訪問看護ステーションジョジョ(株式会社THS&EK)のご案内

ジョジョは医療ニーズの高い人の訪問看護、療養通所(デイ)老人ホームをしています

故郷が消えていく寂しさ

2018-09-25 08:00:52 | 訪問看護
母の3回忌で


親が亡くなると
尋ねる事が少なくなり・・・それだけでも故郷が少しずつ消えて行く


私は田舎の山間部に生まれた
子供のころは、それでも
子供が20人近くいて、賑やかだったし

子供のころ芸能人が泊りに来た旅館もあったし
スキー場もあってかなり賑やかだった
旅館のお風呂は怪我に効くと言って意外と有名だったので
ケガをしたら水を分けてもらいに来る人も多かった
けれど
廃墟になっていた

昔の冬至湯っていうのかな
山1つ超えたところに3軒の旅館があった
そことつなごうと大きな道も作られた
だけど・・・だからかな
1ヶ所は、大きなレジャーランドにして・・・潰れてしまい廃墟になり
実家に近い芸能人が泊りに来た旅館も最近また潰れてしまい廃墟になっていた
大きな道はアスファルトされているのだが
誰も通らない・・・クマの道

住む人も少なくなり訪れる人は、もちろん少なく
動物だけが増えてきた
子供のころは、猿や鹿などは出なかった
クマが何年かに1回ぐらいだったけど

いつの間にか
猿や鹿、イノシシ、クマは日常的に出てくるようになり
畑では何も作れなくなってしまった
子供のころ上って取った柿の木もクマが来るからと
切り倒され故郷の面影は何もない
それこそ生産性の無い荒れた土地になった


実家は山だから仕方がないけれど
町と山間の間の里村も過疎が進んだ
動物が来るから果物の木には高い垣とネットが張られ
里村もいつまで続くんかなと・・・思う


子供が少ないと言われているが
田舎では大人も少ない
子供は・・・もっと少なくなって
とうとう小学校も統合された


私が通っていた小学校が無くなった
私は31人同級生がいたけど
上の学年はもっといたよね
まあ私もだけど・・・みんな出て行っているから・・・

木造から鉄筋になった時も寂しさがあったけれど
小学校が無くなった
それを聞いて・・・一挙に故郷が消えていく寂しさを感じた