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西やん中洲にいます。

西やん67歳、ameba blogに引越しました。

今日のいろいろ1394 【エマージェンシーコール】

2025-02-18 20:17:08 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今日は風が冷たく、寒く感じました。
これは、まだ当分続きそうです。風邪引かないようにしなければ。

【エマージェンシーコール】
フジテレビの月9【119 エマージェンシーコール】。
昨日の内容は・・・ (ネタバレあります)

2つのポイントがあったかなと思っています。
(1) 虚偽の通報
  男性から119番通報があり、「知り合いの女性が」ということで伝えられたマンションの部屋(201)に救急車とカギが閉まっている可能性もあり、消防車も派遣。ところが、言われた住所の部屋の居住者は全く違う人で、部屋番号の読み間違いを想定して207号室に行ったところ、そこの居住者は苗字は通報と同じだけれども、名前は違っていて不在。しばらくすると、ご本人が帰宅し、何も問題がないことを確認。虚偽の通報だと判明。

(2) ネット投稿
  (1)の通報で、201号室に向かった隊員が、部屋番号が違うのではないかとマンション内を捜索している間に、同じマンションの住人から119番通報。
指令センターでは、その通報に対して救急車を派遣。
  ただ、捜索中の隊員がたまたま別の通報者の部屋に行った時に「201ではなく207」との連絡が入り、「(別の通報者には)救急車を派遣済み」とのことで、隊員は「別の救急車が来るから」と告げ、207号室に捜索に向かう。
  その別の通報者が、ネットに「救急隊に他が優先と放置された」とアップし、消防が炎上。

NHKで『エマージェンシーコール』という番組があります。直近は9回目で舞台は京都です。

この『エマージェンシーコール』でも、消防とは関係のない事や、軽微な病状での通報などが実際に出てきます。通報内容によっては、救急車を派遣しなければなりません。軽微なケガや病状でも、もし、急変するようなことがあればということで出さざるを得ません。

ただ、それが多いと、本当に救急車を早急に向けないといけない場合に、救急車が足りない。または、遠方の出場しているなどで、救える命が救えなくなる場合も考えられます。

ドラマの(1)では、虚偽の通報者が207に住む女性のストーカーであることが判明。その後、虚偽の通報者より再度通報があり、207のベランダに居て動けないと。いくつか質問して、通報者が居住者とは関係ない人だと判断し、警察にも通報し、虚偽の通報者は不法侵入などで「逮捕」された。という内容でした。

NHKの『エマージェンシーコール』では、非常に横柄は態度の通報もあります。

ドラマの(2)は、結局、通報者が通報した理由が、生活の乱れによる「痛風」であると判明し、逆にネットで叩かれた。という結果になっています。

【エマージェンシーコール】
今日のYahoo!ニュースの「弁護士ドットコム」の記事で、
『「AEDで救命したら被害届出された」 裏取りしなかった? ABEMA報道番組の抱える問題点、OBプロデューサーが指摘』というのがありました。

心肺停止状態の女性にAED(自動体外式除細動器)を使ったところ、警察に被害届を出された――。ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」が、そう主張する男性の証言を1月20日の配信で取り上げたところ、波紋を広げている。 
とのことです。

「ABEMA Prime」が取り上げた、男性のエピソードが真実だったのか不明だとして、番組のあり方が問題視されているのだ。もしも女性を助けることがリスクだと捉えられてしまえば、助けられたはずの命が救えなくなることもありえる。ということで、

「ABEMA Prime」の初代プロデューサーをつとめていたので、今回の騒動について非常に情けなく感じた。相変わらず「ABEMAニュースの最大の問題点」が解決されていない。(テレビプロデューサー・鎮目博道)との指摘。

番組では、この男性に取材したという。きっと、電話か何かで実際に話を聞いたのだろう。しかし、おそらく男性の話を丸ごと信じて、裏付け取材をしなかったのではないか、と思われる。とのこと。

更に、
この放送内容について報じた「AERA dot.」(2月16日公開)によると、警察庁はAERA.dotの取材に対して「このような事例は把握しておりません」と回答している。しかも男性のXは現在閉鎖になっているから、疑惑が深まっているとはいえるだろう。とのこと。

真偽の分からない話題を「メディア」が、ろくに調査、裏どりもですに報じると、それが真実のように捉えられてしまう恐れがあります。

「メディア」がネット上のSNSなどの批判的な少数意見を一方的に取り上げると、さも「大問題である」と捉えられる可能性があります。

今回の件のように、「(男性が)女性の要救助者に対してAEDを使用したり、または、胸に手を当てて心臓マッサージをして『訴えられた』」などの虚偽と思われる情報を垂れ流すのはもっての外。

