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和貴の『 以 和 為 貴 』

【論語 三十七日目】 人にして信無くんば


人にして信(まこと)無くんば


「子曰わく。人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり。大車輗(だいしゃげい)なく、小車軏(しょうしゃげい)無くんば、其れ何を以て之(これ)を行(や)らんや。 」


■その意味は?

人であって信(まこと)がなければ、どうにもしようがない。それは牛に引かせる荷車に轅(ながえ)のはしの横木がなく、馬に引かせる車に轅のはしのくびきどめがないようなもので、いったいどうして車を進めることができようか。

(「論語」一日一言より)
  
 ( 轅 )
 


■感想

古代支那人の暮らしぶりというものが、ほんの少しだけ垣間見ることができた。

現代的にいえば、轅というのは、自動車のことであろう。

牛や馬はエンジンやタイヤを意味し、轅はハンドルやブレーキを意味するわけである。

自動車を操縦する際、右にハンドルを切ろうとしているのに前輪がいうことを聞かなければ、事故に繋がる。また、ブレーキペダルを踏んで止まろうとしているのに、タイヤがいうことを聞かなければ大事故に繋がる。

日頃、我々が自動車を操縦できるのは、自動車が我々の意思通りに動いてくれるからこそであり、それは車本体や、メーカー、さらには任意保険など、あらゆる信頼関係が成立しているからではないか。

世界に誇れる日本の技術の向上、奇跡というよりも、永く地道に築き上げられてきたものの結晶といっても良いのでは…。


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