西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

何もない日372 【ボーイング737MAX】

2022-10-09 18:47:30 | 何もない日
こんばんは。

今日も「何もない日」です。今は雨です。
プロ野球パリーグのクライマックス・シリーズ。ソフトバンクが連勝でファイナルステージ進出が決まりました。
シーズンは、最終試合の敗戦で優勝をオリックスに献上してしまった訳ですが、日本シリーズ進出をかけて、今度はオリックス戦です。

【ボーイング737MAX】
ウクライナとロシアの戦いは、今、いろんな動きがあり、クリミア橋での大爆発は監視カメラの映像が何度も流されています。
言い方は悪いですが、道路の片方しか破壊されなかったので再開してしまったようで。残念。
ウクライナ中南部ザポリージャで集合住宅がロシアのミサイル攻撃を受け17人が死亡したニュースが流れていますが、やはりロシアは民間施設を標的にするんですね。
早く、プーチン潰れればいいのに。

と関係のない事を書いてしまいましたが。
私は、乗り物全般が好きなのですが、一番好きなのは飛行機です。
Amazonプライムビデオのオリジナル作品で「フライト・リスク」というのがあって、それを観ました。
扱っていたのは、ボーイング737MAXの2件の墜落事故に関するものです。

覚えていらっしゃるでしょうか。
2018年10月にインドネシアでライオン・エアのボーイング737MAX(最新鋭機)が海に墜落しました。その5か月後、2019年3月にエチオピアのエチオピア航空のボーイング737MAXが墜落しました。
最新鋭機の5か月に2回の墜落事故で、全世界でボーイング737MAXの運行が停止されました。

「フライト・リスク」は、長年、航空業界を扱ってきた新聞記者、ボーイングの企業としての姿勢を内部告発した人、2回の事故で死亡した乗員乗客の補償に関する訴訟の弁護を担当した弁護士、死亡した乗客の家族を取材し、その原因を追究するドキュメンタリー作品です。

要約すると。
ヨーロッパのエアバス機であるA320シリーズと競合する機体としてボーイング737があるのですが、エアバスと比べ劣勢になってきた時に、ボーイングの経営陣が選択したのは、新型機の開発ではなく、737の発展型とすることでした。
737は、元々の設計で、階段を付けて乗り降りがしやすく、設備が十分でない空港でも運用できるように脚部が短く、低い設計となっていました。
それが、性能向上のためにエンジンを新しいものに取り換えるにあたり、現状と同じエンジンの取り付け方にするとエンジンが地面に接触するくらい低い位置になるため、エンジンの位置を前にずらして取り付けるようにしました。
ただ、そうした場合、機体のバランスに不都合が起き、それをコントロールする制御システム(MCAS)を組み込みました。
ただ、ボーイングは、現行の737のパイロットは約56分ののiPadでの研修を行うだけで、シミュレータでの訓練などは必要ないとして売り込み、MCASについての詳細も伝えないまま販売機数を増やしていきました。
ただ、MCASは飛行中の機体のバランスをとるため機体の角度を測るセンサーからの情報を得て、姿勢を安定させるために(パイロットからすると)勝手に機体をコントロールし、パイロットの操縦と相まって異常な動きとなった場合に、MCASの解除の方法をパイロットが知らなかったため墜落に至ったというものです。
そこには、販売機数を増やしたいためのボーイングの問題と、ボーイング737MAXの認証を行ったFAAの問題があり、そのことを突き詰めるために放送した人達の過程を取材したドキュメンタリーでした。

Flying the Boeing 737 Max 8: A pilot’s view from inside the cockpit

この動画は、字幕などなく分かりにくいですが、エンジンの位置を変えざるを得なかったことが説明されています。

The real reason Boeing's new plane crashed twice  

長いですが、日本語での説明がよろしければこちらをご覧下さい。

事故からどんな改善をした 日本初ANAがボーイング737MAXをついに正式発注したのでこれまでの経緯や改善内容を解説 B737MAX

現在は、運行が再開されていて、日本ではANAが導入予定です。

 ドキュメンタリーを観ていただければと思うのですが、Amazonプライムビデオのオリジナルですので。
是非、こんな事があったんです。ということをお伝えしたくて書きました。

では、また。



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