昔懐かしい邦画の香りがする映画でした。
ちょっと暗いっていうか・・・。
主人公はお坊さんです。元ロックミュージシャンでお酒好き。
躁鬱病を患って入院後、父親の勧めで仏門に入り
福島の禅寺で修行中の身なの。
そんな主人公が耳鳴り(ノイズ)に悩まされるようになり
それを消すには音楽が必要と気づいて
またライブをする・・ってお話です。
とにかく主人公のスネオヘヤーがキモくて・・。
でも周りがイイ人ばかりで、良かったよぉ~としみじみ思います。
なんとな~く察しはつくものの、コレってと思うことが
話が進むにつれ、なるほどねぇ~とスッキリしていくのも面白いです。
(主人公の飲んでいる薬や、お寺の住職と本庄まなみの関係とかね。)
タイプは違うけど、とっても優しい女性2人が素敵ですよ。
主人公の奥さん役のともさかりえ、そして本上まなみ。
私には、絶対むりだわぁ・・と思うことも、すんなりと受け止めていく様は
気持ちが良いです。
アブラクサスという言葉ですが・・善も悪もひっくるめた神の名前です。
スネオヘヤーとともさかりえの2人が、交互にこの言葉を言い合うシーン
かなり変だけどニヤッとしますよ。
あと、2人の息子役の子供、ビックリするくらい自然体でスゴイぞ
って思っていたら
ナント!撮影地でのオーディションで選ばれた素人さんだったの。
なかなかイケてます。
アブラクサスの祭星は~
2つです
PS:スネオヘアーのダルダルした身体がちょっとねぇ・・って感じですが
(ライブで盛り上がってくると、脱ぐクセがある役です。)
考えてみると、矢沢永吉や氷室京介とか、絶対密かに努力してるよね。
2人とも生涯ロッカー腰まわり&腹まわりにぜい肉はナイぜっ
って感じだもん。ホント尊敬します。