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静かな生活 ~コーギー犬とチワワ姉妹~

2013年5月1日、愛猫モモが旅立ちました。今はわんこ3匹と子猫との生活です。思い出や日々の生活を記したいです。

映画「くちづけ」を観て。

2013年10月26日 | 映画
 今日は、部活がないため、午前中に映画を観に行きました。(母のお見舞いは午後からなので)

 以前、テレビで少し話題になった「くちづけ」を観てきました。貫地谷しおり主演で、知的障害をもつ娘とその父親の話でした。
これ以降はネタバレになるので、これから観ようと思われる方は読まないでください。

 知的障害をもつ人たちのためのグループホームが舞台で、そこを経営する家族と従業員や周りの人たちはみんな温かくそれぞれのやり方でホームの人たちを応援しています。そこに漫画家の愛情いっぽんと娘のまこが入ってきて、幸せな日々が続くのですが・・・。父親は末期の肝臓がんになり、余命3ヶ月。入っているホームは経営が成り立たなくなり閉鎖へ・・・。施設に入れてもまこはなじめず、すぐに逃げだし、追い詰められた父親は自分の手で、娘の命を絶ってしまうのです。後を追うように警察病院で父親も病死・・・。

 私は、この映画を観てよかった・・・とは、いえない気持ちです。父親は自分の命が消えるのがわかり追い詰められ、でも、誰にも相談せずあんな行為にでるなんて悲しすぎます。いろいろと書こうと思いましたが無理です。ただ、私の手に、あの感触が残ってしまい、どうしようもない気持ちに押しつぶされそうです。
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「トウキョウ ソナタ」をやっと観る

2009年05月04日 | 映画
 今,観終わりました。以前から観たかった映画でした。
 家族を描いているのですが・・・。父親のリストラから始まって,家族がみんなばらばらになり,いよいよ崩壊しそうになっていくのです。
 で,もうだめだと思ったとき,家族はぼろぼろになりながら家に戻り,一緒に食卓を囲むのです。食べることが救いになっているような気がしました。

 そしてラストは音楽学校の入学試験。息子の弾く「月の光」を聴き,父親は涙します。「月の光」はカット無しで演奏されるのですが,あまりに美しい調べが心にしみいりました。あんなふうに天才が現れたりすることはないとは思いますが,最後のシーンはとてもほっとしました。今までの家族のあり方とはすっかり変わった家族になって一歩進んでいったように感じました。

 小泉今日子の好演が光りました。ぜひよかったら観てください。
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「おくりびと」を観てきました

2009年02月26日 | 映画
 昨日、「おくりびと」をやっと観てきました。前から観たかったのですが、時間がなくて今まで観れなくて・・・。

 しかしアカデミー効果か、前日にネットで時間を調べたらなんと残席あとわずかとなっていました。あわててすぐにネットで予約をいれたのですが、昨日シネコンに行ってみると、すでにその日のすべての回のチケットはソウルドアウトでした。よかったです、予約していて。

 映画は・・・、良かったです。おもしろい場面もあり、私の大好きなチェロの演奏もたっぷりあり、広末涼子の洋服のセンスがよかったし・・・。

 でも、なんといっても良かったのは、死を丁寧に描いていたからです。
最近、いのちの電話のことから「死」についてよく考えるようになったので、特に心に深く入ってきました。

 3年近く前、友人が逝きました。死の前日、やっと病院に会いに行きましたが、闘病生活でやせて見違えるほど小さくなって、その姿を見てつらくてたまりませんでした。でも、納棺されたときの彼女は生きていた頃のように、ふっくらと柔らかく美しくてとてもとてもうれしかったのを鮮明に覚えています。まるで死の時までの苦しみから解放されたような美しさでした。
 まだ高校生のお嬢さんが、美しいお母さんの姿を最期に記憶に残すことができて、よかったとも思いました。
 美しい生前の彼女にしてくれたのは、納棺をしてくれた人たちのおかげでした。もし、あの苦しみの残る顔だったらほんとに送るのがつらかったと思います。

 私は自分の父の最期の顔を思い出そうと思うのですが、どうしても思い出せません。納棺とかはあったかなかったかもわかりません。
 ただ、未だにはっきりと覚えているのは、斎場で父の棺がボイラーの中に入っていき、喪主である私がその点火のスイッチを押したことです。そのときが一番つらい時でした。「おくりびと」の中でも同じような場面がありました。そのときは係のおじいさんがスイッチを押したのですが、私の父の時は遺族が押すように言われました。あのときはっきりと父はもういなくなるんだと感じたんですよね。
 もう何年もたったので、そのつらさも薄らいできましたが、そのときは長いことその気持ちを引きずっていたように覚えています。

 私は少し前までは死んだら「無」になると思っていました。
でも、今はちょっと違います。死の扉を開けて次のステージに進んでいくんだと感じています。
 気持ちよく次のステージに送り出してあげたい。そして、送ってもらいたい。
 そう考えると今をもっと大切に丁寧に生きたい思えます。

 多くの人にぜひ観てもらい映画です。
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「誰も守ってくれない」、「手紙」

