A Clockwork Gallus

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自家発電

2009年05月25日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
の話を、朝、カーラジオで聞いた。
自家発電と言ってももちろんマスターベーションの事では無い。
振動力発電と言うやつだ。

歩いたり喋ったりの振動させる力で発電することができるらしい。

と言う事は生命を得た人間が動き出す振動から電気をつくり出すのだ。

と言う事は人それぞれが自分が消費する電気を自分でつくり出すのだ。

と言う事は人それぞれに自分のコンセントが付いているのだ。

夜になっても皆が頭の上に自分用の自家発電スポットライトを持っているので、街路灯なんかもう要らないのだ。
石油も石炭も天然ガスも、ウランもプルトニウムも必要ないのだ。
すごいなあ、これが究極のエコシステムなのかなあ。



ようやく人間もチョウチンアンコウに近づけるのだ。

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

2009年05月24日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
が、今日の日曜美術館のテーマで、ゲストが建築家の隈研吾(クマ ケンゴ)さんだった。

ショックだった。

私はこの人をついの今まで、ずーーーーとスミ ケンゴさんだと思い込んでいたのだ。

でも、隈はクマだけどスミとも読むんちゃうのんと今、念のためと思ってパソコンで検索するまで隈 と 隅 の違いをちゃんと把握していなかったのだ。

晩酌用のお酒が無くなったので

2009年05月23日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
近所のスーパーに夕方の散歩がてら買いに行って来た。

本当はお酒の安売りスーパーに行きたかったのだが車で出かけるのは面倒だったので、とりあえず今日明日をしのげる分だけ買っておこうと、近所のスーパーに歩いて行って来た。

たまにはウイスキーがいいなと思って、一番安かったブラックニッカを買った。
それをひとつ手にもってレジに向かうと、レジの横に麒麟のノンアルコールビールの新しいのが積まれていたので、一本買った。
どんな味なのかちょっと興味があったのだ。

片手にブラックニッカ、片手に缶ビールもどきを持ってレジに行ったら、レジのお兄ちゃんが、横に積み上げられていたレジ籠をひとつ取り出し、金額を打ち込んだ商品をその中に入れてくれた。
ちゃんと商品を籠に入れて買い物をしてくれば良かったのだろうな、と反省した。

お金を支払って籠を受け取り、サッカー台の上でレジ袋に入れ替えようとしてその袋がない事に気がついた。
ノーレジ袋運動だったのだ。

スーパーから、お買い上げシールも何も貼られていないむき出しのブラックニッカと缶ビールもどきを両手に持って、ぶらぶらと家まで帰ってきた。

もし呼び止められたらレシートを見せないと行けないな、などと変な心配をしながら帰ってきたのだった。

日本毛鉤道連盟

2009年05月23日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
[目的]
第1条
財団法人全日本毛鉤道連盟(以下「全ケバ連」という。)は毛鉤道の理念および全ケバ連寄附行為第31条に基づき、毛鉤道の奨励および、その向上に資する目的で、毛鉤道の称号および段位を定め、この規則の定めるところにより、その審査を行う。

[最高位]
第2条
称号、段位を通じ、範士を最高位とする。

[称号付与基準]
第3条
称号は、錬士、教士、および範士とし、それぞれ次の各号の基準に該当する者に与えられる。
1 錬士は、ケバ理に錬達し、識見優良なる者
2 教士は、ケバ理に熟達し、識見優秀なる者
3 範士は、ケバ理に通暁、成熟し、識見卓越、かつ、人格徳操高潔なる者

[段位付与基準]
第4条
段位は、初段ないし八段とし、それぞれ次の各号の基準に該当する者に与えられる。
1 初段は、ケバ道の基本を修習し、技倆良なる者
2 二段は、ケバ道の基本を修得し、技倆良好なる者
3 三段は、ケバ道の基本を修錬し、技倆優なる者
4 四段は、ケバ道の基本と応用を修熟し、技倆優良なる者
5 五段は、ケバ道の基本と応用に錬熟し、技倆秀なる者
6 六段は、ケバ道の精義に錬達し、技倆優秀なる者
7 七段は、ケバ道の精義に熟達し、技倆秀逸なる者
8 八段は、ケバ道の奥義に通暁、成熟し、技倆円熟なる者

