新たな始まり

人生には、決断を下さなければならないときが、必ずある。 そして、そこには、必ず、迷いがあるものだ。 自分は、こう言うべきか？あるいは、こちらへ進むべきなのか？そして妄想は、水を得た魚のようにイキイキし始めるのだ。こうした場合、このようなケースで、きっとこうなる・・ならば、こうした方が、良いに違いない・・・ 頭の中で、ロールプレイングが何度も何度も繰り返される。だが、そうしている間にも、自分の目の前をチャンスが通り過ぎているなんてことを、知る由もないのだ。今ここに、いられないとは、こういうことか・・・。 身体は、確かにここに座っている、でも、私は、はるか彼方のまだ見ぬ「未来」へ、あるいは、もう、手にすることのない「過去」へ旅に出る。その間、今ここ、この瞬間は、私の目の前を過ぎ去っているのだ。 「選択」すること「決断」することに、深い意味はないということを、あなたは気づいているか？ 何を「選択」し「決断」するにせよ、すべて、あなたに必要な「選択」や「決断」になるのだから。正しい選択、間違った選択などというのは、あなたの妄想に過ぎないことに、気づいて欲しいのだ。 自分のための「道」は、あなたがもう「選択」し「決断」していることを信頼して欲しいのだ。