この報道を真に受けてしまった人が、目の前に女性の要救助者が居るのに、救護を躊躇ったなどということになったら、それこそ救える命が救寝なくなることも考えられます。

先ほどの「119番への虚偽通報や、軽微なケガ、病気での通報、更には、タクシー替わりの通報(搬送先を掛かりつけ病院とするなど)」も、もしかすると、その行為で、助けられなかった命が出るかもしれない。

『想像力を働かせて』、自分のその行為で何が起こる可能性があるのか、一度考えてもらいたいですね。
ただ、本当に緊急であれば躊躇なく通報を。

昨日のドラマと、今日見た記事で、そんな事を思いました。
では、また。


今日の博多251 【一万人】

2025-02-18 08:33:15 | 今日の博多
おはようございます。

今日の博多は曇り後時々晴れです。
昨日は10度だった様で、今日は更に下がって7度の予報です。





タイとミャンマー国境のミャンマー側で行われている集団詐欺。中国の組織が運営しているとの事ですが。

10代の日本人(一人は高校生)が解放されましたが、オンラインゲームで知り合った者に誘われ、タイに渡って、ミャンマーまで連れて行かれたとか。

同時に、約3千人が解放されたそうですが。
まだ、一万人が監禁されているだろうとの事で、タイの警察当局と約20カ国の大使館職員が対策を協議したとのこと。

規模が違いすぎるし、やる事がえげつない。
休みなく1日10時関以上働かされ、報酬もないとのこと。

まだ31人位の日本人がいるたろうとの事。

今朝のニュースを見ていたら、埼玉県を中心に、あげくは熊本でも、埼玉県八潮市の大規模陥没事故にからめて、「下水の点検」と称する不審な電話が増え、在宅状況を確認したり、日時を決めて、断っても、「押しかけるぞ」と脅したりという事案が多発しているとの事。

人の「心配」「不安」につけ込む犯罪とおぼしき行為。なぜ、こんな事を思いつき、こんな事をするのか。

残念なところが目立ちます。闇バイトでの強盗事件も含め、撲滅してもらいたいものです。

では、また。


今日のいろいろ1393 【トランプの失政?テスラの危機?】

2025-02-17 20:17:42 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今日は昨日から気温は下がったのですが、明日以降、更に下がるようです。
それも、期間的には来週もです。
東北、北陸などの日本海側はまた大雪になる可能性があります。
残念ながら、これでまた農作物の価格が上昇するかもしれません。
せめて、早めに米だけでも価格が下がればいいのですが。

ただ、ガソリンなど燃料も高くなっているようです。
総合的な対策をどう行うのか。しっかり国会で審議していただきたいものです。

【トランプの失政?】
今日のYahoo!ニュースの「FNNプライムオンライン」の記事で、
『「トランプ大統領は経済がわかっているのか?」関税戦争の足元でインフレ加速…「最も馬鹿げた貿易戦争」米経済専門紙が批判』

貿易相手国に関税戦争を仕掛けるアメリカのトランプ大統領ですが、その足元で、インフレが急速に加速し出して、経済のプロの間から「トランプが経済が分かっているのか?」という声が上がり始めている。とのことです。

ニューヨーク連邦準備銀行は13日、3年先の予想物価上昇率が3%と前月比0.4%上昇し、1年1カ月ぶりの高水準になったと発表した。FRB(連邦制度理事会)が目標とする2%を大幅に上回ることになる。また食品やエネルギーなど中核の消費者物価も、1月は前年比3.3%上昇を記録し、インフレが予想以上に進行していることを示唆した、とのことです。

「バイデン政権の経済政策の失敗がインフレを助長させた」と選挙戦を戦って勝利したトランプ大統領だったが、そのバイデンフレーションを退治できなかっただけでなく悪化させさてしまったのだ。加えて、トランプ大統領の目玉政策である関税引き上げを行うと、輸入製品の値上がりにつながり、インフレはさらに悪化すると大方のエコノミストは指摘しているとのこと。

経済専門誌ウォールストリート・ジャーナル電子版 も、
「トランプ大統領はマネーについて理解しているのだろうか?」 

「マネー」と言っても現金のことではない。貨幣供給、金利で測られるお金の価値、そしてそれらがインフレに及ぼす影響について大統領が理解しているのかをウォールストリート・ジャーナル紙の社説は問い、こう続けた。 