[特別措置]
第5条
自称でも良しとする。


私は十数年前、自称範士の師匠に『2段を許す』といわれた。だから自称2段なのだ。

ぷうが

2009年05月22日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
学校の帰りに駄菓子屋で「きなこ棒」を買って来てくれた。

いつだったか、ぷうが、「駄菓子できなこ棒が一番好きだ」と言っていて、私はそのきなこ棒と言う物がよくわからなくて、「今度買って来てあげる」とぷうが約束してくれていたのだった。

何故きなこ棒が一番好きかと言うと、駄菓子には大抵「当たり」があるらしく、その当たりが出る確率はきなこ棒が一番高いらしいのだ。

「お父さんあげる」といって持って来たティッシュにくるまれた物を開けると、きなこ棒が二個入っていた。

一個食べたら、素朴な味がおいしかった。

ごちそうさま、と爪楊枝を返すと、「もう一個食べないの」と言うので、食べても良いのか、と尋ねた。
「いいよ、でもお父さんが食べないのなら私が食べるけど」というので、折角だからもう一個も食べよう、と口にくわえた。




きなこ棒に刺さっていた爪楊枝を引き抜くと、その先が赤く塗られていた。

村上春樹さんの単行本を100円で買いそろえよう計画-8

2009年05月22日 | 村上さんを100円で計画(完結)
そこには、レキシントンの幽霊、と、神の子どもたちはみな踊る、と、蛍・納屋を焼く・その他の短編、があった。

かなり来たような気がする。

ここにもねじ巻の第2部があったのだが、第3部は見つからなかった。

ちかごろ、車で初めての道を通るたびに本のリサイクルショップを探してしまう。

鶴舞近辺に行けば古本屋も多いのだろうけれども、100円(正確には105円)で買いそろえなければならないのでブックオフとかに頼らなければならないのだ。

最初の頃の長編は中々出逢わないのだ。

で、100円で買いそろえてどうするかと言うと揃ったところで記念撮影をして、そしてブックオフに売りに行くのだ。



税務署から

2009年05月22日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
所得税の確定申告の見直し確認について、と言う封書が届いた。

中には、所得控除の項目について計算誤りがないか見直しをお願いいたします、と書かれた用紙と、前もって数字が打ち込まれた所得税の修正申告書用紙と、金額が書き込まれた税金の振り込み用紙が同封されていた。

見直し確認をお願いいたします、と書いてあるので前回提出した確定申告の控えを屋根裏部屋からひっぱり出して来て、今回送られて来た修正申告書なるもとと見比べると、数ヶ所金額が違っている。

毎年一律で記入していた扶養控除の金額が、今回送られて来た修正申告書では380.000円多く記入されている。
今年だけ特別に控除額が多いのかなあ。それとも今まで私が間違えていたのか。

で、見直しを、と言われてもどうすりゃ良いのかわからないので同封の用紙を読み返すのだが良くわからない。

でもまあ、税務署で違う金額を打ち込んだ修正申告書と金額か書き込まれた振込用紙が送られて来たと言う事は、これに記名押印して送り返せばいいのかなあ、と住所氏名を書き込んだ。

自分の書いたのと見比べると13.000円程支払う税金が少なくなるのだ。よくわからんけど。

こういうのはさっさと処理するに限る。

村上春樹さんの単行本を100円で買いそろえよう計画-7

2009年05月21日 | 村上さんを100円で計画(完結)
有る古本屋で5ヶ月程前に「風の歌を聴け」に出逢ったのだが、残念ながらそれは100円ではなかったので買わなかったのだ。
この前その店の前を通ったら、その店がつぶれて建物も解体され更地になっていた。

あの店は「風の歌を聴け」があった店、なのだ。そしてその店の記憶はそこで終わった。
それは出来事だ。


建物と言う物体が無くなる事によって、そこに「風の歌を聴け」があったと言う出来事の記憶が造り上げられるのだ。

出来事とはそれ自体が終わりを迎えないと始まらないのだ。