「Will the circle be unbroken」の邦題が「永遠の絆」なのはマトを得ていると思え、生命の三位一体は永遠に壊れないと信じられます。
それにはまず、「120の妙なる法」シリーズで最初に挙げた「生産者・分解者・消費者」の三位一体が挙げられ、微生物界では「光合成細菌・酵母・乳酸菌」のシンバイオシス(共生)がこの「永遠の絆」を成しています。
これはマクロ的には「植物・微生物・動物」の三位一体で、生産者と分解者が存在するのは消費者の動物を養うタメとも言えます。
つまり「植物・微生物・動物」の3者は「永遠の絆」で結ばれており、これをネイティブ-アメリカンはメディスン-ウィール(癒しの輪)として崇拝しました。
一方クリスチャンは「神・精霊・人」の三位一体を挙げており、人は動物よりも一段上の神に近い存在としています。
精霊は「肉眼では見えない生き物」を指すので微生物と同義に捉えられ、神は創造主で世界そのモノを指し、人はその世界を新たに創造して行く存在です。
神による命の創造は精霊(微生物)から始まり、人は微生物との共生によって生まれました。
これは全ての動植物にも当てはまり、真核生物は光合成細菌と共生しミトコンドリアとして利用するコトで進化して来ました。
ここで更に踏み込んで、一番原始的な精霊である光合成細菌の中の三位一体を挙げますと、それは「遺伝子・ホルモン・タンパク質」と捉えられます。
ホルモンはメッセージ物質の総称で、エクソソーム(メッセンジャーRNAのセット)やカンナビノイド(CBD)、セロトニンやオキシトシンなどもこれに含まれます。
タンパク質は生体を形作っているモノで、遺伝子はタンパク質を作るようにコードされています。
この両者の関係は持ちつ持たれつで、遺伝子の発現は機能性タンパク質である酵素により、その触媒反応にはウルトラ・トレース・ミネラル(UTM)が深く関わっているコトが解明されて来ました。
UTMとは海水に含まれる80種余りの超微量ミネラルの総称で、生命はそれらのミネラルを全て利用して進化したとされています。
なので「生命の三位一体」は全てこのUTMの上に成り立っているとも言え、それは様々な鉱石の中に眠っています。
この鉱石が微生物の有機酸によって溶かされるコトで(ミネラリゼーション)、「土」が生まれてその上に動植物が繁栄しました。
「土」は数億年もの間に微生物の化石が堆積したモノでもあり、そこでは「水」も生命を生む上で大きな役割を果たしております。
この土の「ミネラル・微生物・水」による三位一体こそが、真の「永遠の絆」と言えそうな気がし、この絆は広い宇宙の中で無数に存在しており、それは永遠に繁栄して行くかとも思えます。
今回は長くなりましたので、ロード秀祥による「三位一体」を取り戻すコトによる癒しは、また次回に物語ろうと思います。