yoyo独り言

日常の思いつくままを、
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ヘルパー不要?

2006年06月26日 | 仕事の話
事務所に 介護保険でヘルパー派遣を受けられている高齢者のお嫁さんから ヘルパー中止の電話がありました。 3年程前に ご主人が亡くなり、昨年春に 上がりかまちで足を踏み外し骨折。退院後から週2回ヘルパー訪問を受けている 88歳の 老婦人です。同じ敷地内(別棟)に息子夫婦も 住んでいるのですが、嫁姑の確執もあり、ヘルパー依頼となりました(入浴介護と家事援助です)。 とてもしっかりした方で 前向きに取り組まれ この一年で 随分回復、シルバーカーを引きながら お散歩、買い物、庭掃除まで出来るようになりました。 お昼は 老人食の宅配、夜はその残りと手料理で食べられます。 お話好きで ヘルパーの来訪を楽しみにしていられます。 勿論歳相応の衰えもあり、物忘れ、同じお話を何度もされますが ヘルパーはニコニコと受け答え、褒めて褒めて励まします。(これは身内では出来ないことです。) 
お嫁さんの言い分は 「随分回復 元気になり、散歩や庭仕事もしているのに ヘルパーさんに来てもらっては 世間体が悪い。自立して出来るから」との事。
思わず考えてしまいました。 戦中、戦後を体験された働き者の高齢者に 一日じっとテレビの前で過ごすようにいうのは 酷です。現役で何かの役に立っていると思われたい という願いを持っていられる方が大半だと思います。
お嫁さんにすれば 元気になられたのだし 何かあれば 自分達に頼って欲しい、嫁が傍にいるのに ヘルパーに任せてと ご近所の目が恐い と言うところでしょうか?  ヘルパーと楽しそうにしているのも 割り切れない気持かも知れません。  ヘルパーは訪問時だけのことです。それでお姑さんが機嫌よくしていれば 良しとして、自分も楽しみを見つけられると良いのですけど。 
何度か話し合い、確執(これは 今までの流れがありますから どうにもなりませんが・・)を乗り越え それぞれが自分で納得されて 結論を出していける様な雰囲気つくりをしていければと 思いますが・・ 難しいですね。
私も 母には なかなか笑顔で接することが 出来ませんでした。 つい批判的な強い口調になったこともしばしばです。 母娘でもそうなのですから 嫁姑では 感情の入り乱れる場面も 多いことでしょう。 だからこそ 社会資源を活用すれば 良いように思いますが まだまだ受け入れがたいところもあるのかもしれませんね。