おばんでがんす
先日四万温泉の現場に行って見た、塀が雪害で傷んだと言う事で調査に行ってきた
途中は行きも帰りも花見をしながらの道中である
勿論行きは花は横目を引掛けながらである本来の目的を果たしてからの帰り道。どこで写真を撮ろうか
などと考えながら現場到着だ
現場ではお施主様ご夫妻が待っていてくださった、ご挨拶の後で妻の死亡の話が出て一頻り話した
折角落ち着いて来た古傷を又いためるような結果になってしまったがこれも仕方がないことだ
現地調査をして現場写真を撮り略図を描いたりで調査を終え辞して来た
栃の樹の大木があちこちで咲いている一段上の山を道路が走っているので好都合だ
賑やかな花穂であるこの花穂一つで数個の実が成る
少々雨模様の空に輝いて咲いている
栃餅の製作は大変な手数がかかると聞いている、克って私も又聞きで挑戦してみたが、とても食べられ
る代物にはできなかった、とにかく渋い
山里の独特の御馳走である
所々で山躑躅が満開だ
我が家でもあるのでそれほど感動が少ないが自然の儘でよくもこんなに咲くものだ
両岸の山々では山藤が満開である、とても丈夫な蔓だ
此れは落葉松に巻き付いている藤だ、巻き付かれた方はいい迷惑である
御互いに太ってきてお互いが締め付け合戦をし、やがて巻き付かれた方が死んでゆく
、自然界の抗争はやはり死でしか決着がつかない
造林には「蔓きり」と言う作業工程がある、藤や、山葡萄や、熊柳、蔓紫陽花、岩絡み、と言ったつる
植物の根元を伐採してやる作業だが今の時代は人手不足と経済的な事由でそれができない
結果的に見事な藤の花が見えると言う事になってしまう、良いのか悪いのか????
枯れてしまった木が手前に見える、自然と経済とは中中両立しないものなのかもしれない
到る所に見える、木材を扱うものからは心が痛む
こうして微妙な気持ちを持ちながら観藤をしながら帰る、複雑だ
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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