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西やん中洲にいます。

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今日のいろいろ1079 【チャイナリスク】

2023-09-25 20:42:49 | 今日のいろいろ
こんばんは。

「福島第一原発」の『処理水』放出から1か月。
中国だけが強硬に「日本産水産物」の輸入禁止をしている訳ですが。
ここへ来て、「ブーメラン」が起こっているそうで。
中国での「海産物離れ」が起き、漁業者、海産物取扱業者が困惑しているとのこと。先ほども「上海カニ」が解禁になったとのニュースがあったのですが、「海産物(水産物)離れ」の影響で売れ行きが心配されるとのことです。

【チャイナリスク】
テレビの報道で、「ハマチ養殖」をしている会社の若い社長が、今年の夏に中国への輸出が決まり約20,000匹の輸出に向けて準備してきたのが全てキャンセルとなったとのこと。

ただ、その経営者の方は「カントリーリスク」(ある特定の国に依存すること)は考えてはいたけれど、今後は中国以外の国内外への販路を切り開きます。と答えていました。

中国が「政治的」に『禁輸』を突然行ってきた事例は多々あります。
台湾では、パイナップルがあり、マンゴーもありました。理由は「虫が見つかったから」と主張。
中国政府に批判的な主張をしてきたオーストラリアについては、石炭の輸入などをストップしました。(その後、困って再開しているようですが)

一国に依存すること、特に中国に依存することのリスクの大きさが、今回、今までにも増して思い知らされました。
中国は、労働力が安く、日本を含めた多くの企業が進出しましたが、今となっては賃金も上昇に、以前に比べて(工場としての)メリットは薄れてきています。

今回の『処理水放出』に対する、中国政府のキャンペーン(プロパガンダ)で、ただでさえ海外の情報を遮断され、中国政府自体も情報公開をしない中での「『核汚染水』排出に対する日本産水産物の禁輸措置」について、科学的根拠もない報道を盛んに行い、専門家(と言われる人)も非科学的な主張を繰り返したといいます。
なので、中国国内で市民にインタビューした際の回答は、中国政府の思うつぼというか。それなりの「誤った根拠」をもとにして、日本産だけでなく、中国産も含め水産物事態を敬遠する事態になっているのでしょう。

中国の様な国での、こういうキャンペーン(プロパガンダ)の怖さがわかります。個人が検証する手段を遮断されている怖さです。

ただ、中国の反発は、いろんな面で日本に影響している訳ですが。
中国からの「団体旅行」が解禁となったのはつい最近。観光産業などでは期待もあったとは思いますが、「以前のような『爆買い』はもうない」と言われています。それは、中国国内の経済状況の影響もあるでしょうし、ネットでの販売もあり、わざわざ日本で買って帰らなくてもということもあるようです。

ただ、中国が「団体旅行」を制限している間に、中国以外からの訪日客が増えていて、オーバーツーリズムが懸念されるほどになっていて、今更、中国から「団体客が来なくても」というホテルなどは多いようです。

中国の経済は減速しているというのに。
「反スパイ法」を改正し強化したり、今、中国で議論されているのが「服装」に関すること。『中華の精神を汚す』と。
以前、浴衣を着ていた中国人の若い女性が拘束されたことがありました。また、最近ですが、実は「漢服」だったということですが、それを着て公園にいた人が、公園の管理者側から「お前は中国人だろう。何だその服装は」と退場させられたとうです。これは、公園側の誤りだったのですが。

最近、中国の新しい外相が1か月ほど消息不明となり失脚し、王氏が外相に復帰となりました。ここ3週間ほど国防相が消息不明になっており、一説に汚職で拘束されているとの説もあるようです。
他にも、更迭されている政府高官は多々いるようで。
「反スパイ法」の強化もあり、人民に対して「密告」を奨励しています。

ただ、中国の法律が怖いところは。
「反スパイ法」も、今検討中の「服装に関する法律」も、「どこまでが罪となり、どこまでが許されるのか」のラインが記述されていない。不明確だということです。
様は、取締り側の解釈でいかようにも運用できてしまう。
なので、中国に駐在している外国企業の駐在員などは警戒していようです。

今、杭州でアジア大会が開催されていますが、インドの選手3人が中国に入国を拒否されています。それは、この3人がインドと中国がその領有権を相互に主張している地域出身の選手であるためで、スポーツにも政治がからんでしまいます。

日本の尖閣諸島近海には、あいかわらずで中国海警局の艦船や、今は中国漁船も押し寄せてきているようですが。
フィリピンに対しては、海域にネットを張って、フィリピン漁船が入れないようにということまでしているとのこと。

嫌われることを何とも思わない、というか。
自国中心で他国への配慮がない、国際法など守る気がない、というか。

鄧小平の頃から、経済開放に向かって発展してきた中国ですが。
習近平は、毛沢東を信奉し、毛沢東の時代に逆戻りしているようです。

小さなことですが。
「服装」についても国で規制する。
弾圧、抑圧されている(少数民族など)人民も多々います。

私は、勝手に。
中国人民が「爆発」する時が近づいている気がします。

では、また。