原爆の放射性物質は何処へ？ そして 神様そんなに多くの願いを聞いてくれるか？

原爆は、瞬間的な熱線と強力な中性子線を発生させる兵器ですが、更にあまった放射性物質をまき散らすという魔の兵器です。
原発は、熱を瞬間的に出さない様に制御し、放射性物質を封じ込め、発電に使うはずだった施設です。



1945年に投下された2つの原爆。
あれから66年。

広島に投下されたリトルボーイはウラン235を60kg
　　　

長崎に投下されたファットマンはプルトニウム239を13kg
　　　

ウランもプルトニウムも爆発したのは極一部で、大半は爆風で飛散したそうです。
そして、黒い雨となって地表に降り注いだとのこと。




さて、
ウラン235の半減期は、44億6800万年
プルトニウム239の半減期は、2万4千年

しかし、今、広島も長崎も人が住んでいます。
当時のことですので、地表の土を取り除くなど除染はしていないでしょう。

では、放射性物質は何処へ？

風に乗って飛散、雨に流されて海へ、土地開発で地中深くへ・・・　この辺が薄また理由のようです。

広島や長崎の爆心地付近で都市機能が復活し始めたのは10年以内

これらをどう判断するかは、意見はあると思いますが、福島の原発周囲の汚染を取り除くのに現在の科学的知識や技術があれば、効率よく進められるような気がします。


問題は、福島第一には核燃料が1700トンあります。
爆心地になる事は無いですが、直下型地震が最大リスクをもたらす可能性があります。

Ｍ7.0の直下型地震が来るならば、
　　福島で無く、
　　その他原発の下で無く、
　　更に自分の足下で無く　
と考えると、

神はそんなに多くの願いを聞くほど寛大では無い気がします