同性愛者な私の日常を綴るブログです。閲覧は自由ですが、誹謗中傷等、マナー違反な行為だけは断固お断り致します。

カミングアウトを振り返って。

2009年10月13日 19時59分01秒 | 恋愛
今回、本当にいい経験をさせていただいた。
カミングアウトすることを悩み、今日にいたるまでさまざまな思いが駆け巡った。

この4月に入ってからというもの、妻が仕事に疲れ切っていた。
ゆ「一緒にくらしたい。」
と、仕事のストレスも加わり、さみしさのあまり泣くこともあった。
「いつか一緒にくらしたいねえ。」
と、いうものの、「いつか」っていつだろうか・・・。
そんなやり取りをしていた。

そして、実行に移したのは、
9月に僕が転勤になったことにはじまる。
「キリがいいから、この仕事が終わったら、福岡にいこうかな。」
と、思ったのだ。

しかしながら、そのためにはカミングアウトするしかなかった。
僕はなやんだ。本当になやんだ。
か「カミングアウトできんから、もうすこし別々にくらすか?」
ゆ「伸ばしたって、意味ないよ。のばしても、よりやめにくくなるだけだもん。」
と、妻にも言われた。

悩んだ挙句、カミングアウトして事情を説明することにした。
数日間はなやんだが、決心してからは、それに突き進むだけだった。
決心してからというものの、「仕事を辞める」という目的以上に、「カミングアウト」することに重きを感じるようになっていき。
まあ、「仕事やめれなくてもいいか。それでも、カミングアウトしたことを後悔せん。」そんな気持ちでした。

カミングアウトに関して、多くの方々に、ご意見いただきました。
ビアンの方はもちろん、ノンケの方々にも。
カミングアウト賛成のかたも、反対の方もいました。
でも、どの意見も僕たちを思う真剣なご意見でした。

僕がカミングアウトを選択した理由。
1、嘘はつけない性格である
2、失職してもどうにか職につける自信があった
3、僕という人間の良さを理解してもらえている自信があった。

以上です。
前々から思っていたことだけども、
僕はビアンだが、それは僕の一部であるということ。
ビアンだからウンヌンという前に、
僕のもっといいところ「穏やかである、やさしい、仕事に対して真面目などなど」を評価してくれているとおもったから。
ビアンは個性だってよくいうけど、 ぼくのなかで「個性」という表現も違うんだよね。
そんな、立派な誇張されるものじゃない、「性格の一部」でいいじゃないのかな?


今回僕はカミングアウトしてよい方向にいったけれども、
けして僕はカミングアウトを推奨しているわけでない。
カミングアウトするか、しないかは、個人の自由だし、個人が決めるべきだとおもう。
ただ、僕は妻ともっと自由な明るい未来にするために、カミングアウトした。

これから、僕は妻と、ビアンの啓蒙活動をやっていきたいと思う。
僕は、妻というパートナーを得た。
次は妻との安定した生活を得たいとおもう。
社会保障、人権、家族としての権利などなど、もっと安心して生活していきたいと思う。
だから、妻と一緒に活動していきたいのだ。


「一生、守っていく」と決めたのだから、それに向かって進んでいきたいと思う。

妻は僕にとって大切な人。なのです。