初めて、我が家に「金魚」がやって来た思い出”
ある夏の日が落ちる頃、姉の ”縁日に行こう”
家を出て、私の歩行では疲れが出る位、歩いた…
細い路地に入り込んで、忘れられない光景”
家の外に置かれた椅子に、
黒いレースの付いた”スリップ姿の女の人”
迎側の椅子の人も肌がいっぱい出ている服だ~
大きな声で話してる、団扇をパタパタ!
点いたり、消えたり、赤い電気が路地を照らす…
つないでいる姉の手に力が入り、速足になる”
通り抜けた所に神社があり、子供や大人で賑わっていた
「カルメラ」「綿菓子」見るのも食べるのも初めてだー
作っている人は絶えず片方の足で何か踏んで動かしている、
金魚すくいも初めての私は直ぐに紙が破けてしまった…
姉は2匹位すくい、ビニール袋から家の洗面器に入った
ガラスのま~るい鉢で泳ぐ金魚を眺める ”夏休みの日記”
昭和33年まで在った「私娼街」の路地だった事
「永井荷風」の小説「玉ノ井」などに描かれていた路地
(亡10歳上のNO2オット君が詳しく教えてくれた)
「玉ノ井駅」が平成には「東向島駅」に改名されている
私は”名残”の様な風情を偶然にも遭遇して
子供の記憶に残っていたのやら・・・
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