ゆみなのteatime

飼い猫なっちゃんの写真 淀川長治映画友の会で育った映画好き 全国一の宮神社巡り などなど・・・

JASON BOURNE ジェイソン・ボーン

2016年10月13日 | 映画
 「JASON BOURNE」

 監督 ポール・グリーングラス
 脚本 P・グリーングラス クリストファー・ラウズ
 音楽 ジョン・パウエル デヴィッド・バックリー
 キャスト マ・ット・デイモン
      トミー・リー・ジョーンズ
      アリシア・ヴィキャンデル
      ジュリア・スタイルズ

 *制作陣6人の中にM・デイモンの名前がある

 

 今年 待ちに待った映画がきました
 過去のJ・ボーンシリーズは映画館で上映された時
 見逃してしまって 
 ブルーレイを買って
 楽しみに何度も 見ていたので
 今回は 何としてでも 映画館で!
 ~という事で アイマックスで

 初日は日曜の辻堂 初回の上映 70%の入り
 2日目は 桜木町のアイマックス これも初回
 やはり70%の入り 

 そう! 2日続けてアイマックスで見ました!
 初日の4日間は ボーンのクリアファイルが
 もらえるという事で
 日曜は ボーンアルティメイタム
 月曜は 今回上映のJ.ボーン
 ・・・・・2枚ゲットしました

 

 

 中は銀色です。
 表には you know his name JASON BOURNE

ゲット! ゲット!

 連休なのでファミリー向けや子供向けの
 アニメが行列してましたが・・
 多分 東京なら満席になって
 いるのだろうなあ・・  

 J・ボーンは 子供向きでなく
 アベック向きでもないか?
 007シリーズやスパイ大作戦のように
 美女が活躍するわけでもなく
 ほぼ 全編 アクション!!

 けど・・それがいい
 何といっても リアル感があって
 テンポがいい
 アクションも リアル!

 今回は2012年にNSAの盗聴を内部告発して
 世界を驚かせたエドワード・スノーデン
 の事件を下敷きにしている。

 テクノロジーの進歩も現実世界に
 沿って描かれている そこもリアル!

 台詞は極端に少ない
 短いカットの積み重ねで全てを
 見せていく
 アクションシーンでは
 カメラは ボーンが動く方向へ
 同じように動く 
 数台のカメラを使っているので
 いろいろなアングルから
 ものすごく短いカットを
 パッパっと入れて
 迫力をだしていく
 スピード感が 半端ではない
 アクションの振り付けもいい
 全編 緊張の連続で 
 しかも その緊張感が いいなあ・・

 

 
 ストーリーには触れないけど・・
 これを見てて思うのは
 政府が フェイスブックや グーグルや
 メールのやりとりなどを全部収集して
 そこから巨大なコンピューターで
 素早く欲しい情報を検索していけば
 テロリストや反政府分子をマーク
 していくことは 可能だろうと思える
 
 しかもどんどんAIの開発が進んでいて
 個人の好みや行動すら予測できるように
 なっている

 プログラムの中で
 佐々木俊尚という人が書いている

 ・・・たとえば
 グーグルはユーザーが使っている
 グーグルカレンダーの予定表と
 現在の位置情報から こんなアドバイス
 ができるようになっている

 「次の予定に入っている午後3時からの
 ミーティングに間に合うためには
 午後2:15分に今の場所を出発しないと
 間に合わないですよ」

 ・・・・・と。

 恐ろしいようだね
 映画でも CIAは Jボーンの画像を
 追いかけるのだけど
 街中にある監視カメラのほかに
 SNSで投稿した画像や映像なども
 撮りいれる事ができると
 したら移動するボーンの追跡も
 可能なのだと思わせてしまう

 以前はぼんやりした画像は
 分析ができなかったのに
 今は 「超解像技術」と言って
 可能になっている

 映画でもその技術が使われる
 シーンがあるから
 確かめてみるといいかも

 もはや
 完全にマトリックスの世界だな
 空には衛星がいて 監視している
 メールにツイッター SNS
 凄い世界になってきたのね
 
 ~で せめてSNSとツイッターは
 やらないと決めてる
 それほど マトリックスの世界に
 はまりたくない ~けど
 まあ・・監視社会の一員には
 なってるのねえ・・溜息!

 そんな中で Jボーンは
 かっこいい

 

 アクション好きの映画ファン
 映画館へ行こう!

 私は多分3回目も 初回と同じように
 わくわくどきどきして 楽しめると
 思ってる!

