いりりんの育児映画人生

映画が好きです!子供育ててます!14歳と8歳の姉妹にメロメロの毎日です~♪

「愛の流刑地」豊悦は良いけれど~1600円~

2007年01月22日 | 映画 MOVIE LIFE
今年公開の一番の話題作(?)愛の流刑地、略してアイルケ、
・・・・って「の、いち」の3文字しか略してないじゃん!

実は元々私はこういうベッドシーンの多い映画が苦手。
どうしても居心地が悪くなってしまうので。
今回も冒頭からベッドシーンだったのは
正直げっそりという感じでしたが、
すぐに寺島しのぶが死んでくれたのである意味ホッ(苦笑)。
さて、小説では2人の出会いから時系列を追っていたというものを
殺人から入ったこの映画、
映画としては良い脚本になっていたと思います。
ただちょっと裁判シーンが多すぎる気も。
裁判シーン多いと、その経過より
「結局何年の刑?」という方に気持ちが流れてしまうので。

さて全体的に確かにベッドシーンは多いけれど
内容的にはかなり純愛ものでした。
それがかなり身勝手なものだとしても。
この、物語の精神的な部分については
若い人からお年寄りまですごく理解出来る物語でした。
ただ2人とも「私たちは愛し合っていた」と思ってるあたり
「ああ、あなたたちは幸せでいいねえ、ふ~ん」と
すっごく絵空事に見えてしまうのだけど
やたらと綺麗な空のカットとか見ても
これは初戦は絵空事なの、と納得させられました。
まあ失楽園以上に「ありえない」行く末だしね。

それをさておき、
なんといってもやはり豊悦はこういう役が良く似合う!
日本沈没を阻止したり
フラガールをかばっている時間があったら
やっぱり人妻をたぶらかしていて欲しいと思うのは私だけ?
「青い鳥」が懐かしいわあ。
いや~この「たぶらかす」という単語自体
今頃は全然聞かないので
「良く言った!」という気持ちでいっぱいです。
対する寺島しのぶ、すごく良い役者さんだとは思うのですが
「東京タワー」の時にも特に綺麗と思えなかったので
(勿論実物を見たらすごく綺麗なんでしょうけどね)
今回も何故、豊悦が出会ったその時から
心を奪われるのかがちょっと理解出来ない。
しかも胸の開いた黒い服はともかく
社交ダンスでも踊るような白いワンピは無理が・・・。
お母さん!その白いワンピを着る時点でおかしいと思ってよ!
そう、お母さん!
寺島しのぶのお母さん役がなんと富司純子で
これには恐れ入りました。
2人の顔が前後に並んで見えるカットでは
やはり親子だわ~と思わずにはいられない。
監督曰く「間の取り方など驚くほど似てる」
こういう所を上手く取り入れちゃった所は
ずるいと思わずに上手いと思いました。
まあ寺島しのぶについては色々思う所もありますが、
「失楽園」の黒木瞳みたく綺麗すぎても
現実離れしてしまうから
ある意味、現実味があって良いのかもしれません。

そんなわけでキャスティングがすごく良い映画でしたが、
ただ1人の良く分からない役が長谷川京子。
この人は何なの?
知性的に見せたいのか
お色気を見せたいのか良く分かりません。
検事の過去とダブる所はやはり脚本が良く出来ているけれど
別に長谷川京子がやたらと
女の色気をふりまかなければならない意味が分かりません。
誰かこの謎を解いて下さい。

はまる人はすごくはまるかもですが
私はちょっと辛目で1000円です。
多分、パートしてなきゃお金払っては見ないです。
でも、パンフは買っちゃった。600円でも納得の出来だもん。
計1600円。


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2 コメント

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青い鳥 (ぼんぼんママ)
2007-01-29 22:59:40
なつかし~~。見てました!

あれはよかったですよね~。かなりせつなかったけど・・・鈴木杏ちゃんがかわいくて・・・。

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ぼんぼんママさんへ♪ (いりりん)
2007-02-01 12:32:06
やっぱり~~?
私もこの頃は鈴木杏ちゃんにかなり入れ込んでました。
この時代の豊悦といえば「青い鳥」よりは
「愛していると言ってくれ」なんでしょうけど、
私の中では「青い鳥」は印象深かったです。
でも、ママと結ばれなかったから娘と、ってラストは
ちょっと不満ありでした。ぷんぷん。
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