夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

水無月(みなづき)

2017年06月30日 | 日記

6月30日に水無月を食べないと

夏は迎えられない

 

京都では6月30日に「水無月」を食べる風習があります

6月になると和菓子屋さんの店頭を賑わせ

老舗和菓子店では、連日売り切れになるほどだそうです

 

白い外郎(ういろう)の上に

小豆を乗せた淡白な味わいで

三角は氷を形どり

 小豆は悪魔払いの意です

 

室町時代の宮中では 旧暦6月1日に

氷を口にすると夏バテしないと言われて

 氷室(ひむろ/京都府衣笠山)から氷を取り寄せて

暑気払いをしていました

庶民には手に入れることができなかった貴重な氷

その氷に似せて作ったお菓子を食べて

夏の暑さを乗り切ろうとしました

 

 

 

 

 古くから半年の大晦日となる6月30日に 

半年間の身の汚れを払い

 新たな半年間の無事を祈願する

「夏越祓(なごしのはらえ)」

という行事が催されます

 

 

   

紫陽花を手桶に生けて 

 

京都の暑い夏を

無事に乗り越えたいという

思いが詰まった風習です 

 

 

 

 風鈴祭りで買った蛍の風鈴を縁側に吊るして

 

そして 明日7月1日は

 霊峰富士の山開きです