Yuri’s Diary

<オペラ歌手 新宮由理の公式ブログ>
歌と笑顔…感謝の日々・・いつもありがとう♪

新作オペラ!告知!

2018-07-28 23:49:37 | 歌うたい♪
ようやく告知でございます!

12月7日(金)19時開演
めぐろパーシモンホール 小ホール
オペラ「瘋癲老人日記」(ふうてんろうじんにっき)

初演が決定いたしました

作曲家・西澤健一氏のオペラ「卍」に続く2作目になりますオペラ「瘋癲老人日記(ふうてんろうじんにっき)」は、原作はまたもや谷崎潤一郎です。

今回はオペラ・ブッファ!コメディでございます(笑)

5人の歌い手に俳優、女優が加わり、子役の歌も入るというキャスティングです。

チケット販売は8月7日10時からです
こちらの↓が受付フォームとなります。
https://www.yurishingu.com/futen

◆客席数が200席ですので、指定席は6列目までです。あとは自由席です。
◆受付順(8月7日から時間等細かく見させていただきます)にお席を予約していただくことになると思います。
◆整理券の準備はございません。
◆長時間の整列もご遠慮いただきますので、ご理解頂けますと幸いです。

予約の詳細は改めてお伝えいたします。

こちらのチラシは仮チラシとなります。本チラシも面白く出来上がってきますよ!





ドタバタ劇に笑いあり、涙あり!
どうぞお楽しみに

……

作曲家西澤健一氏より…


オペラ「瘋癲老人日記」

念のためにふりがなを振りますと、ふうてんろうじんにっき。このタイトルの意味を正確にお伝えするため英題を付しますと「Diary of a Mad Old Man」。足フェチのエロジジイが自分の息子の嫁の足に恋をする谷崎潤一郎晩年の小説であります。

今年はこれを、オペラ・ブッファに仕立てようと思います。

去年の「卍」で変態の名を恣(ほしいまま)にしたバリトン・岡元敦司を主役・督助に。その督助が惚れた足を持つ息子の嫁・欲深い颯子にメゾソプラノ・新宮由理。その颯子の不倫相手にして督助の甥っ子・春久に横山慎吾。ちょっぴり小うるさい督助の付添の看護婦・佐々木に津山恵。

日頃は「婆さん」と呼ばれ邪険に扱われる督助の妻・千代(※注。この名は僕が考えたもので原作には名前の記載も無い)に今回初参戦の原千裕。督助の身を唯一案じてくれる孫・経助に森晴子(子役)

それから台詞のみの登場で、督助の娘のおしゃべり女・陸子(くがこ)に藤田みか。颯子の旦那にして督助の息子・浄吉に西村功貴…というメンバーです。以上、敬称略。

面白くないことばかりの世の中じゃないですか。だからこそ、死ぬまで…いや、死んだ後も…自分という人間を全うして一体何が悪いのか、というメッセージも込めて、喜劇として、コメディとして、人生の讃歌として、この作品を書きたいと思います。今から書くんですけど。

「死んでも君に踏まれていたい」

自分の心を押し殺して生きている現代人たちと、変態ドM足フェチ野郎どもに捧げるオペラ、いよいよ始動します。12月7日めぐろパーシモン。どうぞよろしく。