「その答えはノーであるように思える」 

そして最後に、
「政治学的な観点から見ると、インフレの再燃はトランプ政権にとって最大の脅威かもしれない。トランプ氏が当選したのは、有権者がバイデン政権下でのインフレと実質所得の減少に反発したからだ。実質賃金は過去3カ月間横ばいであり、インフレは上昇している。この状況が続けば、トランプ氏の支持率53%も長くは持たないだろう」 
と締めています。

少し前に、「トランプ大統領は100年前のマッキンリー第25代大統領に心酔し、マッキンリー大統領と同じ『関税政策』を推進しています。が、
歴史を見ると、マッキンリー大統領は、「関税政策」による国内の物価上昇を招き、「関税政策」を撤回し、「他国との協調政策」に方針返還しています。

トランプ大統領も、同じ轍を踏んでしまうのではないか。経済専門家などが心配する方向に進んでしまうのではないか。注目です。

【テスラの危機?】
これも、今日のYahoo!ニュースの「PRESIDENT online」の記事ですが。
『充電スタンドはテスラ車で大渋滞…ロス山火事で加速する"EV離れ"の現実「日産リーフを手放します」の声も』

ロスアンゼルスで大規模な山火事が長期間に渡って発生し、続きました。
多くの市民が避難を余儀なくなれたのですが、今回の「山火事」での「非難」でEVに多くの問題が露見し、EVを手放し、HEV(ハイブリッド)やPHEVに買い換える市民が増えているとのことです。

元々、カリフォルニア州はEV普及を推奨し、普及率は全米平均の3倍あったとのこと。その多くは「テスラ」車でした。

ただ、ロスの山火事の際には、テスラオーナー達は『身の危険』を感じたようだとのこと。具体的には、

人気YouTubeチャンネルの投稿者は、火災が自宅からわずか20km弱のところまで迫る中、早めの自主避難を決めたそうです。

ただ、所有するステラ車に飛び乗ると、バッテリー残量が8%で、走行可能距離はわずか26km程度の状態だったとのこと。多くの避難車両で渋滞する収用道路を拭けるには心もとない数字だったとのことです。

充電しようと「充電スタンド」へ向かったところ、慌てたテスラオーナーたちが詰めかけて長蛇のれるが出来ていたそうで、外で待機する車も徐々に増えたとのこと。

追い打ちをかけたのが最大風速36m毎秒の突風に襲われ、送電線が切れたり、送電線のスパークで新たな火種が発生するのを防止するため、電力会社が意図的に送電を止めるケースも。
つまり、停電してしまうと「充電」もできなくなる、ということです。

投稿者は何とか充電できたものの、要した時間は35分。その間ずいぶんと肝を冷やしたとのこと。

また、路上には「充電」をあきらめて放置されたテスラ車も多くあり、消火活動、避難の妨げになったところもあったようです。

その他には、テスラ社が手掛ける家庭用の定置型・大容量蓄電システム「パワーウォール」も火災の長期化を招く一因になったとのこと。
「パワーウォール」には大容量の『リチウムイオン電池』が搭載されていて、一度燃えると消しづらく、更に、有害物質を発生させるという問題があります。

また、EV車自体も、搭載するバッテリーは「リチウムイオン電池」で、更に、奥まった位置に設置されているため、一度発火すると消化しずらく、長時間燃えるという特性があるとのこと。

そのため、EVは、
「緊急時に短時間で充電できない。ダソリン車であれば数分で燃料を満タンにできる」
「もし火災が発生するとバッテリーから有害物質が発生する。更に、消しずらく長時間燃える」

今回の「ロスの山火事」で露呈したEV車の弱点から、EVを手放す人が大勢出てきているとのことです。そして、代りにHEVやPHEV、または、ガソリン車に買い換えるというもの。

