社会福祉を考える会 ユメこえ

北斗市を拠点に活動しています
み~んなが笑顔♪
み~んなが嬉しい♪
大きな○マルを目指しています★

市民活動団体ユメこえ

ユメこえは、誰もが笑顔になれる!をテーマに活動しています。 ひとりひとりの笑顔がつながって、 大きな○マルになることを目指しています。 ユメをこえに出して見ることから、実現の一歩ははじまります。

**~ご案内~**

ユメこえでは、子育てママ、子ども、プレママ、親子が、参加できる親子レクを企画&運営しています。 障がいを持つ方も、そうでない方も、一緒に参加できるレクレーションを企画&運営しています。 また東日本大震災復興地へ募金をお届けしています。 詳しくは、このブログをご覧下さいね♪

ON HOME5

2010-06-30 12:46:27 | ON HOME
聞いて、遠くの窓へと2人とも目を向ける。

天窓へ、1人の影がある。

シルクハットに、たなびくマント。

長身の男性という事は分かる。

スコットランドヤードが初めて目にした、犯人の姿。

しかし、逆光のため、その人物の表情は見えない。

「いつもの警官たちは下げたか。少しは賢くなったか?

レストレイド君。」

低いトーンの声が、かすかに聞こえた。

その時、

彼の体が宙を舞った。

天窓から、ひといきで絵画のすぐ前へと降り立つ。

そのあとには、キラキラと輝くものが見えた。

ホームズは、なるほどという顔をする。

「なかなか器用でいらっしゃいますね。

細い糸を使って、ここまで瞬時に移動するとは、想定外でしたよ。」

それを聞いたワトソンたちは、唖然とした表情を浮かべるばかり。

当の本人はというと、見破られた事に対して、何の気もないという感じだ。

それよりも、今、この目の前にある標的が大事というところか。

「警備をお前達3人だけにするというのは、なかなかの名案だったな。

しかし、もうこの作品は私の手中に落ちたようなものだ。」

ここまで簡単に入り込んだ彼のことだ。

絵画を手にして、逃げるなんてことは造作もなくやってのける

自信があるのだろう。

圧倒的に、相手の方が優位な状況だ。

「残念ながら、そう予告通りにはいきませんよ。」

犯人の目が、ホームズに向けられる。

「この絵は、あなたが狙っているものではありません。

一歩先に、精巧な偽者と交換しておきました。

これをお持ち頂いても結構ですが、果たしてご満足頂けますかな?」

マーガレット の 風が 吹く

2010-06-27 12:48:32 | ユメこえ日記
マーガレット  菊(きく)科

アフリカのモロッコ沖のカナリア諸島原産。

明治時代に日本に渡来。

ギリシャ語の「マルガリーテ(真珠)」に由来

別名 「木春菊」(もくしゅんぎく)

2月5日、4月4日の誕生花

花言葉は「真実の友情」「愛の誠実」


今、函館は、マーガレットの風が訪れている。更に北へと進むマーガレットの風だ。

ふと、気になったので、マーガレットについて簡単に調べた。

花言葉が気に入った。

「真実の友情」「愛の誠実」

今日。僕は、ユメこえにマーガレットを飾った

ユメこえの窓にマーガレットを飾った

ゆらゆらと風にそよぎ 微笑んでいる

友情と愛は真実を求め優しく歩みを止めない。誠実さに守られて育まれてゆく。

マーガレットの笑顔をみんなへ



ON HOME4

2010-06-26 23:48:02 | ON HOME
薄暗い中、待ち続ける。

犯人の登場を。

「こんな手薄な警備で、守れるのか?ホームズ。」

我慢できずに、警部は問いかけた。

その問いかけに対し、すくさま返す。

「警部は自分の腕に自信をお持ちですよね?

私もあります。」

きょとん、とする警部に続ける。

「だから、決して手薄なんかじゃありませんよ。

むしろ、こうたくさん人がいると、不審者が紛れ込むかも、

知れませんから。」

なるほど、確かにあれ程の警官がいたら、その中に犯人がまぎれてしまう

可能性があるだろう。

隠れた犯人に気づくには、人数が多いほど難しい。

無駄に多数の愚者よりも、少数精鋭といったところであろうか。

しかし、3人というのは、あまりに少ないのではないだろうか。

そして、この暗さ。

一体、どんな策があるというのか。



待つこと。

この場所で、待ち続けること2時間。

窓にはちょうど月が見えるようになった。

月明かりが、彼らの元まで差し込む。

「ホームズ、仮に犯人が現れたとして、たった3人で、

どうやってこの絵を守るつもりなんだ?」

警部は少々不満げだ。

対して、ホームズは動じず、

「ま、見ていて下さい。」

ゆとりの表情。

なにか、考えがあるのだろう。

その時、彼の口元にある、パイプたばこの煙が、

ふわっと揺れた。

同時に、月明かりが陰る。

「いらっしゃいましたよ」


月。

2010-06-26 19:20:08 | ユメこえ日記
昨日は、ほぼまん丸なお月様でした。

晴れていて、よく月もみえました。

撮影した時刻の月齢は14.0。

もう少しで、満月でした。

月は遠くから、私達を見守っていてくれる。

大丈夫だよと、月は言う。

大丈夫、距離の隔たりも。

大丈夫、時間の隔たりも。

ココロの隔たりはないから大丈夫。

そういってくれている。

耳をすます。

聞こえる。

ふだん聞こえないことも。

ココロの声。

私のココロ。

あなたのココロ。

月が届けてくれるよ。

大丈夫。

そう聞こえる。


ON HOME3

2010-06-25 12:03:10 | ON HOME
夕暮れの街。

大英博物館前には、ものものしい警備がしかれていた。

まもなく、閉館の時間。

この後は、誰一人として通すまいと、多くの警官が

目を光らせていた。

そこへ、一台の馬車が止まる。

中にあるのは、ふたつの影。

「わざわざご足労かけます。」

警官も一応丁寧にあいさつをする。

あいさつもそこそこに館内へと足を進める。

外の警備もさることながら、館内にも同様、

いやそれ以上の厳重な警備をしいていた。

「ここで負けられませんからね。」

彼らを横目に見ながら進む。

厳重な警備は、時に負担になることを、

まだ市警は分かっていない。



中央、広い空間へ向かう。

ここに一枚の絵画が静かに守られていた。

勿論、レストレイド警部も控えている。

このまま、朝を迎えることが出来るのか、否か。

それは彼の手にかかっていた。

あたりを見回す。

天井は高い。

一番近い窓まで10mはゆうにある。

それも天窓だ。

遠くには、ステンドグラスも見える。

しばらく細部まで確認したのち、

「すみません、警部以外の人たちは、ここから出てもらっても

よろしいですかな?」

この言葉に、一堂が思わず声を失ったのは言うまでもない。

何故、の問い掛けをする間も与えず、彼はまわりの警官たちを、

遠くまで下がるように指示を出す。

警部の意思も、確認することなく。

館内の照明も極力落とさせた。

ついているのは、遠くのライトだけ。

まわりには、彼と助手のワトソン、警部だけとなった。