夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

ゆく夏を惜しんで~雨の秋月散歩

2019年08月27日 | 秋月の旅

  

 

陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也

暑さがおさまる処暑の頃

暦を知っているかのように

ツクツクボウシがいっせいに鳴き始め

一日花の木槿が

過ぎゆく夏を惜しむように

美しく咲いています。

 

 

 

 

少しづつ

 秋の気配が満ちてきます。

 

心地良い風に揺れる

木々の緑も涼しそう。

 

 

 

 

思い立って秋月に行ってきました。

 

畦道を歩くと地面から土の匂いがしました。 

 

 

 

 

稲穂の実るこの時期は

天候も崩れやすくて

作物への被害は心配だけど

静かな雨の田園風景は良いですね。

 

 

 

 

 

昔から変わらない里山の景色に

心落ち着きます。

 

 

 

 

「黒門」は 桜と紅葉の時期だけは

たくさんの観光客で賑わいます。

 

この季節の美しさも格別なのになぁ…。

 

 

 

 

若楓の頃の柔らかい黄緑色が

夏の日差しの中で鮮やかな緑色に変わり

晩秋には真っ赤に染まります。

 

 

 

[ 今年4月末の若楓の頃 ] 



 

 

去り行く夏の

雨に濡れて瑞々しく美しく…。 

 

 

 

 

黒門が見守る秋月城址に

木造の秋月中学校が建っています。

生徒数は60人くらいの

長閑な学校です。

 

この日は夏休み

いつも聞こえる子供たちの声もなく

ちょっと淋しい風景でした。

 

 

 

 

登下校時にすれ違うと

明るく大きな声で挨拶をしてくれます。

夏休みももうすぐ終わり

 

 

 

 

通学路の桜並木にも

確かに秋の気配がしていました。