まるで谷の向こうに君がいて
姿見えるとも表情掴めず
手を伸ばそうとすれば
君は「やめて」と言う
なぜ
君は愛を投げかけたのに
僕は受け止めたのに
それを抱きしめて
君のもとへ
行こうとしたのに
この谷を飛び越えてはいけないのは
なぜ
君は陽になったり
陰になったり
厄介なことに
強くなったり
弱くなったり
君は「強くなって」と僕に言う
でも
本当に弱いのは
愛に弱いのは
本当は君の方なんじゃないかって
僕は強いから
本当は強いから
君をそう思うんだよ