同性愛者な私の日常を綴るブログです。閲覧は自由ですが、誹謗中傷等、マナー違反な行為だけは断固お断り致します。

来た来た!

2010年02月18日 22時10分09秒 | 活動日記
yukaです。
私の住んでいる市から、先日の提言に対する返信が来ました
もう住んでる地域ばれてもいいや。















やるじゃん、大野城!!


まずは私が送った意見から。

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はじめまして、yukaといいます。
突然ですが、私はレズビアンの20代会社員です。
レズビアンということもあり、今回は本名を伏せて投稿させていただきます。

さて、私は大野城市が大好きなのですが、一つ、とても残念なことがあります。
単刀直入にお話しします。
なぜ、セクシュアルマイノリティの人権に関する政策や取り組みが見当たらないのでしょうか。
市のHPで「同性愛」「セクシュアルマイノリティ」などの言葉を検索させていただきましたが、一切ヒットするものがありませんでした。
非常に残念です。
ぜひ、大野城市でこの人権問題と正面から向き合っていただけないでしょうか。

このようにお話しますと、きっと「もっと他に取り上げなければならない問題がある」と思われるかもしれません。
しかし、私たちセクシュアルマイノリティ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー等)はみなさんが考えているよりはるかに多く存在します。
日本では少なく見積もっても(0.3%ではなく)3%程度のセクシュアルマイノリティが存在しているといわれています。
ただ、世間の目が怖くて周りの人にカミングアウトできない人がたくさんいます。
私たちは、カミングアウトしないとその存在にすら気付いてもらえません。
ほとんどの人から、めったにいない、テレビの中にしか存在しない人たちだと思われているのが現状です。
裏を返せば、自ら積極的に同じような仲間の集まる場所へ出向かない限り、たった一人で悩み苦しみます。
私たちマイノリティの間でかつて行われた調査によれば、60%以上が自殺を考えたことがあり、15%以上が実際に自殺未遂を起こしています。
あくまでもこれは「生きている人」による調査なので、「自殺を遂げた人」の存在を考えれば、マイノリティが見えない存在であることの問題は明らかではないでしょうか。
学校を考えてみてください。
「ホモ」「おかま」「レズ」などといった言葉が日常茶飯事であるかのように飛び交い、教師もその発言に注意を促すどころか、笑いながら自ら進んでその会話に入っていく…。
自分ひとりで悩む当事者である子どもがこのような場面を見たら、どう思うでしょう。
自分を否定して苦しんだ人たちはたくさんいます。
私も同じように悩み苦しんできました。
本当に、一人で悩む子どもにとっては、命にかかわる問題なんです。

まだまだお話したいことはたくさんありますが、あまり長くなってもいけませんので、このあたりで一度ご意見をお伺いしたいと思います。
ぜひ、まだ日本中でも大きく取り上げる自治体が少ない中、この大野城市が先駆けとなってこの問題に取り組んでいただけないでしょうか。
島根県や松山市の条例は全国に先駆けて「性的指向による差別」の禁止を明文化しました。
大野城市でも、条例の制定・改正までは道のりが長くても、何かしらの目に見える取り組みをしていただければと思います。
ぜひ一度、お考えをお伺いできればと思いますので、ご返信よろしくお願いいたします。

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と、まぁ、何の構成も考えず、ただただ思いだけに任せて意見を書いてしまいました
でも、考えつくされた文より、人って思い溢れる文に動かされたりするもんね



では、以下がその返信内容です。

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 お問い合わせいただきました件について次のとおり回答します。
 現在、大野城市では、人権に関するさまざまな啓発活動や相談機関の充実、支援等に取り組んでいます。
 今回、ご意見、ご質問がありました「セクシュアルマイノリティ」の人権については、現在策定中の大野城市人権教育・啓発基本指針において、「性同一性障がい及び多様な性的指向の人々の人権」という項目を掲げ、これからの大野城市における取り組みの方向性を示したところです。
 また、市内全世帯・事業所に配布しております人権・同和問題啓発冊子「みんなのしあわせのために」の平成22年版(平成22年3月発行予定)においては、「多様な性的指向の人々に関する人権問題」についても取り上げ、人権意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。
 9月から3月まで(12月を除く)毎月1回開催している「人権をまなぶ講座」では、同和問題をはじめ高齢者や子ども、女性の人権などさまざまなテーマを取り上げておりますが、今後は「性同一性障がい及び多様な性的指向」についてもテーマとして取り上げ、啓発を行っていく必要があると考えているところです。
 今後ともさまざまな人権課題の解決に向け、啓発推進に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。
 貴重なご意見ありがとうございました。

