バンコク・ドバイ・沼で水上スキー ==日々雑感==

駐在先のバンコクで水上スキーサイトを整備。
ドバイでも水上スキーを続け、日本帰国後も沼にはまった。

第62回全日本水上スキー選手権大会

2020-04-16 20:35:17 | Waterski
練習をサボっていても頑張っていても毎年全日本はやってくる。
去年の全日本が終わってから優勝することだけを思い描き練習する。
叶うかどうか分からなくても努力する。そんな生活が20年近く続いてた。

2015年の全日本、まったくうまくいかなかった。
スラロームは14.25mが回れず2位、トリックは予選のセカンドパスでビンディングを締め忘れ最初のT5Bでスキーがなくなり15位、ジャンプは、、、まあまあの42mで5位、総合4位。

2016年はプレッシャーがかかるわけです。

スラローム予選2位、トリック予選5位、ジャンプ予選5位。
ジャンプは予選通過できず。
それでもスラロームは14mをクリアーしたし、トリックのセカンドパスはビンディング外れなかったし、ジャンプも40.2m飛んだし、まあぼちぼちでした。

決勝。
スラロームはどんなに失敗しても冷静に慌てずに必ず回ると心に決めていた。
16m、14mとクリアーして勝負の13m。
出走ピットには予選1位通過の布野選手の姿。

1ブイでロープたるんで2ブイに一直線。
2ブイをギリギリにかすめ取りつつ冷静にターンして
3ブイでギリギリかすめ取りつつウェーク手前で最高の引きをして
4ブイもギリギリだけれども急なターンは転倒につながるのでゆっくりターンして
5ブイでほんとにギリギリだったけれどもゆっくりターンしてロープたるんでカットに入るも体が綱引きみたいな姿勢になってウェークに刺さりそうになりながら
6ブイまで届いて
ゲートに必至に戻るもものすごくロープがたるんでいて
絶対に何があってもロープを離さないと決めて
体を最大限くの字型に曲げてロープが張る瞬間を待って
ものすごい力で体が引っ張られたけれど耐えて
余裕の表情でクリアーしてワイドに出る。

13mクリアー!

12mは2ブイ。
曳航艇から「救助艇にいってー!」とサインが出ているが見えないふり。
全く見えないふりをしていたら、あっという間にスターティングドックへ。


出走ピットには予選1位通過の布野選手。
にこやかに滑り込んで「頑張って!」と声かける。

布野選手は18mからスタート。
難なくクリアーして16もクリアー。スターティングドックに戻ってくる。
「頑張れ!」と声をかけたような記憶がある。
14mもクリアー。
さあ、勝負の13m。
スターティングドックに向かう方向で13mスタート。
1ブイ、2ブイ、3ブイ、4ブイときれいにクリアーしている。
琵琶湖はココからが大変。
こっち方向の5ブイと6ブイは琵琶湖の本湖からの波が入ってきたりする。
気にしなければ全く問題ないけれど、気になるのも事実。
5ブイを通過して、6ブイ。
13m抜けてきたなと思ったら、まさかの転倒。
記録は13mの5.25ブイ。
やっぱり琵琶湖のセカンドパス/フォースパスは難しい。

ボートがスターティングドックに戻ってきたので、載せてもらい本部ピットまで戻りました。
琵琶湖でスラローム勝ちたかったし、13mを抜けたかったのでとても嬉しかったことを覚えています。


トリック、ジャンプを終えて、結果は総合2位。
あともう少しで桂宮牌でしたが、僅差で逃しました。そう簡単に総合1位にはなれません。

全日本のビデオです。

ドローンで撮影していますので、見ごたえあります。




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