一方、EVの普及を奨励している中国。こちらでも、大規模な水害の発生で、水没したEVの問題が表面化しているとのこと。

中国のBYDは、PHEVなども生産、販売しているのですが、ステラはBEV(バッテリーEV)のみ。直近で、ステラ車の販売台数は、初めて前年を下回ったとのこと。

ステラに限らず、EVに対する評価は厳しいものになると思われます。
EVを安心して普及させるまでには、まだ時間が必要なのかも知れません。

では、また。


今日の博多250 【また気温が下がる】

2025-02-17 08:46:56 | 今日の博多
おはようございます。

今日の博多は晴れています。





今日は最高気温が、昨日から5、6度下がって、9度くらいの予報です。

今回の寒波も一週間くらい居座るようです。
福岡の週間予報は、気温は今日くらいが続きますが、晴れ間の多い天気の様です。

ただ、まだ2月ですから寒い日も当然で、昨日の様な暖かさが普通じゃないんですね。

最近のニュースは、野菜の高騰、魚の不漁、そしてコメ不足ですね。市場から21万トンの米が消えているとか。

米の相場が操られている感じです。
農家から直接買い取る業者が居るようで、中には米とは関係ないいぎょうしゅも。

農協の買い取り相場より高い値で買いあさっているようで、更に値が上がるタイミングを待っているのでしょう。
政府の備蓄米放出のタイミングか、それ以前に隠された米が出てくるかですね。

ただ、大量の米も、保管のコストは掛かるはずで、長く保管すればするほどコストが掛かります。更に、政府備蓄米の様に玄米の状態で、適切な温度、湿度で保管されているのであればいいのですが、管理が悪ければ品質を落とすだけ。

しっかり儲けようとしても、元をとれる状態でいられるのか。

ドジャースとカブスの開幕戦2試合のチケット、40数万人の待ちになったとか。
残念ながら、もともと高いようですが、相当高額での転売も出てくるのでしょうね。

何だか、嫌な世の中になっていますよね。
便利になる分、必ず「悪用」する者がでてくる。

そういう「不正」な動きをできなくする画期的な仕組み、できるといいのですが。
いくつかのコンサートでは、転売防止策と言うか、転売されたものは使えなくする仕組みは導入されはじめているようですが。

米や農産物の流通を追跡できる仕組みがあればいいのですが。例えば、認証の無いものは売れないとか。

そんな対策にコストを掛けなくていい世の中でありたいですね。

では、また。


何もない日501 【イッキ観】

2025-02-16 20:07:13 | 何もない日
こんばんは。

昨日も「何もない日」でしたが、とにかくよく寝てしまいました。
夕方に寝てしまった時には目覚めたにが11時過ぎで、起きた瞬間、いつの11時(午前11時か午後11時か)分からない状態になって慌てました。結局、土曜夜の11時だったのですが。
そんな感じで、昨日は晩ご飯も食べずに眠ってしまっていました。
でも、どれだけ寝ても、眠いです。

【イッキ観】
「イッキ観」もいろいろありますが、今回の私の場合はテレビ東京の番組の「イッキ観」です。

私は有料の「テレ東BIZ」の会員になっています。以前は月額500円でしたが、今は月額1210円になっています。
その目的は、主に2つの番組を観るためで、一つが『カンブリア宮殿』で、もう一つが『ガイアの夜明け』です。

日本経済新聞系のテレビ東京は、やはり、「経済系」の番組が多い印象なのですが、『カンブリア宮殿』は毎週木曜の23時過ぎに放送されています。
MCは、作家の村上龍氏と俳優の小池栄子さんです。

この番組は、特徴的な経営を行っていたり、販売を伸ばしている商品を作っている企業など、毎週1社を取り上げ、社長など代表者をスタジオに迎えてトークを交えて企業を紹介する番組です。

もう一つの『ガイアの夜明け』は、毎週金曜の22時から放送されています。
MCは松下奈緒さんです。
この番組は、経済的、社会的問題や話題について取り上げるもので、1社に限らず取材を行って、その内容を明らかにしようとする番組です。

私が何故、「テレ東BIZ」の契約をしているかと言えば、「見逃し」というより、あえて放送日とは別のタイミングでじっくりと観たいからです。
そして、他の民放も同じだと思いますが、過去の放送回も何度も観れることです。

今回は、今年に入って全然観ていなかったので、『イッキ観』しました。ただ、「ガイヤの夜明け」の2回分をまだ観れていないのですが。

先ほど観たのが『ガイヤの夜明け』の、「令和の就職戦線!異常アリ」という回で、アメリカのボストンで行われる「日本企業を中心とした就職セミナー」を取り上げていました。

今は、「売り手市場」と言われていて、企業側は、いかに人材を集めるかに躍起になっています。このボストンでの「セミナー」は、学生などの参加要件は、日本語と英語などの外国語の両方を話せることで、その他年令なども含め制限はないとのこと。