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なるほど、なるほど。
今まで同性愛者って「おまけ」的な存在だったけど、ちゃんとスポットライトを当ててもらえるらしい。
とりあえず、次の広報が楽しみだなぁー
それに、啓発の基本指針に掲げる以上、条例化はしなければならないでしょう
これは今後が楽しみですね♪
まずは期待して静観してみたいと思います。

変えようと努力すれば、社会は変わる

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かいと)
2010-02-18 22:29:13
<yukaさん
おーーすごいなあ!!!
やるな!!大野城市!!
変わろうとしているな、日本は!!

行動することは、大切なことだね!!
これからもがんばってこーー!!
返信する
Unknown (まあ)
2010-02-19 00:30:01
「ゲイリーマンのカミングアウト的思考」様から飛ばせて頂きました。

ブログを読ませて頂きましたが
すごく尊敬してしまいました

自分の意見を文字にして伝えられるなんて素晴らしいです
これからは公共団体もマイノリティの部分に取り組んでいく時代ですね。

いきなりのコメント失礼しました
返信する
Unknown (こっこ)
2010-02-19 08:26:16
お近くに住んでらっしゃる事に驚きました。
大野城市や春日市は人権問題等に特に取り組みが行なわれている印象があります。
私が大野城に住んでいたからでしょうか;

yukaさんが出してくださるお手紙にはとても気持ちが込められてますし、今後活動していこうと思ってますのでとても参考になりました。

少しずつですが、前進が目に見えるようになっていくことが嬉しいですね。
返信する
前進♪ (yuka)
2010-02-19 23:29:51
☆かいと君☆
やっぱり誰かが変えようと動いていかないと、変わるものも変わらないよね!
これから一緒に頑張ろう!!

★まあさん★
エディさんのところからいらっしゃったんですね!
正直、私もエディさんや尾辻さんの頑張る姿に感化されて自分も頑張らないと!って思うようになったんです。
彼らに比べたら、私の一歩なんてまだまだですよ
でも、エディさんがしっかりと意見を松山市に伝えることで、ちゃんと行政が動いているのを見て、何もしないより一歩でも何か前進することに意味があると思えたんです。
相手に見えない存在だったら、見えるようにすればいいと思ったんです
遠慮なく、今後もどしどしコメントください♪

☆こっこさん☆
こっこさんも近いところにお住まいなんですね!
あ、そうか、隣ですよね!
確かに、大野城では人権のパンフレットも定期的に発刊していて、力を入れているように感じます。
今までは同和問題と女性差別問題が軸だったように思われますが、市の回答を読む限りでは、今後の取り組みにぜひとも注目したいですね
せっかく近くに住んでるんですから、いつか一緒に活動しましょう
返信する
過去ブログを少しずつ読ませていただいています。 (♀さくら)
2010-04-06 17:20:43
あんまりコメントするのも迷惑ではないかと想い、ひっそりと読ませていただいているのですがこればかりはコメントせずにはいられませんでした!笑

yukaさんの行動力、すばらしいです!私もセクシュアルマイノリティに向けての活動を最近考え始めました。その上で地域や県内の人権啓発等の講演会には参加するようになりましたw

その講演会時に、私の住む市の人権冊子があったのですがやはりセクマイに関する表記は他の分野に比べてほんの少しでした。そのときはとりあえずアンケートに「セクマイの取り組みないんですか?」の一言だけそっと付け足したのですが・・・。これからは市のHPなどの意見版に書いていきたいと思います☆

一人の力は小さいですけど、それが一歩になりますもんね♪私も自分にできることから一歩ずつがんばりたいと思います^^!元気のもらえるブログ記事をありがとうございました☆
返信する
冊子 (yuka)
2010-04-06 20:42:51
☆♀さくらさん☆
いやー、コメント大歓迎ですよ
ぜひ私たちの結婚式の記事も読んでみてください♪

私は先走って行動してしまうところがあるので。。。
いいのか悪いのか。。。
でも、実はまだ冊子が配られてなくって。
ちょっと気になるから市役所までGETしに行こうかと思ってます。

これから頑張って活動していきましょう
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