 カメラ 最高
 アクション いい
 リアル感が たまらない
 音楽も 緊張感を盛り立てる
 全体のテンポが実にいい

 只 ひとつ
 悪役のトミー・リー・ジョーンズが
 日本のCMの印象が強くて
 それと 年を取って それ程
 悪役という感じにならず
 なんか いいおじいちゃんと
 いう感じになっちゃうのね
 それが 残念なとこかな~

 余談だけど シリーズで出てきた
 ニッキー役のジュリア・スタイルズは
 2007年に初の短編映画「RAVING」で
 監督と脚本を手掛けているし
 ほかにもWEBで「PALOMA」の
 シリーズで2本にわたり監督脚本を
 務めて 活躍している
 彼女の変貌ぶりも 楽しい

 アリシア・ヴィ・キャンデルも
 「リリー」で素晴らしい演技力を
 披露した実力派の名にふさわしく
 野心家のCIA局員を演じている
 
 淀川さんの言葉を思い出す

 「映画は今を映し出す!」
 
 
 
 
 
 

 
 



 
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SULLY  ハドソン川の奇跡

2016年10月03日 | 映画

 「SULLY

 2016年 アメリカ映画
 監督 クリント・イーストウッド
 主演 トム・ハンクス

 

 公開された翌日の日曜に行ってきました
 日曜の昼 60%の入り

 地味な映画なので こんな感じかな~
 と思っていたけれど・・

 見終わった後にじわじわと感動が
 きました!

 久しぶりにパンフレットを
 買ったくらい・・

 上映時間は 96分 1時間36分という短さ

 イーストウッド監督の無駄のない
 シンプルなのに
 ストレートに心に響く 編集のうまさ

 映画は事実を丹念に再現していきます
 飛行機はどうしたのだろうと思っていたら
 中古の飛行機を買って それを
 撮影所の裏の湖に浮かべて撮影したそうです。

 救出に向かった水上バスの船長や
 警察の人 それにテレビキャスター
 も 本物の人達が出演
 現場を最現する事を狙ってます
 そのために 臨場感もあります

 ほんとに短い間に起こった
 ありえない事故だったことがわかります
 鳥がエンジンに吸い込まれてそのために
 エンジンが停まってしまうのですが
 この事故では左右のエンジンに鳥が
 入ってしまうという前代未聞の事故
 通常 エンジンは片方だけでも動く
 のだそうですが・・
 両方とも停まってしまえば惰性で
 飛行するしかありません
 しかも離陸直後で高度は充分になく
 落ちていくのは 恐らく速い

 乗客全員を救った機長に事故調査員会の

 厳しい追及が 映画の見せ所なのですが

 コンピューターによるシュミレーションでは
 飛行機は 無事に空港に戻れたという結果に
 なって 機長は苦しい立場に立たされるのです

 調査委員会は18ヶ月という長い間
 機長と副機長を拘束して 追及します

 最後の公聴会の場面が秀逸です

 午後3:25分56秒 1549便 ラガーディア空港離陸
 午後3:27分11秒 バードストライク で
         ガンの群れがエンジンに突っ込み
         両翼のエンジン破損
  この3分半後  機長はハドソン川に着水する事を決断
 午後3:30分42秒 1549便は ハドソン川に着水

 エンジンがこわれてから いかに短い時間で川に向かったか
 
 機長の直感力 判断力 決断力がどれほどのものだったか
 すごい事です。

 コンピューターのシュミレーションは
 バードストライクのすぐ後に ラガーディア空港に
 旋回して引き返します・・そして空港に着陸
 けれども そこに事故に遭った直後の人間のアクションが
 入っていません。
 事故直後に機長と副機長は36秒という短い間に
 万全を考えます。 そして待ったなしの状況で
 着水を決行するのです

 コンピューターのシュミレーションには
 人的要因の時間が入っていないと機長は指摘します
 コンピューターは事故に合った直後 考えるひまもなく
 旋回して空港に向かうのです。
 けれども人間が 予測できない事故にあった時に
 そんな風に反射的に行動はできません

 そこでシュミレーションに36秒の時間を
 (それでもたった36秒です!)
 バードストライクの後に加えて空港に
 引き返そうとすると
 1549便は 何度やっても確実にビルに
 激突して大破していくのです。

 他にもいろいろな奇跡が起こって
 乗客たちは 全員たすかるのですが・・

 見終わった後に 人間ていいなあ・・と
 思えてきます。
 まだまだコンピューターのいいなりには
 ならないわね

 無駄なものなし シンプル
 事実にこだわってみせてくれます

 上映時間が短いから 仕事の帰りでも
 行けそうですね

 是非 みてもらいたい映画です。

 この映画の元になっている事故は
 2009年1月15日に起きました
 日本でも報道されたから
 実際の映像を見た方も多いでしょう

 さて映画の秋!です
 ほかにその前の週には
「BFG ビッグフレンドリージャイアンツ」を
 見ました。
 こちらは 完全に小学校低学年向きです
 CGもきれいですが・・
 お子さんか 或は孫を連れて行く映画
 私は 多分 見た事を忘れてしまいそうな
 感じです。

 雨が多いですが朝晩は涼しくなってきました
 良い映画もまた来そうです

 楽しい映画 見てくださいね
 映画は「人生の日曜学校」淀川さんの言葉です!
 
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