今日届きました國保新聞の記事ですが、26年度介護保険事業状況報告があります。介護給付費が8兆9000億円、制度発足時の2.7倍にとあります。都道府県別 1号被保険者 1人あたり給付費も出ています。都道府県別 サービス別給付費も出されています。
出されていないのは、地域で暮らすための、受けられるサービスがどれくらい整っているかという事は、出されていません。住んでいる地域によって随分差があるのが、現状です。松浦市には、地域密着型サービスの小規模多機能サービスがありませんでした。介護事業者が人員確保と採算が取れない為サービスを展開出来ない為です。地域の要望があってもサービスが無く、施設に頼らざるを得ない現状こそ、大きな課題だと思います。
給付費が伸びた、ではなく介護保険制度の目的である高齢者の尊厳と自立が叶えられているかを検証すべきと感じました。
高齢化が進んでいますので、給付費が伸びるのは当然ですし、介護職の賃金増・待遇改善は高齢者への負担増とならない方法を取るべきと思います。