こんばんは。
今日は、結局、朝も帰りも傘なしで済みました。
ただ、鹿児島、宮崎方面には「線状降水帯発生」の予報が出ています。
台風の影響もあり、梅雨前線が活発化して大雨になる可能性もあります。
気を付けましょう。
【中国の手口】
今日のYahoo!ニュースで、
『中国がグアテマラの貨物入国拒否、台湾との関係影響か=アレバロ大統領』
という記事がありました。
これを観て、私は、『中国はまたやっているのか』と思いました。
また、とは。
台湾との関係で圧力をかけるために、台湾産のパイナップルを「虫が発見された」といちゃもんをつけて輸入禁止にしたことがあります。その余剰分は日本のスーパーなどで販売することでカバーした経緯があります。
オーストラリアの「中国批判」に反発し、オーストラリア産の石炭、ワインなどの輸入を停止したこともありました。その後、発電用の石炭不測で戦力不足に陥るという失態を演じた訳ですが。
日中韓首脳会議が韓国で開催されるにあたって、中国の主張する「核汚染水の海洋投棄」に対する日本産海産物の輸入禁止が続いていて、日中首脳会談で岸田首相が取り上げるとのことでしたが、中国は輸入制限を解除する気はないようです。
これに関して、昨日のニュースで、もろに影響を受けた「ホタテ業者」を取材した映像が放送されていました。
中国の「日本産海産物輸入禁止」により、販売量は20%まで落ち込んだとのことです。ただ、その後、日本国内向けの「ネット販売」を開始したところ、中国向けとなる予定だった量の全量を完売できたそうです。
その業者は、いわゆる「チャイナリスク」を痛感した訳で、仮に中国が輸入制限を解除したとしても、以前のような依存はしない。ひとつの取引先としか考えない。他の販路を固めていく。と言われていました。
相手国を困らせ、いう事を聞かせようとする手口。な訳ですが。
かつて、「尖閣諸島の国有化」に際して、中国は『レアアースの日本への輸出制限』ということを行ってきました。
確かに、当初は日本企業が困った訳ですが、今では、中国以外からの調達先を確保し、更には、リサイクルで廃棄物から回収もできるようになり、中国への依存度が大きく下がっています。
また、各国が同様に『レアアースの調達先』を独自に中国以外に開発していったことにより、「レアアース」の値崩れも起きているとのこと。
先ほどのホタテの話でも、養殖は日本で行い、そのまま冷凍して中国に運び、中国国内で加工して、アメリカなどへ輸出するというビジネスモデルで進められてきたものが、中国政府の「日本産海産物の輸入禁止」措置で困ったのは、日本からホタテを輸入し加工して輸出していた中国の企業で、工場を、ベトナムなどの東南アジアに移転するようにしていると。
話を戻して、グアテマラからの貨物入国拒否の貨物は、「マカダミアナッツとコーヒー」だそうです。
まがりなりにも「大国」となった中国が、中小の国家に「圧力」をかける。
でも、中国経済が低迷し、本当であれば外国からの投資を呼び込みたいはずの中国なのですが、「反スパイ法改正」なども含め、やる事やる事が、外国から見ると『チャイナリスク』の大きさを見せつけて、安心して投資できるところでもなくなってきています。
今日の別なニュースで。
『プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇!王忠はロシア離れで対中輸出も採算割れと米シンクタンク』
というのがありました。
こちらも、ロシアが「ウクライナ侵略」に関して、欧州からの制裁や、ウクライナ支援に対して圧力をかけるため『天然ガスの輸出制限』をかけた訳ですが。その「脅し」で欧州の態度が変わるとみていたのでしょう。
ただ、思惑通りにはいかず、オーストリアやベルギーなど一部の国を除いては『ロシアに依存しない』経済を確立してしまいました。エネルギー価格が高騰したという面はありましが、ロシアに代わる『天然ガス』の調達先を見つけてしまった訳です。
ロシアは、余った天然ガスを中国に売っている訳ですが、値段は買いたたかれていて採算が合わない状況。
更に、LNG(液果天然ガス)にする施設も不足していて、パイプラインを新に敷設するにしても大きな投資となり、新たな販売先を確保できず、大きな痛手を負っているとのことです。
だからと言って、ロシアが倒れるなどまでの影響があるものではないとのことですが。
中国にしても、ロシアにしても、自国の資源や国民(市場)を『武器』として、輸入制限、輸出制限をするというのは「常套手段」な訳ですが、それによって墓穴を掘ることも。
それでも、まだやるんですね。
力(軍事力)による『現状変更』もしかり。
個人的には、いつか(国が)「破綻」することを望みます。
では、また。