唯我独尊ブログ

富良野 唯我独尊のマスター・独鱒の日記

小野州一最期の秀作

2019年01月29日 | 日記

イランカラプテ
私がこの歳になり、師と仰ぐ方は数人いらっしゃる。
小野州一氏は2000年4月に亡くなられた親父であり(失礼)、師であった。
今もそうである。
「芸術は人に学ぶものではない。」と
大学講師をされていた時から、言われていたらしい。
パリは絵描きの心や本来の人間の持つ特質を引き出されるのか? 何物かに操られる様に、彩度が上がり、スピードと不安定なバランスを感じる。
近頃、病院や店で、氏の絵を見る機会があるのは有り難い。
パリ、内地、そして生まれ故郷の北海道。 生きる場は、自然と心と人により、変わるものだ。
パリの街を描いた、厚塗りの明るい街並み、
最期の作品となった丘の風景。
どこか似た共通性とモダンなそれは、都会にも、田舎にも、あう。
絵洒落で、渋い声、今でも、貴方に会える。
富良野生涯学習センター(山部)展示中。