岩淸水

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ヤブカンゾウ

2008年05月25日 10時52分43秒 | 植物

 花 しらべ

ヤブカンゾウ【植物】

ヤブカンゾウ (薮萓草)

ユリ科ワスレグサ属

学名:Hemerocallis fulva var. kwanso


特徴・分布・生育環境

「萓草(かんぞう)」」 の名はありますが、ユリ科の草本です。漢方薬として有名な 「カンゾウ」 は 「甘草」 で、マメ科の草本で全く別種です。

長さ50~80cm、幅3cm前後の細長い剣状の葉を、地際から叢生させます。

      正面から見た、八重の花弁【ヤブカンゾウ】

 
夏に高さ60cm前後、時に1m近くになる花茎を立て、橙赤色の八重の花を数個つけます。花被片は、長さ7cmほどです。ただし、花色には変異が多く、赤色の強いものもあります。
三倍体であるために種子はできません(生殖する際に減数分裂できない)。
仲間(同属)のノカンゾウよりも、葉がやや幅広で花がやや大型です。
中国に分布するシナカンゾウ(別名:ホンカンゾウ)(学名:Hemerocallis fulva var. fulva)を基本種とする変種であるとされています。

日本各地から中国に分布します。ただし、古い時代に中国から渡来したという説もあります。   
多摩丘陵では、日当たりのよい草原や田畑の縁の草地などに時々見かけます。
( 多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」 から抄出紹介。画像は、【岩水】にて添付。)

 

田植え時季の頃の、ノカンゾウとヤブカンゾウ混在の群落。クリックすると拡大します。

 

 

 

 

 

2014 07 15 カンゾウの仲間【花暦】

 

2013 07 02 雄国沼湿原【わたしの里・日記】 

 

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