🌟きらり🌟

ゆきわり荘の紙すき作業

細かくちぎった牛乳パックを
ミキサーでさらに細かくして

はがきサイズの木枠に流し込み

水分を飛ばして紙を作ります

うーん…
よく言えば味がある…ってところですが
妥協はしたくない
もっと質のいい紙にしたいと
日々試行錯誤を続けているところです
しかし、なかなか思うようにいかず
最近行き詰っています

そこで
同じく紙すき作業を行っている
高田の共同作業所希来里に
先日お邪魔して来ました

希来里では、作った紙で
名刺を作成しているとのこと
すごい
ゆきわり荘もぜひパクり…いや
真似させていただきたい
ぜひ技を盗ませていただこう
とぼーぼー燃えながら
見学に臨みました

お忙しいところお邪魔してしまいましたが
「こうやってこうやんべ
　そんでこうすっとこうなっから
　んで、こうそうそうそう」

「こっちもやってみっかよ」

優しく丁寧にご指導いただき
とてもありがたかったです

入り込んだゴミを針で取り除いたり
木枠にくっ付いた少しの紙も
へらを使って落としたり

要所要所、丁寧で驚きました

あまり詳しく紹介してしまうと
機密漏洩になってしまうのでは
と思い、ダメもとで
「ブログに今日の写真
載せてもよろしいですか…？」
とお聞きしたのですが
「あーどうぞどうぞ
　希来里もフェイスブックやってるんで」
快く承諾していただきました

ゆきわり荘の紙すき作業と
重なる部分もありましたが
なるほどと思う部分や
今すぐ取り入れられそうな工程もあって
とても参考になりました

また、別室ではえごまに入ったカスを
地道な手作業で取り除いたり

ほかにも、打ち豆を打ったりと
さまざまな作業が行われていました

えごまのカスを取り除く作業って
細かすぎて、機械では無理なんだそうです

会津美里町在住の方なら
一度はお目にかかったことがあるはずの
こちらの希来里のえごまドレッシング

地道な努力の結晶ですね

紙すき作業の見学を目的に訪問しましたが
やはり他の事業所の見学は勉強になります

パンフレットに載っていた
こちらのロゴマークだって

ゆきわり荘にはありません
いいな～
ゆきわり荘のゆるキャラでも考えようかな
と思いました

紙すきで作った紙は、まだ
名刺作成まではいかないものの
はがきとしてボランティアさんにお配りしたり
文字を印刷してカレンダーの作成を
試みたりしています

今回、希来里を見学させていただいたことで
今よりもっと質を高めていこう
より良い作品を作っていこう
という思いが以前にも増して強まりました
利用者さんにもたくさん参加してもらいながら
これからも試行錯誤を続けて行こうと思います

希来里の皆さま、ありがとうございました

勉強に野球に…

読売新聞
平成31年3月23日に掲載のあった人物とは…

当施設で働いている
「五十嵐竜亮さん」でした
パートで働きたいと
平成30年年明けに応募いただき
2月からお勤めいただいています

高校野球の監督になる夢を持ち
通信制大学にて教員免許取得中
そして、会津農林高校野球部の
コーチを行っているとの事

当施設は、会津農林高校とは
なんと10分かからないところに
位置しています
今も、その当時も、
福祉業界は人手不足
当法人も全くその通りで
特に男性職員は喉から手が出るほど…

しかし、障がい者の支援は初めて
とのことだったので、
まずは施設内を見学いただきました

人懐っこい利用者さん
「どっからきたの？」
「名前なんて言うの？」と質問攻め

五十嵐さんは、嫌な顔せず、穏やかな表情で
また丁寧な受け答えでした

その時に、こんな質問をしてみました

「我々の職種は、サービス業。
そして感情コントロール職と言われています。
思うように動いていただけない
利用者さんもいます。
感情的になる場面もあるかも知れません。
野球を指導する中で
怒りたくなったりすることもあると思いますが
そのあたりはどうですか？」

