「ブレイブ ワン」リメイクじゃなかった（笑）～2300円～

あらすじを読んでびっくり。
「狼よさらば」（74年チャールズ・ブロンソン主演）じゃん！
何故、何故ジョディ・フォスターこんなリメイクもどきに？
　↑だったら見るな？
それがおっとどっこいとても内面を深く描いた秀作でした。
（いえ、狼よさらばが内面を描いてないというわけじゃなく）

決定的に違うのは、親しい人を殺されただけでなく
自分自身も心身共にひどい傷を負うところ。
ひどい目に遭って外出恐怖症になるあたりから
銃を手にせずにはいられなくなり、
やむをえず（にしては射撃が上手い）最初の殺人、
とても分かりやすく、同感しやすい。
主人公が女性ってのも確かに盲点だった。
主人公の職業ラジオのパーソナリティっていうのも
個人的に親近感が湧くし（笑）、よく生かされていて良かった。
それにしてもジョディ・フォスターって年齢不詳・・・。
芸歴が長いからもう５０くらい？と思いきや
まだ４５でした。めっちゃ綺麗な裸だし。

良い人代表の警察官との知り合い方や親しくなり方も自然で○。
久々にアクション系でない黒人が良い役やってたという印象。
ラストはねえ、思わず苦笑するくらい甘いんですが、
私的には納得の爽やかさ。
特にラストシーンの犬がたまりません。泣いたね。

NYが舞台というのは狼よさらばと同じなのですが、
あの時代のNYはまだそんなに首都に近い感じがなく
とても危険な街ということで
そういう題材に合っていたのでしょうけれど、
街自体のステイタスも変わったし、
何より私自身が一度旅行で行ったことがあるせいで
「東京に似ている」身近な都市としてみるようになったせいで
舞台としての意義も変わったような印象があります。
でも「世界一安全な街」・・・って、日本にはかなわないでしょ。（笑）

深く考えても考えなくても楽しめる作品でした。
意外に高い評価で、1600円！
パンフ・・・内容は良いんだけどさ、
最近ワーナー映画の好きなこの横長、どうにかなんないの？700円。
計2300円！