鞄に演劇をつめこんで

観劇者が立ち上げた小劇場演劇を広めたいためのブログです。
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その1 小劇場演劇ってナニ?

2019年08月15日 | 小劇場演劇への誘い

 <ポイント>
〇 小劇場演劇とは、街中の小さな劇場やBAR,スタジオでの演劇に限らず、役者と観客が一緒に時間を共有し身近に感じられる演劇
〇 笑いや感動に溢れる作品が目白押しなうえ、演劇を応援していることを実感できるのも魅力
〇 地域に密着したカルチャーとして地域とともに発信・発展していく可能性に期待

小劇場・小劇場演劇とは
劇場というと、新国立劇場やシアターコクーンなどが有名ですが、下北沢や中野などには商店街や住宅街の一角に小さな劇場があり、ほぼ毎日演劇が上演されています。

こうした収容規模の小さな劇場は「小劇場」と呼ばれ、そこでの演劇は「小劇場演劇」といわれています。
また劇場だけでなく、ライブスタジオやBAR、アトリエなどでも上演しています。

 では、中規模の劇場での演劇は小劇場演劇ではないのかというと、必ずしもそうとはいえないのです。
劇場の規模や場所にかかわらず、観客との「距離が近い」演劇、それを自分は「小劇場演劇」としています。
伝統や史実・リアルを表現する演劇に縛られない自由な発想・世界観に基づく演劇が大きな劇場でも上演される現在、
「距離が近い」こそが特徴といえます。

この距離が近い」って、ふたつのことがあります。

 1 演技との距離が近い
ひとつは、舞台上で繰り広げられる演技と客席との距離が近いことです。
小劇場では目の前で役者の迫力あふれる演技が観られます。BAR公演では座席の隣に役者が座って演技することもあります。

オペラグラス片手にみる必要はありません。最前列の席も小劇場では簡単に座れます。

いつもは大きな劇場に出る役者が小劇場に出演した際にお話しする機会があって、「お客さんとの距離が近い!楽しかった」と興奮ぎみに語ってくれたことを覚えています。

2 役者との距離が近い
もうひとつは、ついさっきまで演技をしていた役者と会うことができること、いわば観客と役者との距離が近いとことです。

終演後、多くの団体が「役者との面会」時間を設けます。
役者はロビーや劇場外に出てきますので、直接会って感想を伝え、差し入れやプレゼントを渡せます。
また面会以外にも役者が物販を行ったりお見送りを行う団体もあり、その際に会話ができたりもします。

出演している役者と会話を交わせる時間は観劇の楽しみの一つです。
顔見知りに限らず観客から直接感想を聞きたいという役者もいて、挨拶をきっかけに応援したい役者ができることもあります。中には身近に会える役者をアイドルのように応援する人もいます。

まとめると、
役者と観客が一緒に時間を共有し演劇を身近に感じられる空間
が小劇場演劇でしょうか


で、次回に続きます


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