雨ニモマケズ。
何故かこのタイトルが好きでほれ込んでいる。
PCの雑誌で見かけてからずっと…
だから紅葉の画像と合わない…だからおもしろい(?)
地元では(私の知る限り)紅葉を見に行く人は、ほとんどいない。
農作業の後始末、囲い、冬支度を始めるからだ。
ましてや秋の訪れを感じる頃には一気に冬将軍がやって来る。
そして寒さも苦手なのでもっとイヤだ。寒さと雨は私の天敵といっていいくらい。
けさ目覚めてからふと小田原城の桜を思い出した。
春、まだ肌寒い日の帰り道。お土産に蒲鉾でもと思って車から降りた。
試食用の焼いていた干物を食べて美味しかったので、干物を数枚買って帰る。
ショーケースの中の蒲鉾は高かったのでやめた。
たぶん桜ではなく梅を見に行ったのではないかなぁと。
梅の木の下でお弁当を食べている写真はあるのだが…。
断片的なのでかき集めるのに大変。
アメ横で数個も重ねたお菓子も買った。
適当に選んで入った中華街のレストラン風。一番安いお粥を頼んで食べた。
その帰り道。その日も雨だった。
後ろから追突された。
はじめて救急車で運ばれた。
「おお~。これが救急車の中かぁ。」
運ばれている最中にそんな事を思った。
しかし、何もないぼろい質素なイメージにちょっとガッカリした記憶がある。
病院についてすぐお医者さまの診察が始まった。
主に頚椎を調べられた。
たいした事はなかったのだが、後になってから後遺症が出るのだそう。
救急隊員もお医者さまも同じような事を言っていた。
幸い3人とも異常無しで済んだ。
何事も経験とはいえあまり歓迎できない経験だった。
正直言って早くおうちに帰りたかった。
毎日お弁当を持っていく「つれあい」
前日に作って翌朝、ご飯だけを装う。
まずかったのか食欲がなかったのか分からないが、車のごみ箱に中身だけ
捨ててあった。ショックで開いた口がふさがらなかった。
帰りは遅くなると「電話一本」入れればいいのに、年に一回あるかないか。
せっかくの夕ご飯が台無し。
お給料も一度もそのまま頂いた事はない。
いつも天引きしてある。未だにいくら稼いでいるのかわからない。
その頃から私はいつも「つれあい」を待っていた。
だから人を待つのは嫌いだ。いつも時計を見ては待ちわびていた。
だから…嫌いだ。
何故「つれあい」なの?って。
それは、自分の中では「主人」でも「旦那」でもない存在だから。
他に言いようがない。それだけである。
でも姉に言わせると、「亡くなったら悪口も言えなくなるよ」
ある人は「生きている、それだけで心強いものなのょ」
と言われると、何も言えなくなった。
それから心を静めるようにして大人しくしている。
その言葉が自分には一番効いた。
末っ子の私はいつも人に甘えたかったのだが…
年を重ねるごとに人恋しくなりましたがなぁ。