企業側は、特に海外進出を行っている、考えている企業などがグローバルに活躍できる人材を求めて参加しているとのことで、昨年開催時では、企業側が160社くらい。参加する学生が約9000人くらいとのこと。もう、20年以上記載されているようです。

番組では、「アイリスオーヤマ」など2社ほどに密着し、会場で出会った男子学生1人にも密着していました。
「売り手市場」とはいえ、もちろん企業側も真剣勝負ですが、学生側も真剣勝負。この場で(何度か面接などを重ね)内定を出すことも多いようです。
学生の側も、複数企業から内定を得て、その中から選ぶ場合も。密着した学生も、当初から志望していた企業と、「アイリスオーヤマ」から内定を得ていました。最終的には悩んで、真剣に考えた結果、当初から志望していた企業にしたそうです。

もう何十年も前になりますが、自分はどうだっただろう、と思い返していました。そこまで真剣だっただろうか。
自分のこれまで、多々問題はありましたが、やってきた事自体には悔いはありません。実際、定年後も同じ職種で仕事ができる訳ですから。

ただ、進学や就職というタイミングが、自分の進路を考えるタイミングである訳ですが、実際に進んだ先で、(いろいろ考えて)また方向を変えることもあります。私がそうでした。

今日観たのは、NHKの土曜ドラマ『リラの花咲くけものみち』(全3回)で、先週土曜放送分が3回目の最終回でした。
(ネタバレあります)

主人公の女の子聡里(さとり)は、母親を亡くし、父が再婚した相手とうまくいかず「ひきこもり」に。それを救ってくれたのが「おばあじゃん」。
おばあちゃんと暮らし、目指すこととしたのが獣医師で、北海道の大学に進学します。引き込もっていた間の聡里の話し相手、救ってくれたのは愛犬のパール。獣医師を目指すことを考えたのもパールのおかげ。ただ、大学に合格した頃にパールは亡くなってしまいます。

聡里は、その後、いわゆる獣医科医院で働く獣医師を目指すのですが。
ある時、先輩の実家の馬牧場に馬の出産の見学に行きます。そして先輩達と生まれる前の子馬に「スノーパール」という名前を付けます。
ところが、その出産は難産で、担当した獣医師の判断で、母馬を守るため子馬を体内で切断するという決断がされました。聡里は、その「子馬を殺す」ことが耐えられず、「やめてー」と泣き叫びます。そういう経験をしました。

その後、卒業前に実習に出たのは大型動物(牛や馬など)を担当する獣医に付いての研修で、付いた獣医師は難産の馬を処置した医師。
聡里は、その医師から「小型の動物を扱う方向を考えているあなたが、何故、大型動物の研修をしているの」と聞かれ、難産の馬のところの先輩の女性に、「あなたは、経験のために大型動物の研修をしておいた方がいい。あの(子馬を殺す)経験を克服するためには必要」と言われたと話します。

その聡里が研修中に、乳牛牧場の経営者から、母牛が2回破水しているのに子牛が生まれてこないと連絡があり、獣医師といっしょにかけつけます。
そこで、その牧場の経営が難しい状況にあり、子牛が生まれないと更にきびしくなることを知ります。
獣医師から「あなたがやってみるか」と言われ、聡里が診察を行い、実際の出産の場面は獣医師の指示で、前足にロープを縛り、引っ張り出すことに。
その時、牧場の女の子が(無理やり引っ張る様子を見て)「窒息して死んでしまうから、やめてー」と叫びます。聡里は、「へその緒で繋がっているから大丈夫だよ」と女の子に説明し、冷静になるように伝えます。
そして、子牛は無事に生まれました。

そこからの帰り、牧場の経営者夫妻が、わざわざお弁当を作って聡里のところに来てお礼を伝えました。そして、聡里(さとり)の名前から、「今日生まれた子牛の名前は『さと』にする。これからも『さと』のことをよろしくお願いします」と言われます。

帰りの(無人)駅のホームのベンチで、いただいた弁当の「イカメシ」を食べながら、獣医は、ただ動物を診るだけではなく、その先にいる(牧場などの)人もみるんだ」を気づき、そこで「大型動物の獣医になる」という決心をします。

というストーリーなのですが、こういうタイミングも、自分の将来を決めるきっかけなんだよな、と思わせてくれる内容でした。

私は、もうとっくに定年を迎えた年令。
残りの人生をどう生きるか。少しは考えないとな。
そんなことを思った一日でした。

長くなりました。
では、また。