Camillo徒然日記

福岡生まれ、熊本育ち、宮崎で学び、大分に辿り着いた根なし草のつぶやきを。

PRAEDICATE EVANGELIUM OMNI CREATURAE

2011-06-26 19:17:34 | 教会
表題の意味は、「全世界に行って、全ての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)

大分の新司教様の標語です。そうです、今日、大分教区に実に3年ぶりに教区長として司教様が叙階され、着座されたのです。
前の司教様が、福岡教区長に任命されてから三年、待望久しかった司教様です。

長崎大司教区の神父様で、高松教区の司教補佐役をされていた方です。
御本人は、司教になるつもりは全くなかったようですが、それも神様の御計らい。沢山の祝福がありますように。

ローマカトリック教会は、聖ペトロの後継者であるローマ教皇の教導権に従うように定められています。
そして、12使徒の後継者である司教は、教皇に従い、信者を導くとなっています。
司祭・信徒は、司教に従順に従うことが求められています。

まぁ、全部、今回の司教着座式で知ったんですけどね。
着座式に、日本の全司教が並んでいたのは盛観でした。
それに、出身教区、高松教区、大分教区から信徒2000人弱が集まり、熱気が凄かったです。
人数が多くて、知り合いが来ていたものの、数人とちょこっとしか話せませんでした。

ともあれ、新司教様の下で、教区50周年を迎えられることを喜び、従順さを示していきたいと思います。
私達の生き方で、司教様の標語を実現していかなければ・・・。


ようこそ、パウロ浜口末男司教様。

「私たちの教父ベネディクトXⅥ世、私達の司教・パウロ浜口末男・・・」とミサで聞けるのは、信者にとって無上の喜びの1つなので、今日は、こんなに宗教色が濃ゆい記事になりました。
ご容赦を。

葛城殉教祭

2011-06-05 22:52:03 | 教会
今日は、「主の昇天」の主日ミサ。それに加えて、大分では、葛城殉教公園で殉教祭を行い、殉教者に想いを馳せ、信仰に学び、信仰を強めようとする行事が予定されていました。
生憎の雨、公園での野外ミサは中止になり、カトリック大分教会でミサが行われました。

聖書朗読では、主が復活されたのに半信半疑の弟子達の姿が書かれ、その弟子たちに「私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」という力強い言葉が主から述べられます。

300年前、我が国では過酷な禁教令が出されていました。その中で、信仰に殉じ、命を賭した人たちがいて、信教の自由が得られた今、私達は自由意思で信仰しています。しかし、その信仰は、半信半疑の弟子達と同じではないだろうか。主が共にいることを強く信じて信仰を守り通した先人に敬意を表するとともに、少しでも近づきたいと思います。

最後に、信仰宣言代わりとして、次の祈りを捧げます。

【十字架上のキリストへの祈り】(聖フランシスコ・ザビエルの祈り)
「主よ、私があなたを愛するのは、あなたが天国を約束されたからではありません。あなたに背かないのは、地獄が恐ろしいからではありません。

主よ、私を惹き付けるのは、あなた御自身です。私の心を揺り動かすのは、十字架につけられ、侮辱をお受けになったあなたのお姿です。あなたの傷付いたお体です。あなたの受けられた辱しめと死です。

そうです、主よ。あなたの愛が私を揺り動かすのです。ですから、例え天国がなくても、主よ、私はあなたを愛します。
例え地獄がなくても、私はあなたを畏れます。

あなたが何も下さらなくても、私はあなたを愛します。望みが何も叶わなくても、私の愛は変わることがありません。アーメン」