社会福祉を考える会 ユメこえ

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ON HOME3

2010-06-25 12:03:10 | ON HOME
夕暮れの街。

大英博物館前には、ものものしい警備がしかれていた。

まもなく、閉館の時間。

この後は、誰一人として通すまいと、多くの警官が

目を光らせていた。

そこへ、一台の馬車が止まる。

中にあるのは、ふたつの影。

「わざわざご足労かけます。」

警官も一応丁寧にあいさつをする。

あいさつもそこそこに館内へと足を進める。

外の警備もさることながら、館内にも同様、

いやそれ以上の厳重な警備をしいていた。

「ここで負けられませんからね。」

彼らを横目に見ながら進む。

厳重な警備は、時に負担になることを、

まだ市警は分かっていない。



中央、広い空間へ向かう。

ここに一枚の絵画が静かに守られていた。

勿論、レストレイド警部も控えている。

このまま、朝を迎えることが出来るのか、否か。

それは彼の手にかかっていた。

あたりを見回す。

天井は高い。

一番近い窓まで10mはゆうにある。

それも天窓だ。

遠くには、ステンドグラスも見える。

しばらく細部まで確認したのち、

「すみません、警部以外の人たちは、ここから出てもらっても

よろしいですかな?」

この言葉に、一堂が思わず声を失ったのは言うまでもない。

何故、の問い掛けをする間も与えず、彼はまわりの警官たちを、

遠くまで下がるように指示を出す。

警部の意思も、確認することなく。

館内の照明も極力落とさせた。

ついているのは、遠くのライトだけ。

まわりには、彼と助手のワトソン、警部だけとなった。

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