訟で約１万円を納付した。だが鹿児島地裁は原告全員分の手数料が必要だとして行政訴訟で約７７０万円、民事訴訟で約６０万円の納付を命じ、原告側は地裁の求めに応じていなかった。地裁は昨年１１月、必要な手数料を納付しなかったとして訴えを却下した。【黒澤敬太郎】
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20120330ddlk46010632000c2.html
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