A Clockwork Gallus

A Clockwork Gallus

頭上注意の話。

2009年06月11日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
ずいぶん昔、広島に仕事で出かける矢先に、工事中の高架道路が落っこちて信号待ちで停車中の車が数台潰されたと言う事故があった。

数日後にその事故現場の横を車で通った記憶がある。

私は変なところで臆病で心配性なので、それ以来信号待ちや渋滞で、たとえば高架線路の下だとか大きな歩道橋の下だとかに止まりそうになった場合、なるべく手前で車を止めるか、かろうじて運転席だけでも前に出るようにするとか(あまり意味がなさそうだけど)努力してしまう。そしてどうしようもなく真下に止まったときは、頭上を見上げながら「あの鉄骨の間にうまくはまれば奇跡的に助かりそうだ」などと考えてしまう。

とにかく頭上注意なのだ。

※    ※

最近、空から不思議にもオタマジャクシや小魚が落ちてくるニュースを聞いた。誰かの小説のように。

今日のニュースでは、ヘリコプターの窓が落っこちて来たと言っていた。
窓も、ヘリコプターの一部として協力していれば飛んでいられたのに、自分一人だけでは世の中上手くいかない事に気がつかなかったのだろう。

とにかく頭上注意なのだ。