早朝の東寺
昨夜のライトアップを一目見ようとする人たちの
300人以上の長い待ち列が
テレビのニュースに写っていました。
ちょうどこの場所から金色に輝く五重塔が
瓢箪池にも映り込んで
どんなに美しい光景だったことでしょう。
至る所にライトアップの機材がおかれ
境内丸ごと綺麗な夜景か想像できます。
朝早い時間だったらゆっくり廻れると
思って訪れてよかったです。
木造の建築物としては日本一の高さを誇る
国宝五重塔の初層内部の特別公開中でした。
内部心柱を大日如来に見立て
内陣に展開しているのは弘法大師空海によって
体系化された真言密教が
黄金色の仏像で立体的に表現されたものでした。
ともあれ建物内の撮影は全く禁止。
なので講堂内の立体曼荼羅も国宝金堂も
感動を伝えれません(^-^;
東寺は唯一残る平安京の遺構です。
整然とした広い敷地内は
多くの紅葉で美しく飾られていました。
東寺を出てから 今度はずいぶん北へ上り
西賀茂の「神光院」へ…。
東寺と同じく弘法大使ゆかりのお寺です。
隠れた紅葉の名所と聞いて目指しました。
京都のタクシーの運転手さんは
京都を熟知されている方ばかりです。
「神光院」の名をいうと「ツウですね」と笑って
「三弘法めぐりですか?」と聞かれました。
「京都三弘法めぐり」…初めて知りました。
四国八十八か所巡礼に行く前に
最初は東寺で弘法大使様に旅立ちの報告をし
満願の報告に高野山に参ると言われていますが
明治の初めまでは
京都で御大師様ゆかりの3つのお寺に詣でてから
旅の安全を祈り旅立ったそうですが、
最近この「三弘法めぐり」が復活しているとのことです。
そしてその一つが「神光院」です。
ここは観光寺ではなく普段から信仰深い方々が
熱心にお参りに来られるお寺のようです。
静かな境内に
ゆく秋を惜しむかのように
燃える紅葉が綺麗で心和みます。
かつて弘法大師が京都での最後の
90余日をこの寺で修行し
この地を去る時に
庶民との別れを悲しんだという
エピソードが残っています。
門の傍らの立札には悲しいお知らせも綴ってありました。
今年6月の地震と台風で甚大な災害に見舞われたことです。
倒木とそれによる屋根破損、御大師増の倒壊
撮影するには忍びない箇所が
未だ修理できずに多く残っていました。
ひさかたの陽光揺れる朱の紅葉
なんだか少し物悲しい
密かなる霊場
少しでも早く修復が叶うようにと
手を合わせた本堂を後にした帰り際
振り返った本堂に
御大師様と囲む人々の遠い幻が見えたような…。
そんなことが起こってもおかしくないような…
美しいお寺でした。
さて、教えてもらった「三弘法参り」のお寺は
東寺・神光院・仁和寺
明日巡るお寺を決めかねていた私たちですけど
候補の中に「仁和寺」もあり♪
全員一致で決定しました^^
かくして先日ご紹介したブログ仁和寺につながることになります。
寝る前にちらっとみたらなんと8分前に夕顔さんの投稿が!
なんとラッキー。
しかも言葉にできないほど美しい微妙な色合いの紅葉たち。
神光院、初めて聞きました。
京都のお寺、何も知らないのを思い知らされます。
夕顔さんのフォト紀行、最高ですね(*'▽'*)
いつもだったらすることがなくて困るけれど
今回は夕顔さんのブログが拝見できたので良かったです。
京都の紅葉の始まりを少しだけ見て帰ってきてしまったので消化不良でしたが
夕顔さんの京都旅行シリーズを拝見して満ち足りた気持ちになりましたよ。
東寺も仁和寺も神光院もどこも行ったことがありませんが、次の秋には是非「三弘法めぐり」…というか夕顔さんの行ったとこ巡りをしてみたいと思います。
思った通り、読んでると季節が秋に戻った気持ちになりましたよ。
まだ続きはありますよね?
楽しみにしてますね(^^)
京都三弘法めぐり、東寺・神光院・仁和寺、覚えておきます。
京都に旅行に行ったら、行ってみたいです^^
毎回になりますが、夕顔さんのスナップは、その場所、その場所の良いところを切り取られていて、
文章も素敵なので、見ていくのが楽しいです^^
次回も楽しみにしています(^_^)
今日は穏やかな日です。
朝からお布団干して(もう仕舞ったけど)、網戸全部はずすだけはずしたのですが、いかにも冬の空ですね。
今少し雲が増えたので、頑張ろうと言う気持ちと、止めようかなが入り混ざり始めました(^_^;)
優雅な京都巡り、しっかり楽しめたようで、日頃の疲れも全部京都に置いてこられましたか?
五重塔と、紅葉が瓢箪池に写って綺麗ですね。
夕顔さんだからこそ撮れる景色♪
300人も並んで待って、それでも見たいライトアップなのでしょうが、早朝にゆったり見て撮っての方が遥かに京都を楽しめるような気が私はします。
五重塔の特別公開も、そこへ行かれたからこそのご褒美で遇えた。
写真は撮れないけど、皆さんの心の中にしっかり良い思い出として残ったのでは?
夕顔さんのお部屋でホッコリ出来たので、ヤッパリ午後からも頑張ります‼
静かで厳かな京の姿が伝わって来ます。
歌も詠まれ幅広い見識と感性をお持ちの夕顔さんは「君」が相応しいですね。
「心の目」で見ているのでしょう、弥勒菩薩のような夕顔さん。
「四苦八苦」の一番目は「生」ですから生きる事自体に苦を伴う、その中で生きる喜びも・・・現世でしか「生」を実感できないと。
投稿後すぐにコメントいただき嬉しいです♪
今年は紅葉が一番綺麗な時期に京都に行けてよかったです。
もちろん人も多かったけど、やっぱりアクセスのいいお寺に集中しているみたいですね。
この辺りはバスも頻繁に通ってなくて(笑)
紅葉がうっとりするほど綺麗でしたよ^^
神光院は上賀茂神社の西辺りになります。
ホテルへ帰る時 加茂川の川沿いの道を下ってきたのだけど桜並木が綺麗ですね。
なつみかんさんの府立植物園の紅葉も対岸に見えました~♪
そんな時間にブログ見ていただきありがとうございました^^
今回私が行ったところはいつもと違うところばかりです。
私は案外南禅寺~東山のお寺さんによく行くのですけど 今回は家族それぞれの希望を出し合って決めたので 一人ならきっと修学旅行以来行ってないなってところもありましたよ^^
でも お寺って不思議ですね…若いころに行った時は大した記憶もないくらいのお寺も今行くと感動したり♪
例えば息子の希望で行った三十三間堂などは昔は何を見てたんだろうって思うくらい感動しました(^.^)
京都に帰られたらいろんな場所に行かれていいところを教えてくださいね^^
「三弘法まいり」は私も初めて知りました。
京都のタクシーの運転手さんは 貸切でガイドするのもお仕事の内なので
皆さんいろんなことをご存知で、今回は本当にたくさんの事を教えてもらいました。
たしかに「いろんな巡り方」があるようで、目的をもって勉強してから巡るととっても面白そうですよね(^^♪
このお寺さんは観光客は少ないようで、今回あったのは熱心に撮影している外人さんだけでした。
話によるとこのお寺、「銭形平次」や「暴れん坊将軍」の撮影にも使われたりしたそうです。
確かに境内は観光寺というより江戸時代にタイムスリップしたような感じがありました^^