2009年01月18日 | 映画
 もうすぐ「誰も守ってくれない」が公開になります。是非観に行きたいと思っています。

 先日、テレビで「手紙」を観ました。それまで、何度がレンタルしてきていたのですが、内容が内容だけに、なかなか観る気持ちになれなくてそのまま返していました。
 テレビで何気なく観たのですが、思っていた感じとは違っていて、心に響くものがありました。主人公の兄は、弟の進学費用がほしくて強盗に入り、その家の女性を殺してしまうのです。もちろん兄は刑務所に入り、弟は犯罪加害者の家族となるのです。
 それからの弟の生活は一変するのです。本人は努力して学校を出て就職するのですが、どこに行っても差別されてしまうのです。本人は何にも悪いことはしてない、誠実に毎日を必死で生きているのに・・・。そういえばドラマ「イノセントラブ」の主人公も殺人犯の兄のことで差別され引っ越しや転職をさせられてしまうのです。

 ニュースでみたのですが、仮釈放のした人たちの更正施設を自分たちの地域に建てられることをものすごい反対しているのを観ました。また逆にとても応援してボランティアに参加している人たちがいるところも観ました。

 これらを見て、私はいつも感じるのですが、誰だって被害者にもなるし加害者にもなる可能性があると。また被害者の家族や加害者の家族になることももちろんあると思います。
 いや、私は殺人や強盗なんてしないと言われる方がほとんどでしょうが、交通事故の加害者になることは私だって十分考えられることです。それも犯罪者です。

 犯罪被害者の方たちの人権やプライバシーは十分に守られないといけないと思います。でも、犯罪加害者の家族、特に子どもや兄弟は差別されるべきではないと思います。加害者の親はずいぶん責任を感じ、謝罪される場合も多いですが、中には自殺されたかたもあります。そこまで追い詰めていいのでしょうか?いや、親の育て方が悪かったからそうなったと言われたらそうでしょう。でも、だれも自分の子どもを犯罪者にするために育てているでしょうか?犯罪加害者の家族がすべてを失ってその地を追われ、息を潜めて生きていっているのが当たり前とは思えません。

 犯罪加害者の家族がすることは、被害者の家族への謝罪と、いつか戻ってくる加害者を迎えて、そして支えていくことではないでしょうか?出所した家族に、「もう家には帰ってくるな」と言うのではなく、更正できるように必死で応援していくのが再犯を防ぐのではないでしょうか?

 「手紙」の中で、主人公の会社の社長さんが、「差別をされるのは当たり前だ、でも、君には信じて支えてくれる人がいるだろう。これからはそういうつながりを作っていきなさい」というような事を話していました。正確には書けないのですが、きっと、あきらめずに人と人との絆を大切にしていけば、必ずその気持ちに人はこたえてくれるという意味だと私は思っています。

 「誰も守ってくれない」はどのように描いているのでしょうか?
コメント (4)
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「母べえ」を観ました

2009年01月18日 | 映画
 今日は先週借りたけど、観る気になれなかった映画をやっと観ることができました。映画を落ち着いて観れなかったんですよね。

 「母べえ」は、戦争前の特高に父親が連れて行かれるという恐ろしい内容が描かれていますが、この映画には、人間の温かさがたくさんたくさん描かれています。登場人物はみんな、吉永小百合が演じる母べえを大切に思い、愛しています。

 その母べえは貧しく大変な生活の中でも、自分の夫を愛し、自分の考えを大切にし、毎日を丁寧に細やかに生きていっています。その姿に多くの人は、あこがれと強さを感じるのではないでしょうか?

 不器用な温かい人たちが、あの戦争の中で、明るく生き、互いを思いやりながら生きていく姿を、映画は淡々と描いています。こういう映画は見終わった後、温かいものが心の奥深くに流れ込んできます。

 母べえの最期の時、照べえが「死んだら、父べえや山崎さん、ちゃこちゃんに会えるね」と言ったとき、母べえが「死んでなんか会いたくない、生きて会いたかった」と最期に言い残します。この言葉は、ほんとに生きていてほしかった、生きて帰ってきてまたいっしょに暮らしたかったという母べえの気持ちが表現されていました。
 それと同時に「戦争はなんて愚かで大切な人の命を奪ってしまうものだ」と言いたかったようにも感じました。

 とてもいい映画を観れて、私はうれしかったです。

 慎ましく、そして丁寧に生きることの大切を再確認しました。
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「ハッピーフライト」を観ました

2008年12月04日 | 映画
 今日は映画を観てきました。もちろん目的は映画ではなく、旦那の病院に同行したからです。

 映画の感想を書く前に一つお知らせが・・・。
今月の19日に旦那が手術を受けます。それも県外の大学病院なので、今日が手術前の検査や診察があったので、いっしょに行ってきました。その病院は旦那が前回も手術したところだし、私自身もそこに長期入院をしていたので、なじみのある病院です。でも、病気の時のことなのであまりよく覚えていなくて、当てにならないです。耳の手術なので、命に別状はないのですが、6時間以上かかる長い手術になるそうです。退院は年末になるようです。これで耳が少しでもよく聞こえるようになって、めまいが収まったらいいのですが。

 で、「ハッピーフライト」です。
 この映画はもうほんとに楽しめました。ホノルル行きの便のことだけしか描かれてないのに、だんだん引き込まれました。
 航空界のいろいろな常識やおきまりがふんだんに盛り込まれていて、それを知るだけでもよかったです。
 綾瀬はるかが主役ではなく、飛行機を飛ばすために必要な人たちみんなが主人公でした。しかし、機長の仕事はあまりにも責任が重いなと感じました。そして飛行機はやっぱり苦手です。3時間以上は乗れそうにないです・・・。
コメント (2)
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