続・班飲み

言えない言葉を心にしまっていたって　いつも黙って
過ちの前に気づいてよ　きっと胸が痛んだでしょう
それなのにどうしてキミはぼくを抱きしめてくれたの
そんな自分が嫌いだ　大嫌いだ

HY　HeyBo






意外と、普通だったょ。
杞憂だったかな。

チャイム鳴らしたら、入ってきてーって言ったのは家主のＹくんで、入って最初にあいさつしてくれたのはあの女の子だった。



むぅ…





女の子とはそこまで絡まなかったけど、雰囲気悪くとかはまったくなく。


やっぱあたし単純だから、相手の出方次第なのかな？？って。



で、Ｙくん。

むしろ絡んでくれたんですよ。

なんかひとつひとつがフラッシュバックみたいに記憶されてる…覚えておきたかったからかもしれないけど。






近い気がしたのはあたしだけかな。

うちらの今までのいろんな時間はなかったように感じたよ。

いや、あってこそのあの空気感なのかな？？


やっぱり何か安心するよ。
幸せな気持ちになれるよ。


さっき空気感、ってことば使ったけど、空気感が似てる気がするんだよね。



なんかやっぱりほっとけないっていうか。

恋愛とはちょっと違ってるかもしれない。



キッチンで洗いものしてた時、きみが何か言いかけた気がしたんだよね。
あの言葉は、聞き間違いだったのかなぁ？？


でも『何時に帰るん？』ってきいてくれたのは、覚えてるよ。うれしかったよ。



帰るとき、きみはみんなと一緒にはいなくて、一人で漫画を読んでいた。

あのまま話しかけにいったら。
どうだったのかな。






でもね、この日、あたしは指輪してたんだ。

守りたいものが2つあるって、おかしいですか…？