五十嵐さんは、こう答えました。

「怒る指導は必要ないと思っています。
　怒って上達はありません。」

ここで、五十嵐さんの人間性を感じました

五十嵐さんも見学をし
抵抗はないとのことだったので、
お勤めいただくことになり、
かれこれ1年のお付き合いとなりました

利用者さんへの誠実な対応や、
任された仕事はきちんと遂行し、
周囲の状況をみて行動する姿勢に
助けられています

この1年の間には、レポート提出、
スクーリング、野球の指導など
忙しかったと思いますが
この3月で、無事大学を卒業
そして4月からは、会津農林高校野球部監督に
就任が決まったそうで、
夢に一歩一歩近づいています

そんな若者の応援が出来た法人もちょっと、
嬉しいですよね
次の夢に向かって
頑張って欲しいと思います

利用者さんの中には野球観戦が
大好きな方もいますので
利用者さんと一緒に
応援に行きたいと思います

新年度のご挨拶

平素、ご利用者様、ご家族様の皆様方には
格別のご支援、ご協力を賜り
心より御礼を申し上げます。
昨年度は、ゆきわり荘開設30年の節目を
関係者各位の出席のもと
「ゆきわり荘30周年記念式典」を開催し、
地域から信頼される法人として
更なる飛躍を誓いました。

本年度以降においても、
外部環境の変化に対応しながら
培ってきた経験を生かし、
障がい者の人権を尊重した福祉支援を
地域関係者とともに提供できる法人運営を目指し
取り組んでまいりますので、
なお一層のご支援、ご協力を賜りますよう
宜しくお願い申しあげます。

施設長　長峯正二

✨New✨

この日をどれだけ待ちわびたことか…新しいトイレに座れる日

ゆきわり荘は開所して30年
おめでたいことでもありますが
施設内、ところどころ年季の入っている
部分が目立つようになってきました

少しずつ、少しずつ
改修工事を進めているところです

そして先日、トイレの改修工事が無事
完了しました

自動水洗の手洗い場にシャワー室も完備しています工事中、利用者の皆さんには
ご不便をおかけしましたが…
こんな手すりが必要じゃないかな？
こんな機能があったら便利かも…
〇〇さんにとってはいいけど
△△さんにとってはどうだろう…
皆がみんな使いやすいトイレはどんなトイレか
実際に他の施設の見学もしたりと
話し合いを重ねました

こちらの手前のバーは手を置くと自然と前のめりの姿勢になり
腹圧がかかりやすくなります

また、仕切りをカーテンとしたことでもしもトイレに失敗してしまっても
すぐ隣のシャワー室に移動でき
綺麗さっぱり
洗い流せるようになっています

そしてなんと
工事したのはトイレだけではありません

どこだかお分かりいただけるでしょうか洗濯乾燥室です今までは、生活棟から離れた場所にある
洗濯乾燥室を男女兼用で使っていました

しかし、これからは男女別男性棟と女性棟、それぞれに
洗濯乾燥室を増築しました
生活棟に面しているので
利用者さんのもとへ
すぐに駆け付けることができます

導線がかなりスムーズになりました

利用者の皆さんも
「トイレぴかぴか」
「洗濯物早いね」

嬉しそうに何度もトイレに入る
利用者さんもいました

皆で大切に使っていこうと思います

！聞いてくださーい！

みなさん聞いてください
実は当法人が9月と10月に
4回も新聞に掲載されました

まず、先日ご紹介した
創立30周年記念式典の記事
10月17日の福島民報と

10月24日の福島民友


そして、10月6日の福島民報には
助成金交付決定通知書の贈呈式の記事
（洗濯乾燥室増築工事に伴い、大型洗濯機
　大型乾燥機購入事業に対して助成金を
　いただけることになりました）


そしてそして
9月27日も福島民報の一面に
こんなにでかでかと
「ふくしま健康経営優良事業所」の一つとして
掲載されました

いやはや、嬉しい限りです
日頃の頑張りは
誰かが見てくれているものですね

利用者さん一人ひとりのため
そのご家族のため
働く職員のため

時代の変化に対応するために
その時その時に求められるものは何か
これからも常に
最善の手段を考える法人でありたいです。