震災から2週間。これから本格的な復興に向けて動き出したばかりの能登ですが、
のとじま水族館は地震の翌日より営業を再開しています。
道路は奥能登方面から向かうには、路肩が崩れた所もあり遠回りになりますが、
金沢方面から向かうには、今までとなんら変わることなく行くことが出来ます。能登島大橋に亀裂が見つかって修復作業は進められていますが、交互通行と言うだけで特に問題なく通ることが出来ます。

新トンネル水槽で「がんぱろう能登」

トンネル水槽が「イルカたちの楽園」に変わりました。

中はこんな感じです。
さすがに出来たて。きれいです。でも既に緑がかって来ましたし、アクリルドームには砂が薄っすら積もっています。

で、朝もはよからお掃除部隊出動です。
こりゃ、毎日大変だ。

イルカはのびのび泳いでいます。

上から見下ろして見ました。
今まであったトンネル水槽と大きさ的には大差ありませんが、全面アクリルになったので、見渡せるようになりました。
八角形のプールの中に、時計で言うと6時7分辺りにトンネルが付けられています。正面奥にはペンギンの飼育舎があり、泳いで見たり、舎にもどったり自由にしています。
それから左側の一部がせり出していて、足元を魚やイルカが泳いで行くのを見ることが出来ます。

その足元です。

こちらはイルカショープールです。
トンネル水槽とは別施設です。この左横にあるイルカトレーニングセンターは、地震により一部被害が出て、少し風通しが良くなっています。冬でなくて良かった。

ショーではなくて、ふれあい担当のバンドウイルカです。
トレーニングセンターの中にいる震災被害イルカの一頭です。
ちょうど誰もいなかったからか、ずっとそばにいてくれました。

こうすけは元気。地震の影響は微塵もないようです。
能登島にやってきて、1年になりました。小さかったこうすけは、大人のメス位にまで成長しました。でもまだまだ大きくなっていくんですよ。

館内では何人かの子供たちがスケッチをしていました。
ゴマフ水槽で描き始めた子も何人かいて、興味津々のゴマフがじぃ~と見ています。モデルとしては最適やね。

一応餌付けショーなんですが、ほとんどアカエイにブロックされてマリンガールが見えません。

ビクニンの幼魚。15㎝くらい。

帰ってきたザラビクニン。
でろりんでろりんと10玉ほど漂っていました。

お昼ごはんを食べました。
のとじま水族館の館内には“食事”を提供する所はありませんが、ゲートすぐ横にレストランとプレハブ作りのお店があります。
どこに行っても昼食を摂らなかったのですが、ここ数ヶ月はちゃんと食べるようにしています。今回はご飯が食べたくて、一旦外に出てプレハブ店舗に入って見ました。その奥にはお弁当を広げたりするための場所もあります。(初めて知りました)
前回のとじま水族館でご飯を食べたのは、開館当時の20数年も前の事です。

メリーのおなかがどんどん大きくなっていきます。
去年の秋に来た時ですら、すぐにでも産まれそうだったのに…もうじきですね。

水温も高めなのは、出産準備かな。

同居のスナーとイロワケのビエントはイルカトレーニングプールに引っ越しました。
ビエントは日本にやってきて、今年20年になりました。
鳥羽水でスナメリプールを、アドベンチャーワールドでイロワケのくるりをそれぞれ上から見た事はありますが、ガラス越しでなく直接見る事が出来たのは初めて。しばらく元の水槽には戻せないと思うけれど、夏に向かって水温の上がってしまうプールでイロワケがどうなって行くかが心配。

ラッコのプータン・ラスカご夫妻。
また交尾してました。こいつらすげぇなぁ~
須磨からやってきたパコは、奥のプールにいて、モニターでだけ見る事が出来ました。次来る頃には直に見られるかな。